バイトしながら就活できる?フリーターが正社員就職するための完全ガイド

バイトしながら就活って…、正直かなりしんどくないですか?
シフトに入りながら履歴書書いて、面接の日程調整して、落ちたらまた応募して…。「時間がなくて全然進まない」「このままずっとフリーターなのかな」と不安になる気持ち、すごくわかります。
マイナビの2025年最新調査によると、若年フリーターの約3割(31.0%)が今後正社員を希望していることがわかりました。
【引用】マイナビキャリアサーチLab|フリーターの意識・就労実態調査(2025年)
なぜ多くの人が正社員を望むのでしょうか?同調査では、正社員を希望する理由のTOP2として以下の項目が挙げられています。
- 1位:雇用が安定しているから
- 2位:固定給がほしいから
一方で、現実的な課題も浮き彫りになっています。フリーターの約8割(78.3%)が「経済的にゆとりがない」と回答しており、これが「バイトを辞めて就活に専念できない」大きな要因となっています。つまり、生活費を稼ぐためにシフトに入らなければならず、その結果、就活に割く時間がなくなるという「負のループ」に陥っているのです。
しかし、諦める必要はありません。この記事では、バイトをしながら就活を成功させるための具体的なステップや、時間がなくても書類通過率を上げる方法、シフトと面接を両立させる裏ワザ、最短1ヶ月で内定を取る仕組みなどについて、詳しく解説します。
バイトと就活、どちらも諦めなくて大丈夫。一歩ずつ、着実に進めていきましょう。
株式会社MEDISITE キャリアコンサルタント
阿部 翔大

バイトしながらの就活が難しい5つの理由
「バイトしながら就活」がうまくいかないのには、明確な理由があります。気合や根性だけで乗り切ろうとする前に、まずは「何が障壁になっているのか」を理解しましょう。
物理的に時間が足りないから
フルタイム(週5日・8時間)でアルバイトをしている場合、生活リズムは正社員と変わりません。平日の日中は仕事で埋まっており、帰宅後は疲れて寝るだけ。休日は平日の疲れを取るために使い果たしてしまう……。これでは、求人を検索したり、履歴書を書いたりする時間を確保するのは至難の業です。
面接の日程調整が困難だから
企業の採用面接は、一般的に平日の日中(10:00〜18:00頃)に行われます。この時間はまさにバイトのシフトと被る時間帯です。面接のためにシフトを休もうとすると収入が減りますし、頻繁に休み希望を出すとバイト先から嫌な顔をされることもあります。この「面接に行けない」問題が、バイトしながら就活する際の最大の壁と言えます。
体力的・精神的な余裕がないから
立ち仕事や肉体労働のバイトをしている場合、仕事が終わった後の疲労感は相当なものです。そこから「志望動機を考える」「自己分析をする」といった頭を使う作業をするのは容易ではありません。「今日は疲れたから明日やろう」と先延ばしにしているうちに、数ヶ月が経ってしまうことも珍しくありません。
気持ちの切り替えが難しいから
バイト先では慣れた業務をこなし、人間関係も構築できているため、ある種の「居心地の良さ」があります。一方、就職活動は「不採用」という拒絶を突きつけられる可能性があるストレスフルな活動です。「今のままでも生活できているし…」という甘えが出やすく、強い意志がないとモチベーションを維持できません。
情報収集が不足しがちだから
学生の就活と違い、フリーターの就活は基本的に「孤独」です。大学のキャリアセンターのような相談場所もなく、周りに就活仲間もいない場合が多いため、どうしても情報不足になりがちです。結果として、ネットで見つけた条件の良い求人に手当たり次第応募しては落ちる、という非効率な活動になってしまいます。
それでもバイトを辞めずに就活すべき3つの理由

ここまで読むと「やっぱりバイトを辞めて、就活に専念したほうがいいのでは?」と思うかもしれません。しかし、キャリアアドバイザーとしての見解は、「基本的にはバイトを続けながら就活すべき」です。その理由は以下の3点です。
経済的な焦りが誤った判断を招くから
バイトを辞めると収入が途絶えます。貯金を切り崩しながらの生活は、想像以上に精神を削ります。「来月の家賃が払えないかも」という焦りが生まれると、「どこでもいいから早く就職したい」という思考になりがちです。その結果、労働条件の悪いブラック企業や、自分に合わない仕事を選んでしまい、早期離職につながるリスクが高まります。
空白期間(ニート期間)を作りかねないから
バイトを辞めて就活に専念している期間は、履歴書上では「無職(空白期間)」となります。面接官からは「この期間は何をしていましたか?」と必ず聞かれます。「就職活動をしていました」と答えても、期間が半年以上になれば「半年も決まらなかったのか」とネガティブに捉えられる可能性があります。バイトを続けていれば「働きながら頑張っている」という評価につながります。
生活リズムを維持できるから
仕事をしていないと、どうしても夜更かしをしたり、朝起きるのが遅くなったりと生活リズムが乱れがちです。一度乱れたリズムを戻すのは大変で、いざ面接が入った時に寝不足で挑んでしまったり、入社後に朝起きられずに苦労したりすることになります。バイトという強制的な予定があることで、規則正しい生活をキープできるのです。
バイトと就活を両立させる5つの具体的方法

では、具体的にどうすれば「時間がない」中でバイトしながら就活を進められるのでしょうか。ここでは、明日から実践できる5つのテクニックを紹介します。
隙間時間を徹底活用する(スマホ就活)
ズバリ、まとまった時間を取ろうとするから動けないのです。就活は細切れの時間でも進められます。
- 通勤電車の中:求人サイトをチェック、気になる企業をブックマーク
- バイトの休憩時間:エージェントからのメール返信、面接日程の確認
- 寝る前の15分:自己PRのネタ出し、業界研究の記事を読む
阿部 翔大今はほとんどの就活サービスがスマホに対応しています。PCを開かなくても、スマホ一つで8割の作業は完結します。
オンライン面接(Web面接)を最大限利用する
コロナ禍以降、一次面接をオンラインで行う企業が急増しました。移動時間が不要なため、バイトの休憩時間(1時間)を利用して面接を受けることも可能です。



近くのレンタルスペースやカラオケボックス(テレワーク対応店)を活用すれば、シフトの合間でも静かな環境で面接を受けられます。
シフトを「夜」か「土日」に寄せる
可能であれば、シフトを平日の夕方以降や土日に集中させましょう。平日の午前中〜夕方を空けることができれば、面接のスケジュール調整が格段に楽になります。



完全に変更できなくても、「火曜日と木曜日の午前中は空ける」など、特定の曜日・時間帯を固定で休みにするだけでも動きやすくなります。
「1日1アクション」を目標にする
「今日は求人を30件見る」「履歴書を完成させる」といった大きな目標は挫折の元です。「今日は求人を1つ見るだけ」「エージェントに返信するだけ」といった、1分で終わるような小さな目標を立てましょう。



継続することが何より重要です!
転職エージェントに面倒な作業を丸投げする
これが最も効果的かつ重要な方法です。バイトしながら就活するフリーターにとって、時間は貴重な資源です。



自分で求人を探したり、企業とメールのやり取りをしたりする時間を極力減らすために、プロのサポートを活用しましょう。
バイトしながら就活する人こそ転職エージェントを活用すべき!そのメリットは?
「転職エージェント」と聞くと、バリバリのキャリアマンが使うものというイメージがあるかもしれません。しかし、実は「時間がないフリーター」こそ、エージェントを使うべき最大のメリットがあります。
① 求人を探す時間をゼロにできる
あなたの希望条件を伝えておけば、担当者が代わりに求人を探してLINEやメールで送ってくれます。あなたは送られてきた求人を「受ける」「受けない」と選別するだけです。
② 面倒な日程調整を代行してくれる
「来週の火曜日の14時か、水曜日の午前中でお願いします」とエージェントに伝えるだけで、企業との調整をすべて行ってくれます。バイト中に何度も企業と電話する必要がなくなります。
③ 書類作成の手間が半分以下にできる
履歴書や職務経歴書のフォーマットを用意してくれたり、書いた内容を添削してくれたりします。ゼロから自分で考える時間を大幅に短縮できます。
つまり、転職エージェントはあなたの「就活秘書」のような存在です。これらをすべて無料で行ってくれるのですから、使わない手はありません。一人で頑張るよりも、圧倒的に効率よく、短期間で就職活動を進めることができます。


シフト調整と面接日程の両立術
バイトしながら就活する最大の難関は、「いつ面接に行くか」問題です。ここでは実践的なテクニックを紹介します。
有給休暇を活用する
意外と知られていませんが、アルバイトでも条件を満たせば有給休暇が発生します(6ヶ月以上継続勤務、全労働日の8割以上出勤など)。有給を使えば、収入を減らさずに面接に行くことができます。
法律上の権利ですので、堂々と申請しましょう。
1日に複数社の面接を入れる
どうしてもシフトを休まなければならない場合、1回の休みで最大限の成果を出すために、面接を同じ日に詰め込みましょう。「午前中にA社、午後にB社」といった具合です。
エージェントにお願いすれば、このようなスケジュールの調整もうまく行ってくれます。
正直に「夕方以降」をお願いしてみる
「現在就業中のため、18時以降の面接をお願いできないでしょうか」と相談することは失礼ではありません。むしろ「働いている責任感がある」とポジティブに捉えられることもあります。
多くの企業が柔軟に対応してくれます。
バイト先に就活を伝えるべきか?円滑に進める方法


「店長に就活のことを言ったら、シフトを減らされるんじゃないか…」と不安に思う方も多いでしょう。この章では、伝えるメリットと、伝える際のポイントについて解説します。
基本的には伝えた方がメリットが大きい
関係性が極端に悪くない限り、早めに伝えておくことをおすすめします。理由は以下の通りです。
- 急な面接が入った時に休みをもらいやすくなる
- シフトを減らしてもらう相談がしやすくなる
- 退職時のトラブル(引き継ぎなど)を防げる
伝え方のポイント
「辞めます」といきなり言うのではなく、「将来のために正社員を目指して就職活動を始めようと思っています。ご迷惑をおかけすることもあるかもしれませんが、できるだけシフトには貢献したいと思っています」と、前向きな姿勢と配慮を伝えましょう。応援してくれる職場も意外と多いものです。
バイトしながら使えるおすすめ転職エージェントの選び方
バイトしながら就活する場合、エージェント選びで失敗すると余計に時間がかかってしまいます。選ぶべきは「フリーター・既卒・第二新卒に特化している」かつ「サポートが手厚い」エージェントです。
エージェント選びの3つの基準
- LINEやチャットで連絡が取れるか:電話だけの対応だと、バイト中に出られず連絡が遅れます。チャット対応可能なサービスが便利です。
- 土日や夜間の面談に対応しているか:あなたのライフスタイルに合わせて相談に乗ってくれるかを確認しましょう。
- 「未経験歓迎」求人を多く持っているか:経験者向けの求人ばかり紹介されても意味がありません。
大手と特化型の併用がおすすめ
求人数の多い「大手総合型エージェント」と、サポートが親身な「フリーター特化型エージェント」の2〜3社に登録し、使い勝手の良い方をメインにするのが賢いやり方です。登録自体は無料なので、まずは複数登録して比較してみましょう。


エージェント登録から内定までの具体的なステップ


エージェントに登録してから就職が決まるまでの大体の流れは以下のとおりです。
スマホから公式サイトで登録。名前、年齢、現在の状況などを入力します。所要時間は1〜3分程度です。
対面またはオンライン(Zoomや電話など)で担当者と話をします。ここでは「やりたいことが分からない」と正直に伝えてOKです。服装も私服で問題ありません。
面談の内容を元に、あなたに合いそうな求人が紹介されます。興味がない場合は断っても大丈夫です。「なぜ興味が持てないか」を伝えると、次の提案の精度が上がります。
応募する企業が決まったら、履歴書・職務経歴書を作成します。エージェントが添削してくれるので、安心して作成できます。
想定問答の練習や模擬面接を行います。「フリーター期間についてどう答えるか」などの難しい質問への回答も一緒に考えてくれます。
内定が出たら、入社日の調整や条件の確認を行います。不安なことがあれば、入社前にエージェント経由で企業に質問することも可能です。



早ければ、登録から1ヶ月程度で内定が出ることも珍しくありません。あなたがやるべき最初の一歩は、「スマホで登録ボタンを押すこと」。たったこれだけで、動き出せなかった現状が大きく変わり始めます!
よくある質問(Q&A)
Q. バイトを辞めてから就活したほうがいいですか?
A. 基本的には「バイトしながら就活」をおすすめします。
辞めてしまうと収入が途絶え、経済的な焦りからブラック企業を選んでしまったり、妥協して就職先を決めてしまうリスクが高まるからです。ただし、ブラックバイトで心身ともに限界…という場合は、健康が最優先ですので、貯金を確保した上で辞める選択肢もあります。
Q. バイト先に就活していることは言うべきですか?
A. 関係性によりますが、基本的には「言ったほうがシフト調整しやすい」です。
店長に正直に「正社員を目指して就職活動を始めます」と伝えることで、急な面接が入った際などに協力してもらいやすくなります。ただし、人間関係が悪化しそうな職場であれば、無理に言う必要はありません。
Q. 面接は平日の昼間しかありませんか?
A. 最近は柔軟な企業が増えています。
企業の多くは平日日中に面接を行いますが、19時以降の面接や、土日面接に対応してくれる企業も増えています。また、一次面接はオンライン(Web面接)で実施する企業が多いため、バイトの休憩中やシフト前後の時間を使って受けることも可能です。
Q. バイトと就活の両立で一番大切なことは何ですか?
A. 「スケジュール管理」と「プロの手を借りること」です。
一人ですべてやろうとせず、転職エージェントに日程調整を任せることで、負担を大幅に減らせます。エージェントはあなたのバイトのシフトを考慮して、無理のない面接スケジュールを組んでくれます。
まとめ|効率的に動けば両立は可能。就職も可能!
「バイトしながら就活」は決して楽な道ではありませんが、正しい方法とツールを使えば、確実に乗り越えられます。
この記事のポイント総まとめ
- ✅ 隙間時間とスマホを徹底活用する
- ✅ Web面接を利用して移動時間を削減する
- ✅ 転職エージェントを「就活秘書」として使い倒す
- ✅ バイト先に配慮しつつ、自分の未来を最優先にする
マイナビの調査データにもあったように、約8割のフリーターが経済的な余裕がない中で戦っています。あなたと同じように悩み、そして一歩を踏み出した人たちが、新しいキャリアを掴んでいます。
「明日やろう」は、たいていやりません。忙しい毎日の中で、現状を変えるチャンスは「今」しかありません。
まずは通勤電車の中や、寝る前の数分を使って、転職エージェントに登録することから始めてみてください。それは、あなたの人生を「バイト中心」から「自分のキャリア中心」へと変える、大きなターニングポイントになるはずです。



一人で抱え込まず、プロの力を借りてください。あなたの正社員への挑戦を、心から応援しています。









