「努力は、人生をただで楽しくする最高の方法」株式会社リターンハート 前田社長が語る“営業で食っていく力”

自分には特別なスキルも実績もない

この先どうやって稼いでいけばいいのか

漠然と、そんな不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。

「何者でもない自分」を抱えたまま、ブラック企業のアパレル営業から保険業界に飛び込み、未経験から年収1000万円超えを叶え、今は株式会社リターンハートの代表として20名以上の仲間を育てているのが、前田光洋さんです。

努力は、人生をただで楽しくする最高の方法」と語る前田社長に、営業のリアルと、“何もないところから仕事で戦えるようになるまで”の道のりを伺いました。

お話を伺った人

株式会社リターンハート

代表取締役 前田 光洋

ブラック企業のアパレル会社で8年間営業を経験したのち、保険業界へ転身。AIU保険(現AIG損害保険株式会社)で完全歩合の営業として働き、年収1000万円超えを実現する。現在は株式会社リターンハートの代表取締役として、社員約20名とパートスタッフを率い、テレアポなどの営業活動と未経験者を一から育てる教育・環境づくりに注力。自身の経験から「自分には何もない」と感じる人に、仕事を通じていい世界を見せたいと語る。

目次

アパレル営業から保険営業へ飛び込んだ理由

編集部

まずは前田社長のご経歴から伺わせてください。各種SNSで拝見したのですが、もともとはアパレルの営業職で、そこから保険業界に転職され、今は株式会社リターンハートの代表をされていますよね。

前田社長

めちゃめちゃ見てくれて、ありがとうございます(笑)。おっしゃるとおり、最初はアパレルの会社で8年間営業をしていました。ただ、毎日夜の24時まで働くのが当たり前で…。30歳手前で長男が生まれて、次男が生まれるタイミングで「この働き方はさすがにまずいな」と体もメンタルもボロボロになってしまって。

編集部

家族ができるタイミングで、働き方を見直したくなったわけですね。

前田社長

そうですね。当時は、「アパレルの営業って専門知識も資格もない。転職市場で武器になるものが何もないんじゃないか…」なんて感じていました。しかも、前職の上司からは「お前ほど営業ができないやつは見たことがない」とまで言われていて。はは(笑)。

編集部

そんな言葉を浴びせられながらも、そこから「営業で生きる」と決めたのがすごいです…!何なら、それを笑顔で言えるのもすごい…!

前田社長

上司に人生を左右されるのが嫌だったんですよね。だったら自分でやり切って証明したい、なんて思いましてね。

編集部

おぉ…かっこいいです…!

前田社長

そこで「上司にあまり縛られず、成果を出せばちゃんと評価される仕事」「年収1000万円以上を狙える仕事」を条件に、探したんですよ。でも当時は、その条件をクリアしているのが不動産か光通信か保険業界くらいしかなかったんですよね。

編集部

そうなんですね。その中で、保険を選んだ決め手は何だったんでしょう?

前田社長

不動産は体育会系で怖そうなイメージがあって、光通信は当時かなりイケイケで「ここは自分には無理だな」と感じました(笑)。その中で出会ったのが、今のAIG損保の前身であるAIU保険です。完全歩合制で「成果を出せばしっかり払うし、お客様を持って独立もできる」という仕組みで、初期投資なしで独立を目指せるのは、自分にとっては大きなチャンスだと感じたんです。
営業は才能じゃない。技術を分解してひたすらやる

編集部

とはいえ、先ほどの話だと、前田社長ってアパレル時代には「営業できない」というレッテルを貼られていたわけじゃないですか。保険営業に入ってからは、その…うまくいったんですか…?

前田社長

1年目は正直ギリギリでした。なんとか新人賞はとれたものの、「たまたま」みたいな感じで。そこから、もっと本気で営業と向き合おうと決めたんです。

編集部

さらっと仰いますけど、新人賞をとるって相当すごいですよね。ちなみにそれから、営業との向き合い方はどのように変えたのでしょうか。

前田社長

営業って「コミュニケーション能力」とか「人当たり」とか、ふわっと語られることが多いじゃないですか。でも、それだと何を鍛えればいいかわからない。だから僕は、営業という仕事を分解して考えるようにしました。たとえば質問の仕方、聞き方、提案の組み立て方、クロージングの運び方…といった具合に。

編集部

いわゆる「コミュ力」を、ちゃんと技術に分けていったわけですね。

前田社長

そうです。売れている先輩のところに片っ端から話を聞きに行って、「この人はどう聞いているのか」「どこで決断してもらっているのか」をメモしまくりました。すると、先輩たちは無意識に似たようなパターンを使っていることに気づいたんです。世の中で言われている営業の型やフレームワークと照らし合わせると、「あ、これをやっていたのか」と。

編集部

すごいバイタリティですね。そうして、それを自分なりに再現していった、と。

前田社長

はい。最初はぎこちなくても、とにかく型を真似して、何度もやってみる。そうすると、だんだん自分の言葉になってくるんですよね。気づいたら契約件数も安定してきて、生活も一気に楽になっていきました。

編集部

よく「営業は向き不向きがある」と言われますが、前田社長の話を聞いていると、「分解して練習すれば伸ばしていける仕事」なんですね。積極的に人からレクチャーを受けにいく姿勢も重要だと感じました。

人より時間をかけた泥くさい行動が差になる

編集部

前田社長は技術を学ぶだけでなく、かなり泥くさい努力もされてきたと伺いました。

前田社長

そうですね。知識も経験もない自分が、他の営業マンと同じようにやっていても勝てないじゃないですか。だから、「時間でカバーする」と決めました。仕事が終わるのは夜の8時とか9時。それから1時間、会社の最寄り駅の1駅前で降りて、周辺でポスティングをしていました。毎日です。

編集部

終業後に1時間…!それを続けるのは相当大変ですよね。

前田社長

でも、1日1時間を20日間続ければ20時間。1年続ければ240時間。人より240時間多く動けたと思うと、むしろ「おいしい」と感じていました。

編集部

数字で聞くと、たしかに差になりますけど…。いやぁ、それが継続してできるのがすごい…。

前田社長

僕、努力って「人生をただで楽しくする最高の方法」だと思っているんです。勉強でも仕事でも、知識が増えたり、見える景色が変わったり、人脈が広がったりする。それって全部、追加料金なしで人生が楽しくなるってことじゃないですか。

編集部

努力すれば勝手に人生の解像度が上がっていく…。素晴らしい考えだと思います。すごく刺さってます、今。

前田社長

逆に、努力も勉強もせずに楽しもうとすると、ギャンブルとか、変な遊びとか、お金もリスクも大きい方向に行きやすい。だったら、仕事や勉強でレベルアップしていったほうがコスパがいいし、長く続く楽しさになります

編集部

ゲームみたいにレベルを上げていく感覚ですね。

前田社長

まさにそれです。仕事で一段ステージが上がると、また新しい壁が出てくる。でも、その壁はそこまで登ってきた人にしか見えない壁なんですよね。「見えたなら、きっと自分は乗り越えられる」と思えるから、また頑張れる。

編集部

若いうちに「泥くさくやり切る時期」を一度経験しておくと、その後の仕事人生で見える景色が変わってきそうですね…!

便利なツールは使っても、「手を動かす時間」は絶対になくさない

編集部

前田社長は、今はYouTubeなどの発信も積極的にされていますよね。私も拝見しましたが、すごく勉強になる内容でつい見入ってしまいました。営業以外にも、いろいろなことにチャレンジされていますよね。

前田社長

そうですね。自分から「YouTubeをやろう」と決めたんですが、実は編集なんてやったこともなくて。でも、最初から外注するのではなく、自分たちで一度はやってみようと思いました。便利なツールはたくさんありますが、結局は手を動かして覚えるしかないんですよね。

編集部

今はAIやツールを使えば、たしかに時間は短縮できますよね。でも、その分「もう努力しなくていい」と考えてしまう人もいそうです。

前田社長

それは本当にもったいないと思います。便利なものを使うのは大賛成です。でも、自分が楽をするためだけに使うのではなくて、新しいことに挑戦する時間を作る道具として使ってほしいですね。

編集部

なるほど。空いた時間で何をするかが、大事なポイントになりそうですね。仕事の成果や評価も、そこで変わってきそうです。

前田社長

はい。うちの会社は社員が約20名、そのほかにパートさんを含めて25〜26名います。みんなで出社してテレアポ大会をしたり、営業同士で数字を共有しながら切磋琢磨したりしています。チャットで質問が流れると、誰かしらがすぐに「こうじゃない?」と返してくれる文化もできてきました。これはAIでは作れない、人の温度がある環境だと思います。

編集部

デジタルの便利さに頼り切るのではなく、テレアポ大会や日々の声かけで、「人がちゃんと動ける場」を整えているわけですね。その積み重ねが、営業としての成長スピードを早めているように感じます。

前田社長

そうですね。僕は「モチベーション」という言葉があまり好きではなくて。気持ちに頼ると、どうしても上下してしまいますよね。それよりも、「やらざるをえない仕組み」を作るほうが大事だと思っています。人は急には変わりませんが、その人が動く仕組みは作れる。だからこそ、環境づくりにはかなりこだわっています。

編集部

AIや便利なツールの力を借りつつも、リアルな環境と仕組みで「動き続けられる自分」をつくる。これからの時代を生きる20代にとって、仕事で評価され続けるための具体的なヒントになりそうです。

「何もない自分」から始める20代へのアドバイス

編集部

ここまでのお話を聞いていると、前田社長ご自身も「アパレル時代は自分には何もないと思っていた」と振り返っていましたよね。そんなところからここまで来られた今、あらためてこの仕事や会社への思いを教えていただけますか?

前田社長

そうですね。本当に「自分は何もできない」と思っていました。でも保険の仕事を3〜4年くらい頑張ったら、年収1000万円を超えるようになって、生活もかなり楽になったんです。この仕事は本当にすごいな、と感じました。

編集部

「何もない」と感じていたところから、見える景色が変わっていったわけですね。

前田社長

はい。世の中には、すごいスキルがある人もいますけど、「自分には何もなくて、何をしていいかわからない」という人のほうが多いと思います。そういう人たち全員を助けることはできませんが、この仕事なら、少しは力になれるかもしれない。そう思ってリターンハートを立ち上げました。新人で将来が見えなくて不安だけど頑張りたいという人を受け入れて、教育して、いい世界を見せたいと思っています。会社は大きくないですが、そういう人たちに少しでも届けばうれしいですね。

写真:株式会社リターンハート_採用ページより引用

編集部

まさに、「今は何もない」と感じている方たちの受け皿でありたい、ということですね。では最後に、そんな方たちに向けて、明日からの一歩につながるメッセージをお願いします。

前田社長

僕は知識も経験もないところから始めたので、お話ししたとおり「時間でカバーする」ことを大事にしてきました。こうやって時間でカバーする時期は、しんどいかもしれないですが、絶対に必要だと思います。それと、僕は、勉強と努力って「あとで自分の人生を楽にしてくれる貯金」だと思っています。知識や人脈が増えていけば、同じ仕事量でも選べる働き方や将来のパターンが増えていきます。

編集部

努力や勉強の時間が、そのまま「あとで仕事や人生を楽しむための土台」になっていくという考え方は、20代の働き方を考えるうえでも大きなヒントになりそうです。

前田社長

努力した人にしか見えない、楽しい景色は必ずあります。仕事を頑張ると新しい壁が見えてきますが、その壁はそこまで登ってきた人にしか見えません。見えたということは、きっと乗り越えられるということだと思うので、また頑張れるんです。

編集部

今は「何もない」と感じている方も、まずは少しだけ長く動いてみることや、勉強や仕事に向き合う時間をつくるところから始められそうですね。その積み重ねが、数年後にまったく違う景色と評価につながっていくのだと思います。前田社長、本日は貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。

リンク:株式会社リターンハート_採用ページ

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

「ビギナーズリンク」の編集部です。【スキルの余白は、伸びしろだ。】をコンセプトに、キャリアアップやスキルアップを目指す若年層が「未経験」を「武器」に変えていけるよう、転職や就職に関する有益な情報を発信します。

目次