「会社や、一緒に働く人が大好き。」株式会社ウェディングアベニュー・園田さんの“今の職場”で頑張る理由

自分の会社のことを話していて、思わず涙がこぼれる。そんな社会人に、あなたは出会ったことがありますか?

仕事にモヤモヤしながら、ここで頑張り続けていいのかな」と胸の中だけでため息をついている20代の方も多いのではないでしょうか。

未経験でウェディング業界に飛び込み、今は集客や新店舗立ち上げ、ホームページ制作まで担っているのが、株式会社ウェディングアベニューの園田玲華さんです。

「働くとは、大人が遊ぶこと」と語る園田さんに、今の職場で一歩前に進むヒントを伺いました。

お話を伺った人

株式会社ウェディングアベニュー

園田 玲華

自身が出版した一冊の本をきっかけに現職の代表と出会い、未経験からウェディング業界へ。現在はウェディングフォトスタジオの集客を中心に、新店舗の立ち上げやホームページの制作・管理、キャンペーンやプラン・衣装などの企画にも幅広く携わっている。

目次

未経験からウェディング業界へ。一本の本がつないだご縁

編集部

園田さんは、もともとはウェディング業界志望ではなかったそうですね。

園田さん

そうなんです。ブライダル業界に入るとは全く想像してなかったです。

編集部

そこから、どういうきっかけで今のお仕事につながったのでしょうか?

園田さん

昔、自分で一冊だけ本を出したことがあって。その本がきっかけで、今の会社の代表とご縁をいただきました。代表とは15年以上の付き合いになりますが、一言で言うと本当に愛のある方で、また趣味はビジネスというほどに(笑)仕事が大好きで、仕事への熱意や取り組む姿勢など全てにおいて影響を受けました。そんな代表から、最初は「結婚式場のアルバイトをしてみない?」と声をかけてもらったところからのスタートです。

編集部

いきなり正社員ではなく、まずはアルバイトからだったのですね。

園田さん

はい。最初はアルバイトで現場の手伝いをしていました。そのうち、「パンフレットを作るのを手伝ってほしい」と言ってもらえるようになって。

編集部

デザインの経験があったんですか?

園田さん

塾で働いていたときに、保護者の方向けのお便りを作っていたんです。簡単なものですけど、イラストレーターを少し触っていて。その程度なんですが、「ちょっとできるならやってみる?」と言ってもらえて。

編集部

塾のお便りづくりが、まさか結婚式場のパンフレットづくりにつながるとは…予想外ですね。

園田さん

本当にそうですね。当時の式場には、プランナーはいてもパンフレットを作れるスタッフがいなくて。そんな経験がきっかけで、代表の近くで仕事をさせてもらえるようになりました。

編集部

最初から「ウェディングがやりたい」と狙っていたわけではなく、ご縁に導かれるようなキャリアだったということですね。

園田さん

はい。私のキャリアは、本当に人とのご縁でしかないです。今の会社の代表をつないでくれた先輩からのご縁、その後一冊の本がきっかけで更に繋がることができました。これまでずっとみんなに助けられてここまで来られた感覚があります。

結婚式場の裏側で知った、仲間と働くことの楽しさ

編集部

未経験で業界に入ると、慣れない仕事や人間関係でつまずく方も多い印象があります。園田さんの最初に感じた印象は「つらい」でしたか?それとも「楽しい」でしたか?

園田さん

毎日が楽しい、ですね。嫌だなと思った日は、ほとんどないです。

編集部

それはすごいです。ちなみに、最初はどんな仕事をされていたのでしょう?

園田さん

最初は結婚式場での裏方の仕事が多かったです。料理を運んだり、二次会に向けて会場を切り替えたり。かなり体育会系で、体力勝負な面もありましたが、今だに当時のメンバーで爆笑話で盛り上げるほど私にとってはいい思い出です。

編集部

いわゆるキラキラした表側ではなく、裏方からのスタートだったのですね。

園田さん

そうですね。でも、その裏側だからこそ、仲間と一緒に動く楽しさを感じられました。プランナーのサポートをして、みんなで一つの式をつくる感じがすごく好きで。何もわからない私でも受け入れてくれて、一緒に汗をかいてくれた仲間には、今も感謝しています。

編集部

大変さより、仲間への感謝や、その仲間と一緒に働く楽しさのほうが勝っていたのですね。

園田さん

そうだと思います。現場は本当に忙しいですが、「お疲れさま」と声をかけ合えたり、「ここ、お願いしていい?」と頼ってもらえたり。そういう小さなやりとりがうれしくて、続けてこられましたね。

編集部

新しい職場に入るときも、「仕事の内容」だけでなく「誰と働くか」を見ると、続けやすさが変わりそうです。園田さんのように、まず目の前の仲間の役に立つことから始めるのは、どんな仕事にも通じる一歩ですね。

園田さん

はい。仕事内容が完璧に好きかどうかよりも、一緒に頑張れる人がいるかどうかのほうが、案外大事なのかもしれません。会社やこの仕事や仲間が大好きなので、話しているだけで泣けてきてしまいます。

集客と新店舗立ち上げ。任されるほど仕事がおもしろくなる

編集部

今は現場だけでなく、会社の中枢も担っていらっしゃるとのことですが、現在の主な業務についても教えていただけますか?

園田さん

今は、集客が一番のメインです。新しい店舗の立ち上げやホームページの制作・管理も担当しています。新店舗をどこに出そうか、どんなコンセプトでお店を作っていこうか、どんなキャンペーンを打つか、新しいプランをどう見せるか、新しい衣装を入れるか…本当にいろいろですね。

編集部

本日も、「新店舗のホームページを今日中にアップしたい」とおっしゃっていましたよね。

園田さん

はい。表参道の新しい店舗がオープンするので、そのホームページをどうしても今日仕上げたくて。三日前くらいから社長にも「その日までに出します」と宣言していたので、ちょっと気合いが入っています。

編集部

オープン日は動かせないですもんね。それに合わせて、準備もホームページも間に合わせる必要がある。プレッシャーもかなり大きそうです。

園田さん

プレッシャーはないです!本当にいい環境で働かせて頂いたいていて、伸び伸びと仕事しています。社長からはおかしな部分があると、なんだそれはとご指定頂きますが、とても優しいご指導だと思っています。(笑)

編集部

現場のオペレーションから、新店舗の立ち上げ、さらに集客まで。園田さんのところに、かなりたくさんの仕事が集まっているように感じます。ここまで任されるようになるには、「言われたことだけをやる」だけでは足りない気もするのですが…、ご自身ではどう感じていますか?

園田さん

全然そんな立派なものではないんですけど…。ありがたいことにやらされていると言うより、やりたい!の方が勝っています。尊敬する上司が一人いるんですが、いつもどんなことが起こっても「やるっきゃない!」と言って笑っています(笑)。体は小さいですが、本当に私にとっては大きな存在で、その寛容で大きな背中を見ているので、私にも諦めるなどの選択肢は全くないですね。部下や後輩にも恵まれています。スタッフみんなが本当に頑張ってくれているので、私も自然と「自分にできることはやろう」と思えるんです。

編集部

仲間に恵まれているからこそ、「じゃあ自分はここを引き受けよう」と思えるわけですね。

園田さん

そうだと思います。大変なこともありますけど、やりがいのほうが大きいので、楽しく続けられています。

編集部

「自分の担当はここまで」と線を引くのではなく、「この会社やお客さまのために、もう一歩できることはないか」と少しだけ守備範囲を広げていくと、園田さんのように集客や新店舗の立ち上げなど、仕事の面白さもどんどん増えていきそうです。

園田さん

はい。私の場合は、ご縁でいただいたチャンスを「じゃあやってみます」と受け続けていたら、気づいたら今の形になっていました。最初から全部できる必要はないので、任せてもらえたことを一つずつやり切っていけばいいのかなと思います。

若手スタッフとのギャップと向き合う「嫌われ役」の覚悟

編集部

一方で、どんなところに課題や難しさを感じているかも教えていただけますか?

園田さん

課題としては、新しく入ってくる20代前半のスタッフとのコミュニケーションですかね。こちらの思いがうまく伝わりきらないと感じることもあって、どうしたらもっとわかりやすく届くか、いつも考えています。

編集部

なるほど。会社として大事にしたい基準と、若いスタッフの方の感覚とのあいだで、板挟みになるような場面も多そうですね。具体的には、どんなときに「難しいな」と感じますか?

園田さん

やっぱり、「ここはこう直してほしい」とお伝えするときですね。私としては「その子のためにもなるはず」と思って、少し踏み込んだ言い方をしてしまうこともあるんですけど、こちらの意図とは違う受け取り方をされてしまうこともるかもしれません。

編集部

たしかに、とくに若い時期は、一部の人は「私はこうしたい」と、自分を中心に考えてしまう場面もありますよね。一方で、会社のことを考える役割が増えてくると、「お客さまにとってどうか」「会社としてどうあるべきか」という視点も少しずつ強くなっていくのかなと感じます。

園田さん

そうですね。本社や部長クラスとは、そういう話が通じるんですけど、入ってきたばかりのスタッフたちには、なかなか伝わらない部分もあって。厳しく言ってしまうこともあるので、「怖い上司」と思われているんじゃないかな…と感じることもあります。

編集部

育成が難しいという感覚でしょうか。

園田さん

そうですね。けど絶対やめてほしくない子たちですし、「スタッフの未来のためにも、今ここで頑張ってほしい」と思って言っているんですけど…。私たちの至らないところもたくさんあって、どう伝えるのがいいのかは、今も勉強中です。ただ今年は、スタッフに対する考えを自分の中で見直せたので、今のメンバーでずっと行けるように努力したいです。あまり自分の考えを押し付けず、なぜ出来ないの?ではなく、上司側の教え方が悪い部分を先に見なおそうと思っています。

編集部

会社としても、働き方や制度の面で変化をつけようとしていると伺いました。

園田さん

はい。簡単にできることとしては、福利厚生の見直しや、お給料を上げることだったり、休日の制度を見直すことで単純に評価基準を上げモチベーションアップを図ることです。うちはウェディング業界の中では珍しく、隔週休3日制度や、土日祝日も休めるようしたりと、ウェディング業界を目指してる方にとっての働きやすい職場になるよう目指しています。年々店舗も増え、スタッフも増え、本部ではいい会社にしていこうという動きはありますね。

編集部

仕組みの面でも、「人に向き合う」という面でも、両方から良くしていこうとしているわけですね。

園田さん

そうですね。こちらも完璧ではないですけど、お互いに少しずつ歩み寄っていけたらいいなと思っています。中には高い目標を持って頑張っている子もいて、その姿には本当に救われています。その子たちのためにも、もっともっといい環境にしていきたいですね。

働くとは、大人が遊ぶこと。

編集部

これまで、会社のことや若いスタッフの方との向き合い方をたくさん伺ってきました。せっかくなので、その土台にある園田さんご自身の考え方もお聞きしたいです。とくに、今の働き方に迷っている20代の方にとってもヒントになりそうだなと感じていて…。園田さんにとって、「働く」とはどんなものですか?

園田さん

私にとって働くとは、「大人が遊ぶこと」です。子どもが遊びに夢中になるのと同じで、大人も仕事に夢中になれたら、それがお金になって、キャリアにもつながると思っています。

編集部

とはいえ、SNSや転職サイトを見ると、「合わなかったらすぐ転職すればいい」という空気もありますよね。

園田さん

そうですね。転職が悪いとは思いません。でも、どこへ行っても自分が変わらなければ、きっと同じことの繰り返しだと思います。

編集部

耳が痛いけれど、大事な視点です…。

園田さん

まずは、自分を一番見直してほしいです。「自分はこの会社にとって、どんな事で役に立てるんだろう」と考えること。そう思わないと、会社も本気で必要としてくれない気がします。

編集部

自分の要求だけではなく、「自分は何を渡せるか」を考える、ということですね。

園田さん

はい。一つのことを諦めずに一生懸命やれば、見ていないようで、ちゃんと見ている人はいます。レポート一枚や接客の様子をちらっと見るだけでも、その人の姿勢は伝わりますから。

編集部

「誰も見てくれていない」と感じてしまう若手も多いですが、会社側からは見えていると。

園田さん

見えていると思いますよ。上司は意外と、全部見ています。だからこそ、周りの声に惑わされすぎず、自分の信頼できる人の言葉を信じてほしいです。一人でも味方になってくれる人がいたら、その人を信じて続けてみてほしいですね。

編集部

転職広告やSNSの言葉より、「今、目の前で一緒に働いている人」を信じてみる。まずは明日一日だけでも、「誰かのために一つやり切る」という意識で働いてみると、見える景色が少し変わるかもしれません。

園田さん

そうですね。いきなり大きく変えなくていいので、小さなところから続けてみてほしいです。最後に宣伝になりますが、来月下旬に弊社の中でも大きな転機になりそうな、集大成のような店舗(WEDDING AVENUE TOKYO)がGRAND OPENします。東京駅から徒歩10分の好立地でもあり、ウェディングフォトスタジオのランドマークを目指しています。また今年はインバウンド事業にも力を入れて行きますので、これまで以上に気合いが入ります。最近は毎日ワクワクしています。

編集部

今日はとくに、「ご縁を大事にして飛び込む」「会社や仲間が好き」という考え方がとても印象的でした。涙ながらに語る園田さんを見て、私ももっとこの仕事や仲間に感謝しよう、このご縁を大切にしようと思えました。園田さん、貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

「ビギナーズリンク」の編集部です。【スキルの余白は、伸びしろだ。】をコンセプトに、キャリアアップやスキルアップを目指す若年層が「未経験」を「武器」に変えていけるよう、転職や就職に関する有益な情報を発信します。

目次