20代フリーターが就職を成功させるには?よくある失敗・就職しやすい職種

20代フリーターとして過ごしていると、「このままでいいのかな」と不安になる瞬間、ありますよね。友達はみんな正社員として働いてるのに、自分だけ時給で生活してる。親からの「いつ就職するの?」という視線も、正直プレッシャー。

でも、諦めないでください。実は20代という年齢は、企業から見ると「ポテンシャル採用」の対象として、まだまだ大きなチャンスがあります。正社員経験がなくても、若さと意欲さえあれば採用してくれる企業は想像以上にたくさんあるのです。

この記事では、20代フリーターが就職を成功させるための具体的なステップを、実在データをもとに徹底解説します。20代前半と後半での戦略の違い、未経験でも受かる職種、面接で聞かれる「なぜフリーターだったのか?」への回答例まで、リアルな情報をお伝えします。

読み終わる頃には、「20代のうちに動けば大丈夫だ」と、前向きな気持ちになれるはずです。一緒に、正社員への道を歩み始めましょう。

この記事の監修者

株式会社MEDISITE キャリアコンサルタント

阿部 翔大

目次

20代フリーターの就職は本当に厳しいのか?データで見る現実

「20代でフリーターだと、まともな就職先なんてないんじゃないか」と思い込んでいませんか?ネット上にはネガティブな情報も多いですが、実際のデータを見てみると、決して絶望的な状況ではないことがわかります。

株式会社マイナビが実施し調査によると、若年フリーター(15〜34歳)の35.7%が「本来は正社員を希望していた」と回答しており、さらに約3割(31.0%)が「今後正社員になりたい」と考えています。つまり、多くの20代フリーターが正社員への転換を目指して活動しているのです。

【引用】マイナビキャリアサーチLab|フリーターの意識・就労実態調査(2025年)

また、同調査で明らかになった「正社員を希望する理由」のTOP2は以下の通りです。

  • 1位:雇用が安定しているから
  • 2位:固定給がほしいから

深刻なデータとして、フリーターの約8割(78.3%)が「経済的にゆとりがない」と回答しています。時給制のアルバイトでは、祝日が多い月や体調を崩した月に収入が激減してしまいます。安定した生活基盤を作るためにも、20代のうちに正社員を目指すことは非常に合理的な選択と言えます。

阿部 翔大

20代フリーターの就職は「厳しい」側面もありますが、適切な戦略さえあれば十分に「可能」です。むしろ、人手不足が深刻化する日本において、若手人材の需要は高まり続けています。

20代フリーターが就職で有利な3つの理由

実は、20代フリーターは企業から見て「採用したい人材」であるケースが多いのです。これには明確な理由があります。

若さは最大の武器だから

企業が中途採用を行う際、経験者採用だけでなく「ポテンシャル採用」の枠も設けています。これは「今のスキルよりも、将来の成長に期待して採用する」というもの。20代であれば、まだ何色にも染まっていない柔軟性や吸収力が高く評価されます。

阿部 翔大

「未経験歓迎」の求人の多くは、このポテンシャル層をターゲットにしています。

早期退職リスクが低いと見なされることもあるから

新卒入社して3年以内に辞めた「第二新卒」と比較して、フリーター期間が長い人は「そろそろ腰を据えて働きたい」という覚悟が決まっている場合が多いと判断されることがあります。

阿部 翔大

「今までフラフラしていた分、これからはしっかり働きたい」という熱意は、企業にとって魅力的に映ります。

バイト経験があり、社会人としての基礎ができているから

全く働いたことがないニートとは違い、フリーターには「働く」という経験があります。挨拶、時間厳守、接客マナー、チームワークなど、アルバイトを通じて培った基礎的な社会人スキルは、正社員になっても十分に活かせます。

阿部 翔大

特に接客業やリーダー経験がある場合は、即戦力に近い評価を受けることもあります。

20代前半(20〜24歳)と後半(25〜29歳)の就職戦略の違い

一口に「20代フリーター」と言っても、前半と後半では求められる要素や戦略が異なります。自分の年齢に合わせたアプローチを知っておきましょう。

20代前半(20〜24歳):第二新卒と同じ土俵で戦える

この年代は、企業から見れば「新卒とほぼ同じ」扱いを受けることが多いです。スキルや経験は全く問われず、素直さや元気の良さ、学ぶ意欲が最重視されます

戦略:とにかく「熱意」と「素直さ」をアピール。未経験職種への挑戦も自由自在です。

注意点:「学生気分」が抜けていないと思われないよう、ビジネスマナーには注意が必要です。

20代後半(25〜29歳):経験をどう活かすかが鍵

25歳を過ぎると、徐々に「何をしてきたか」が問われるようになります。完全なポテンシャルだけでなく、これまでのバイト経験から得たスキルや考え方を、どう仕事に活かせるかを説明する能力が求められます

戦略:バイトでのリーダー経験や、特定の業務スキルをアピール。「なぜ今までフリーターだったのか」という質問に対し、納得感のある説明を用意しましょう。

注意点:30歳が近づくにつれて未経験求人の選択肢が狭まります。のんびりしている時間はないため、スピード感を持って活動する必要があります。

20代フリーターが就職活動で陥りがちな5つの失敗

多くの20代フリーターが、自己流で就活を進めて失敗してしまいます。以下の落とし穴にはまらないよう注意しましょう。

「やりたいこと」にこだわりすぎる

「自分にぴったりの仕事があるはず」と理想を追い求めすぎると、いつまで経っても応募できません。未経験から挑戦できる仕事には限りがあります。まずは「自分にできること」や「条件に合う仕事」からキャリアをスタートさせ、実力をつけてから理想に近づくというキャリアパスも考えましょう。

ネットの求人に手当たり次第応募する

転職サイトで見つけた求人に片っ端から応募しても、書類選考で落とされる確率が高いです。なぜなら、人気企業には経験者からの応募も殺到するため、フリーターの履歴書は見劣りしてしまうからです。自分の市場価値に合った求人を選ぶ選球眼が必要です。

空白期間(フリーター期間)をごまかす

面接でフリーター期間について聞かれた際、嘘をついたり話をそらしたりするのはNGです。面接官はプロですので、嘘はすぐに見抜かれます。正直に話し、反省点やこれからの意欲を伝える方が、誠実さとして評価されます。

一人で抱え込んでしまう

相談相手がおらず、不採用が続くと精神的に追い詰められてしまいます。「自分は社会に必要とされていない」とネガティブになり、就職活動を辞めてしまうのが最悪のパターンです。プロのアドバイザーなど、第三者の力を借りることが成功への近道です。

ブラック企業を選んでしまう

「とにかく早く就職したい」という焦りから、離職率の高いブラック企業に入社してしまうケースです。給与や待遇だけでなく、企業の評判や離職率などをしっかりリサーチすることが重要です。

正社員経験ゼロでも就職できる職種TOP5

20代フリーターが狙い目となる、「未経験歓迎」が多く、かつキャリアアップが見込める職種を紹介します。

① 営業職(特に法人営業)

求人数が圧倒的に多く、実力次第で高収入も狙えます。コミュニケーション能力があれば、学歴や経歴に関係なく採用されやすい職種です。特にIT業界や人材業界の営業は成長産業でありおすすめです。

② ITエンジニア

慢性的な人手不足のため、未経験から研修を行って育ててくれる企業が増えています。手に職をつけられるため、将来的にも食いっぱぐれる心配がありません。論理的思考力や学習意欲が求められます。

③ 施工管理

建設業界も若手不足が深刻で、依然として売り手市場が続いています。現場の指揮をとる仕事で、未経験からでも高めの給与設定が魅力です。国家資格を取得すれば、一生モノのスキルになります。

④ 介護・福祉職

超高齢社会において需要が尽きない職種です。未経験から資格取得支援を行っている施設が多く、働きながらキャリアアップが可能です。人と接することが好きな人に向いています。

⑤ 接客・販売・サービス職

飲食や小売店でのバイト経験がそのまま活かせます。店長候補として採用されるケースも多く、マネジメント経験を積めば本社勤務やエリアマネージャーへの道も開けます。

20代フリーターが就職を成功させる5ステップ

では、具体的にどう動けばいいのでしょうか。成功への最短ルートとなる5つのステップを紹介します。

STEP
自己分析でなぜ正社員になりたいか明確化する

まずは「なぜ今、正社員になりたいのか」を言語化しましょう。収入の安定、将来への不安解消、スキルアップなど、動機を明確にすることで面接でも説得力が増します。

STEP
就活のプロ(転職エージェント)に相談する

フリーター特化型のエージェントに登録し、キャリアカウンセリングを受けましょう。あなたの強みを客観的に分析してもらい、未経験OKの非公開求人を紹介してもらえます。

STEP
応募書類の作成・添削をする

履歴書・職務経歴書をプロに添削してもらいます。アルバイト経験を「実務能力」としてアピールする書き方を学び、書類通過率を大幅に上げることができます。

STEP
面接対策・模擬面接をする

「なぜフリーターだったのか?」「志望動機は?」といった定番質問への回答を準備します。模擬面接で本番さながらの練習を重ね、自信を持って臨めるようにします。

STEP
内定・入社準備をする

内定獲得後も、条件交渉や入社日調整をエージェントがサポート。現在のバイト先への退職連絡のタイミングなど、円満に次のステップへ進むためのアドバイスももらえます。

特に重要なのがSTEP 2です。フリーターの就活は情報戦です。一人で求人サイトを眺めるよりも、フリーター就職に強いエージェントに相談し、非公開求人を紹介してもらう方が圧倒的に効率が良いです。

履歴書・職務経歴書の書き方|フリーター向け

「「正社員経験がないから書くことがない…」と悩む必要はありません。アルバイト経験も立派な職務経歴です。重要なのは、「ただの作業」として書くのではなく、「どんな責任を持ち、どう工夫し、どんな成果を出したか」を明確に伝えることです。

職務経歴書のポイント

企業が知りたいのは「何をしていたか」ではなく、「どんな価値を生み出したか」です。単に「ホール業務」「レジ打ち」と書くのではなく、具体的な数字や工夫を盛り込むことで、「リーダーシップがある」「課題解決能力がある」「数字意識がある」といった評価に繋がります。

居酒屋のホールスタッフの場合

Before(NG例):居酒屋でホールを担当。

After(Good例):100席ある居酒屋でホールリーダーを担当。新人アルバイト5名の教育係を務め、離職率を低下させるためにマニュアルを作成しました。また、おすすめメニューの提案を積極的に行い、月間売上目標の達成に貢献しました。

他の職種での書き方例

どんなアルバイトでも、工夫次第でアピールポイントは必ず見つかります。「何をしたか」+「どう工夫したか」+「どんな成果が出たか」の3点セットで書くことで、説得力のある職務経歴書になります。

コンビニスタッフの場合

Before(NG例)レジ打ち、品出し、清掃業務を担当。

After(Good例)深夜帯の責任者として、商品発注や売上管理を担当。欠品を防ぐため発注システムを工夫し、廃棄ロスを月平均15%削減しました。また、常連客との信頼関係構築により、リピート率向上に貢献しました。

コールセンタースタッフの場合

Before(NG例)お客様からの問い合わせ対応。

After(Good例)通信サービスのカスタマーサポートとして、月間300件以上の問い合わせに対応。クレーム対応では、丁寧なヒアリングと迅速な解決策提案により、顧客満足度アンケートで平均4.5点(5点満点)を獲得しました。

面接で「なぜフリーターだったのか?」を前向きに答える方法

面接で必ず聞かれるこの質問。ネガティブな印象を与えずに答えるためのフレームワークを紹介します。

  1. 正直な理由を述べる「公務員試験を目指していた」「やりたいことが見つからなかった」「バンド活動をしていた」など、嘘をつかずに話します。
  2. 反省と気づき「今振り返ると、甘えがあったと思います」「しかし、バイトリーダーとして働く中で、責任を持って仕事をするやりがいに気づきました」と続けます。
  3. 未来への決意「だからこそ、今後は御社で正社員として腰を据えて働き、1日でも早く戦力になりたいと考えています」と締めくくります。
阿部 翔大

過去は変えられませんが、過去の解釈と未来への姿勢は変えられます。反省を行動に変える意思を見せることが重要です。

20代フリーターに強い転職エージェントの選び方

就活をサポートしてくれる転職エージェントですが、どこでも良いわけではありません。ハイクラス向けのエージェントに登録しても「紹介できる求人がありません」と断られてしまうだけです。選ぶべきは20代・既卒・フリーター特化型のエージェントです。

20代フリーターに強い転職エージェントを選ぶポイント

  • 未経験OKの求人数が多いか経歴不問で応募できる企業を多く持っているか。
  • 書類添削・面接対策が手厚いか履歴書の書き方から丁寧に教えてくれるか。
  • スピード感があるか最短数週間で内定が出るようなスピード対応をしてくれるか。

大手と特化型を合わせて2〜3社登録し、担当者との相性が良いところをメインで使うのが賢い方法です。登録・利用はすべて無料ですので、リスクはありません。

よくある質問(Q&A)

Q. 20代後半のフリーターでも正社員になれますか?

A. はい、十分に可能です。

20代後半(25〜29歳)は「ポテンシャル採用」のラストチャンスとも言われますが、人手不足の影響で未経験者を歓迎する企業は増えています。ただし、20代前半と比べると即戦力に近いマインドや、より具体的な志望動機が求められるため、戦略的な対策が必要です。

Q. 正社員経験が全くないのですが、履歴書には何を書けばいいですか?

A. アルバイトでの経験を具体的に書きましょう。

職務経歴書には、アルバイトでの担当業務だけでなく、「工夫したこと」「責任ある役割(リーダー、新人教育など)」「数値での成果(売上アップなど)」を詳しく書くことで、実務能力をアピールできます。

Q. 「なぜ今までフリーターだったのですか?」と聞かれたらどう答えるべきですか?

A. 言い訳をせず、前向きな意志に繋げましょう。

「夢を追っていた」「やりたいことが見つからなかった」という過去の事実を認めつつ、「その経験を通じて、一つの仕事を長く続ける重要性に気づいた」とポジティブに変換して伝えるのがポイントです。

Q. 自分に合う仕事がわかりません。どうすればいいですか?

A. プロに相談するのが一番の近道です。

まずは「やりたくないこと」から消去法で考えるのも一つの手です。また、自分一人で悩まずに転職エージェントのキャリアカウンセリングを利用すれば、あなたの性格や強みに合った職種を提案してもらえます。

まとめ|20代のうちに動けば必ず道は開ける

この記事を読んだあなたは、すでに「現状を変えたい」という強い意志を持っています。あとは、ほんの少しの勇気を持って行動するだけです。

この記事のポイント総まとめ

  • ✅ 20代フリーターの就職は、若さとポテンシャルがあるため十分に可能
  • ✅ 多くのフリーターが「安定」と「固定給」を求めて正社員を目指している。
  • ✅ 自己流の就活は失敗の元。転職エージェントなどのプロを頼るべき。
  • ✅ 空白期間は隠さず、反省と未来への意欲でカバーする。

「もう遅いかも」と思う必要はありません。今日があなたの人生で一番若い日です。20代という貴重な時間を無駄にせず、行動を起こせば、必ず道は開けます。

阿部 翔大

まずは、転職エージェントに登録することから始めてみませんか?登録は無料ですし、相談するだけでも自分の市場価値や可能性が見えてきます。あなたの未来が、ここから大きく変わることを心から応援しています。

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この記事を書いた人

「ビギナーズリンク」の編集部です。【スキルの余白は、伸びしろだ。】をコンセプトに、キャリアアップやスキルアップを目指す若年層が「未経験」を「武器」に変えていけるよう、転職や就職に関する有益な情報を発信します。

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