「やる気」以上に「動いた証拠」がものを言う|アルサーガパートナーズ株式会社 青山さん×日浦さんが語る“伸びる若手”の共通点

環境が大きく変わり続ける今、「この先のキャリアをどうすればいいんだろう」と不安を抱く20代は少なくありません。
やりたいことが見えないまま転職を考えたり、新しいことに 挑戦したいのに“評価される基準”がつかめず、踏み出せない人も多いです。
今回はアルサーガパートナーズ株式会社の執行役員CHROの青山さんと、採用と人事を担う日浦さんのお二人に、経験の有無にかかわらず伸びる人の共通点や、働くことに迷いを抱えたときに大切にしたい視点を伺いました。
アルサーガパートナーズ株式会社
執行役員 CHRO 青山 哲也
不動産事業の起業を経験したのち、人事の世界へ。人事コンサルタントとして、制度設計や採用支援、組織づくりに幅広く携わる。2014年からは事業会社の人事部長として上場や組織拡大を牽引し、その後もベンチャーから大手外資まで複数企業のCHROを務め、組織の成長フェーズに寄り添う。2023年2月よりアルサーガパートナーズに参画。挑戦を尊重するカルチャーづくりと、若手が自走できる環境の整備を担っている。
人事採用担当 日浦 光
大学卒業後、音楽教室の企画・運営や販売活動を経験し、その後エンジニア派遣事業の営業として幅広い業種の企業と関わる。人と企業の“間”に立つ仕事におもしろさを感じる中で、人事職への思いが強まり、2023年にアルサーガパートナーズへ入社。現在はIT人材の採用、求人作成、選考管理、人員計画づくりなど、人事領域全般を担当。現場とのやり取りも多く、若手の成長や挑戦を近くで見守ることに大きなやりがいを感じている。
人事として転職を選んだ理由と、環境で決まった覚悟

編集部まず、日浦さんにお伺いしたいです。前職は人事とまったく異なるお仕事をされていたとのことですが、なぜ今のお仕事を選ばれたのでしょうか?



前職は、人材関連事業の営業をしていたんですが、もともと「人事をやりたい」という気持ちがずっとあって。転職活動もその軸で動いていたんです。



いろいろと転職先を探していく中で、アルサーガパートナーズ株式会社と出会ったというわけですね。



はい。実はここに転職するとき、面接を担当してくれたのが、本日同席している、CHROの青山なんです。面接の時に話した感じと、チームの雰囲気がすごく良くて。会社としてエネルギッシュなところにも惹かれて入社を決めました。



雰囲気って、転職先を決めるうえでけっこう大事ですもんね…。具体的には、どんなところで「合うかも」と思ったんですか?



言語化するのは難しいんですけど、話していてテンポが合うというか。それと、スピード感がある環境だという話も聞いて、自己成長にもつながりそうだなと思って。「ぜひお願いします」という気持ちで入社させてもらいましたね。



とはいえ、DXの世界は当時、未経験だったんですよね?正直、不安はなかったですか?



不安は…ありました。でも、成長意欲のほうが勝ちましたね。



ちなみに青山さんは、面接のときの日浦さんって、どう見えていましたか?



学ぶ姿勢が強い人だな、という印象はありましたね。私は採用において、経験そのものよりも目の前の仕事にしっかり向き合えるかどうかが大事だと思っていて。まさに成長意欲の塊だと感じて、採用に至りましたね。
一気通貫で進める強みと、人材をそろえる難しさ





御社の事業についても伺いたいです。コンサルティング、Web制作、システム開発、AI活用、Webマーケティング、運用保守まで…すべて一貫して行う体制が強みとのことですが、なぜここまで幅広くまとめて担う形にしているのでしょうか?



理由はいくつかありますが、一つは、お客さまが迷わないことですね。



お客さまが迷わない、というと…?



工程が分かれていると、そのたびに説明が必要になりますし、判断も遅れやすいじゃないですか。最初の相談から運用まで一社で持つことで、スピードと整合性が保てると考えています。



たしかに、窓口が複数あると、やりとりもややこしくなりますもんね…。



分業しすぎると、お客さまだけじゃなくて弊社側も、誰が何を理解しているのかが見えにくくなりますからね。



たしかに、そうですよね…。



ただ、上流から下流まで携わるので、そろえないといけない人材は多くなります。そこが難しさでもありますね。



人材の幅が必要になるのは大変ですよね…。必要なスキルや担当範囲が広い分、採用でも見極めが難しくなりませんか?



そうですね。だからこそ、自走できる人を求めています。自分で考えて動ける人でないと、この広さは活かしきれないと思うので。逆にいえば、これまでの経験に関係なく、主体的に学べる人にはすごく合う環境だと思います。



全体の流れがわかって、自走ができる。そういった環境だと、未経験でもやる気のある方であれば、成長スピードが速まりそうですよね。
早く伸びる若手の特徴=“恐れず動けること”





御社では、若手にどんどん裁量を与えていると伺いました。実際には、どんな場面で任せることが多いのでしょうか?



基本的に、手を挙げる人にはできるだけ早く任せるようにしています。未経験で入社して、1年半くらいでリーダーになった人もいますね。



1年半でリーダーって、かなり早いですよね…!そういう人には、どんな共通点があるんでしょう?



やっぱり、自分からキャッチアップする姿勢があることです。わからないことをそのままにせず、まず自分で調べてみる、このように動き出しが早い人は、成長も早いですね。



なるほど…。ということは、技術だけでなく周りとの連携の仕方も成長スピードに関わってくるんでしょうか。



そうですね。プロジェクトなので、結局は人とのやりとりが中心です。コミュニケーション能力が高い人は、技術の吸収も早い、と言っても過言ではないですね。中には、エンジニアで技術発表会を自分で企画するような人もいますよ。



エンジニアって、一人で淡々と進める仕事、みたいなイメージでした。でも今のお話を聞くと、周りとの連携も含めて、動き方が大事なんですね。



弊社は挑戦を否定しないカルチャーなんですよ。失敗することそのものより、挑戦しないことのほうがもったいない。まず動いてくれれば、周りがカバーします。



たしかに…立ち止まるより、まず小さく動いた人のほうが、キャリアの景色が早く変わりますよね。20代ほど、“まずやってみる”が、評価にも働きやすさにもつながりそうです。
未経験で評価されるのは「やる気」より「実際に作ったもの」





先ほど、未経験でもリーダーになったというお話を伺いましたが、御社に未経験の方が応募してきたとき、採用側はどこを見て「この人は伸びそうだな」「欲しいな」と感じるんでしょうか?



まずは、本人が仮にエンジニア希望であれば、「エンジニアになりたい」という強い意思を持っているかですね。あとは、ポートフォリオの中身を見て判断しています。



ポートフォリオのどんなところを見ているんでしょうか?



ユーザー目線があるかといったところは重視します。たったひとつのポートフォリオでも、ちゃんと作り込む人は作り込みますからね。



なるほど。逆に「未経験だけどエンジニアになりたいです」と言いながら、ポートフォリオを提出してこないケースはどうでしょう?



うーん、正直、論外というか…。



厳しいけど、そうですよね…。未経験の場合はとくに、「評価される見せ方」を知るだけで変わりますよね。本当にやる気があれば、ポートフォリオをしっかり作り込むといった行動に表れると思いますから。迷いがあっても、まずはとにかく成果物を出すということが重要なんですね。
迷っていい。でも“働く理由”があると働き方が安定する





弊社のエージェントには、20代の方から「このまま続けていいのか」「未経験でも別の仕事に挑戦すべきか」といったような相談がよく届くんです。つまり動き始めたあとで迷う場面も多いのかなと思うのですが…、そんなキャリア迷子のビジネスパーソンに向けて、アドバイスをいただいてもいいですか?



迷うこと自体は悪くないと思うんです。働いてみないとわからないことのほうが多いので、まずやってみる。それで十分だと思います。ただ、報酬をいただく以上は責任を持ってやることです。



責任…。



そうです。自分が誰かにお金を払う立場だったら、その人の成果を必ず見ますよね。その視点があるかないかで、働き方って全然変わると思うんです。



たしかに…その視点を持っている、要はプロとして、行動の軸がぶれにくくなりますよね。青山さんはいかがですか?



これはあくまで僕個人の考えですが、無理をしてまで働き続ける必要はないと思っています。でも働くことを選択したのなら、まず自分が誰のために何をしたいかを考えたほうがいいですね。



働くこと自体は“義務”ではなくて、自分で選ぶ行動なんですね。



そうですね。「みんなが働いているから働く」というのは理由として弱く、そこに自分の意思がないようにも感じます。



思考停止で周りの流れに合わせるのではなく、自分の棚卸しが必要なんですね。



自分が何をしたいかを見つめるだけで、選ぶ仕事も続け方も変わります。変に周りと比べる必要はありません。自分の人生ですから。



迷っていい。でも、自分で選ぶ。その姿勢こそ、20代のキャリアが前に進む条件だと感じました。今日のお話から、経験の有無に関わらず、まずは行動で示すこと。未経験ならまず「形にする」、伸びるなら「自分から動く」、迷うなら「やってみる」。そして報酬を受け取る以上、責任は必ずセットになる…そんな大事な視点を学べました。本日は貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。








