くらしを豊かにする住まいづくりの舞台裏|株式会社Livmo広報・友田さんが語る「好きな会社で働ける幸せ」

「会社に愛着を持てない」「この仕事を続けていいのかわからない」。そんな声が、20代のあちこちから聞こえてきます。一方で、「この会社が好きだから頑張れる」と、同じように悩みながらも前に進んでいる人もいます。
暮らしに寄り添うホテル・シェアハウス事業を手がける株式会社Livmoの広報・友田さんも、「会社が好きだから頑張れる」側の一人です。ビジョンに惹かれて紹介から飛び込み、シェアハウスに住み込む社員や清掃チームの声まで現場で聞きながら、「会社に自分を合わせていく」働き方を続けてきました。
「会社が好き」だからこそ、仕事との向き合い方はどう変わるのか。友田さんに、そのヒントを伺いました。
株式会社Livmo
広報担当 友田 美海
株式会社Livmoで広報を務める。前職では他業界でPRとして企業とインフルエンサーをつなぎ、商品やイベントのプロモーションやポップアップ企画を担当。友人からの紹介をきっかけにLivmoと出会い、「Living is more〜くらしを豊かに」というミッションやCEOの原体験に共感して入社。現在はプレスリリースや取材対応、自社メディア発信など、現場の声を拾いながら、暮らしに寄り添う住まいづくりの魅力を伝えている。
会社のビジョンに惹かれて、紹介から飛び込んだキャリアの決断
編集部まずは、広報をご担当の友田さんご自身のキャリアから伺いたいです。どうして今のLivmoで働くことになったのでしょうか?



私はもともと別の業界でPRの仕事をしていたんです。企業とインフルエンサーの方をつなぎ、商品の魅力を伝えるキャンペーンの企画・実施などを担当していました。ポップアップイベントの企画から当日のコミュニケーションまで、自分で手を動かしてつくりあげることも好きでした。



まさに「人と人をつなぐ」お仕事をされていたのですね。



はい。そんなとき、友人が「うちの会社で広報を探してるから来ない?」と声をかけてくれたんです。それがLivmoでした。いわゆるリファラル採用ですね。そこから会社のことを調べて、会って話を聞いてみようと思ったんです。



最初から「ここだ」と決めていたわけではなかったんですね。



そうですね。”この会社のビジョンに共感できるか?”は、働く会社を選ぶ上での大きな判断基準でした。給料や条件だけで選ぶと、きっとどこかで苦しくなると感じていたからです。



ビジョンで会社を選ぶ方ってそう多くはない印象ですけど、働き方を考えるうえでも、大事な視点ですよね。



Livmoのミッションは「Living is more〜くらしを豊かに」です。弊社の創業者でCEOの源は幼少期を過ごした函館で、祖父母の家を”安心して過ごせる特別な場所”として記憶しているそうです。その原体験が、「くらしを豊かにしたい」というLivmoの原動力に繋がっています。その話を聞いたとき、「ここでなら、人の気持ちに寄り添う仕事ができる」と強く感じたんです。



ビジョンと代表の想いに心が動いたんですね。



はい。源をはじめ、Livmoで働くメンバーは、人の痛みがわかる優しい人が多いと感じました。入社前から「この人たちと一緒に働きたい」と思えた会社は初めてでした。だから、「ここで広報をやろう」と決めたんです。



会社選びに迷う人も多いですが、友田さんのように「条件よりビジョンに共感できるか」を軸にすると、入社後の迷いが減りそうですね。
「この人だから頼みたい」をつくる、広報という役割





広報として、今はどんな仕事に力を入れているのでしょう?



今はプレスリリースを書いたり、取材に対応したり、自社で記事を作ったりですね。私が入る前は、そうした発信をあまりやっていなかったので、「どうやってLivmoの思いを届けるか」をゼロからつくる役割でした。



「Livmoの外に向けた声」を発信していくポジションなんですね。発信の仕方次第で、会社の見え方も大きく変わりそうです。



一番のやりがいは、自分が発信した記事や情報をきっかけに、新しい取材や案件の問い合わせをいただけることです。 「Livmoさんの考え方に共感したから話を聞きたい」と言っていただけると、広報として本当にうれしいです。



単に「施工会社を探している」ではなく、「Livmoに頼みたい」と言われる状態ですね。



そうなんです。不動産の会社だと、価格や条件だけで判断されてしまうことも多いと思います。でも、「この人たちがやっているからお願いしたい」と言ってもらえたほうが、やる側の熱量も全然違います。



おっしゃっていることは、すごくよくわかります。



そのために、暮らしに対する考え方を丁寧に伝えることを大切にしています。Livmoでは単なる「物件」ではなく「暮らしの体験」として住まいを捉えています。「ここに来る人はどんな気持ちでこの場所を選ぶのか」「過ごし方が少しでも良くなるにはどうしたらいいか」を、企画の段階から考えているんです。



単に空間を作るのではなく、そこで暮らす人の時間や気持ちまで想像しているんですね。



はい。だからこそ、その背景を、写真や言葉で外に届けることが、私の仕事だと思っています。記事をきっかけに、メンバーのモチベーションが上がったり、「うちの会社っていいな」と再確認してもらえたりすると、「広報をやっていて良かった」と感じます。



自分の仕事が、仲間のやる気や評価にもつながる。広報やPRを目指す人は、「数字だけでなく、誰の気持ちを動かすのか」を意識すると、仕事の精度と信頼が一気に上がりますね。
コロナ禍のシェアハウスづくりで学んだ「孤独にしない」視点



Livmoの事業の中で、印象的なプロジェクトはありますか?



シェアハウスの「REFU」という物件があります。これは、まさにコロナ禍の真っ最中に手がけたシェアハウスです。当時は「三密は避けましょう」と言われていて、人と集まることが良くないとされていた時期でした。





いわゆる自粛ムードが強い、かなり特殊なタイミングでのプロジェクトだったんですね。



でも、実際の周りの声を聞くと、「誰にも会えなくて孤独」「家に一人でいるのがつらい」という人が多かったんです。弊社にはシェアハウスに住んでいた社員がいて、「誰かの気配があるだけで安心する」と話してくれました。



社会の空気と、実際に暮らしている人の感覚が少し違っていたんですね。



はい。その声をきっかけに、「あえて人が集まれる場所をつくろう」と決めました。シェアハウスは、部屋数を増やせば収益は上がります。でもREFUでは、1フロア丸ごとを個室ではなく、みんなが自然に集まれるコミュニティスペースにしたんです。



あえて収益性よりも、住む人が集まれる「場づくり」を優先したんですね。



はい。「今そんな場所いらないんじゃない?」という意見もありました。でも私たちは、「今だからこそ必要だ」と考えました。



たしかに、すごく逆転の発想ですね。住む人からすると、どれだけ心強い空間だったか想像できます。



住んでいるのは日本人だけではありません。外国の方もいて、長く住んでくださる方は1年、2年と継続してくれます。みんなが安心して集まれて、何かあったら誰かに頼れる場所でありたいと思っています。



コロナ禍の不安の中でも、「孤独になりすぎない場所」をつくった…。こういった「目の前の常識に流されすぎない」視点って、実はすごく大事ですよね。
現場に入り、常に現場の声を聞く組織づくり





シェアハウスやホテルを運営する中で、現場との関わり方も特徴的だと感じました。社内ではどんな工夫をされているのでしょうか。



Livmoでは、物件を作って終わり、ではなく、その後の運営も大切にしています。たとえば、先ほどお話ししたREFUには、弊社の社員が「ハウスマネージャー」として住み込んでいます。



実際に社員さんが住み込んでいるのが、Livmoさんならではの体制なんですね。



はい。中でトラブルがあったらすぐ相談してもらえますし、暮らしの中で見えてくる小さな不便や、もっと良くできそうな部分を、その場で拾えるんです。そこで出た声は、次のコンセプトシェアハウスの企画や、今の物件の改善にどんどん生かしています。



実際に住んでいる人だからこそわかることが、たくさんありそうです。



そうですね。さらに、昨年からは清掃の事業部も新しく立ち上げて、内製化しました。それまでは他社さんや業務委託の方にお願いしていたのですが、自分たちでやったほうが、現場の声を早くサービスに反映できます。



清掃まで自社で担うのは手間も増えるはずなのに、「現場の声を拾うため」という発想がすごくLivmoさんらしいですね。



ユーザーさんから「こういうところが気になる」と言われたとき、内製化していると対応のスピードが全然違います。現場を知っているメンバーが多いほど、企画側もリアルな解像度で考えられるようになるので、結局はサービスの質が上がるんです。



清掃や運営など、お客様の体験の質を大きく左右する仕事を社内で大切にしているのが伝わってきます。



はい。私自身も、ただ発信だけするのではなく、現場のメンバーから話を聞くようにしています。作業をしている人の目線を知ることで、言葉に厚みが出ると感じるからです。
未経験歓迎の職場で求める「会社に合わせる力」と「会社を好きになる覚悟」





一緒に働いているメンバーの雰囲気も教えてください。どんな方が多いですか?



20代、30代が中心で、リモートのメンバーも多いです。いい意味で上下関係が厳しすぎず、誰でも意見を言いやすい雰囲気だと思います。「こういうことをやってみたい」と言うと、「まずやってみようよ」と背中を押してくれる環境です。バックグラウンドもさまざまで、業界未経験で入ってきたメンバーもいます。私自身も不動産は未経験でしたし、他の部署でも元ホテルスタッフや飲食出身のメンバーなど、いろいろな経歴の人がいます。



未経験でも挑戦できるのは、若い方にとって心強いですね。



とはいえ、「未経験だから何もしなくていい」ということではまったくありません。Livmoでは自主的な勉強会がよく開かれています。宅建士の勉強など、不動産の知識を身につけるために、みんなで対策をしたり…。誰かに「勉強しなさい」と言われるのではなく、「一緒にやろうよ」という空気があります。それは、CEOがずっと勉強している姿を、みんなが見ているからだと思います。忙しい中でも、さまざまな資格の勉強を続けているんです。



トップが学び続けていると、自然と周りも「自分も頑張ろう」ってなりますよね。



そうですね。だから、未経験でも全然大丈夫ですが、「自分から学びたい」「挑戦してみたい」という姿勢はすごく大事にしています。



採用の場面では、どんな人と一緒に働きたいと考えていますか?



よくあるのが、「この会社は自分に合うかどうか」で止まってしまうパターンです。もちろんそれも大事ですが、一歩進んで「この場所で自分らしく力を発揮するには、どうすればいいか」を考えられる人と働きたいです。



会社が自分に合うかで終わらせず、「自分がどう力を発揮できるか」まで考えられるかがポイントなんですね。



弊社の経営陣は、偶然の出来事もチャンスに変えていこうという考え方が強いです。「不安だけど、とりあえずやってみよう」というマインドですね。その姿勢に共感して、それぞれが自分の強みを持ち寄りながら、一緒に形作っていける人が増えたら、もっと良い会社になると思っています。



そうですよね。「会社が自分に合うか」だけを探していると、いつまでも正解が見つからなくなります。どこかのタイミングで、「自分が会社にどう合わせて成長するか」に視点を変えられる人が、長く評価されていくのだと思います。



仕事選びで悩んでいる方は多いと思います。条件や働きやすさももちろん大事ですが、一度「この会社を好きになってみよう」と決めて、本気で向き合ってみるのも良いと思います。私も「働きやすさ」には敏感なタイプでしたが、Livmoに入ったとき、経営陣やメンバーが、私のやりやすい働き方を尊重してくれて、「ここなら頑張ろう」と思えたんです。そこからは、紹介してくれた友人も含めて、「一緒に働く仲間たちに、何か返したい」という気持ちが、仕事を続ける原動力になっています。



会社や人のために頑張りたいという気持ちが、仕事を続ける力になっているんですね。今日は「会社のビジョンに共感する」「現場の声を聞く」「会社に合わせにいく力を持つ」という3つの姿勢が印象的でした。お話を聞く中で、友田さんの「会社が大好き」というお気持ちがとてもよく伝わってきましたし、そのような環境で働けるのって、とても幸せなことだなと改めて感じました。友田さん、本日はどうもありがとうございました。








