フリーターが就職できないのはなぜ?主な理由と解決策・データで見る厳しい実態

「現在フリーターで、何度応募しても就職できない」「自分には価値がないのではないか」と追い詰められていませんか?
【引用】Yahoo!知恵袋|フリーター…全然面接が受かりません…。もう一生就職できないのでしょうか?
就職できない状態には明確な原因があり、それを解消すれば解決策は見えてきます。
2024年現在、フリーター(パート・アルバイト)の数は136万人(厚生労働省「令和7年版 厚生労働白書」より)。多くの人が同じ悩みを抱えていますが、正しい戦略をとった人の多くが正社員へと転身しています。
フリーターは就職できない…と嘆く前に、まずは自分の状況を客観的に見直すことが重要です。
この記事では、なぜフリーターが就職できないのかという根本的な5つの理由と、そこから抜け出すための具体的なアクションプラン、未経験でも採用されやすい職種などを解説します。
就職できない現状は、あくまで一時的なものです。今日から行動を変えて、正社員としての安定した未来を掴み取りましょう。
株式会社MEDISITE キャリアコンサルタント
阿部 翔大

フリーターは就職できない?データからわかる現実

「フリーターは就職できない」と感じている方は、まず客観的なデータを知ることが大切です。厚生労働省の資料「フリーター?正社員?何が違うの??」によると、フリーター期間が長くなるほど正社員への転換率は低下します。
半年以内であれば男性約7割・女性約6割が正社員になれていますが、3年を超えると男性約6割・女性約4割まで下がります。つまり、時間が経てば経つほど「フリーターが就職できない」確率は上がってしまうのが現実です。
阿部 翔大でも、これは「就職が不可能になる」という意味ではありません。フリーター就職できない原因を理解し、適切な対策を講じれば、この確率は覆せます。多くの人が、フリーターで就職できない状態から逆転しています。
フリーターは就職できない?5つの理由


なぜ、フリーターのあなたは今、就職できないのでしょうか?その原因は大きく分けて5つあります。自分がどれに当てはまるか確認してみましょう。
年齢の壁があるから
年齢は就職活動において大きな要素です。独立行政法人労働政策研究・研修機構「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状」によると、年齢別の就職率は以下のようになっています。
- 20-24歳:32.7%
- 25-29歳:25.5%
- 30-34歳:18.1%
30代になると数値がガクッと下がります。企業は将来性のある若手を好むため、年齢が上がるほど就職できない状況に陥りやすくなります。



年齢は変えられませんが、戦い方は変えられます。30代で「若さ」をアピールしても勝てません。代わりに「責任感」や「定着性」を売りにしましょう。「フリーター就職できない」と嘆く前に、同年代のライバルとは違う土俵で戦う意識を持ってください。
職歴・スキル不足だから
企業が中途採用で求めるのは基本的に「即戦力」です。アルバイト経験のみだと、職務経歴書に書ける内容が乏しく、書類選考で落とされてしまうこともあります。



スキルがないなら「ポテンシャル」で勝負です。「未経験歓迎」の求人は、スキルよりも「素直さ」や「学習意欲」を見ています。「今はできませんが、入社後に死ぬ気で覚えます!」という熱意が、スキル不足をカバーする最大の武器になります。
自己PRが弱いから
「特にアピールすることがない」と、履歴書の内容が薄くなっていませんか?フリーターで就職できない人の多くは、アルバイト経験を過小評価しすぎています。



「バイトリーダーをやった」とかじゃなくてもいいんです。「無遅刻無欠勤だった」「お客様の名前を覚えた」とか、当たり前のことを継続できた実績を書いてみて。企業が欲しいのは、派手な実績より「真面目に働いてくれる人」ですから。
面接で自信が持てず意欲が伝わらないから
面接で「どうせ受からないだろう」という態度が出ていませんか?自信のなさは声の小ささや視線に現れ、面接官に「覇気がない」「すぐ辞めそう」と思われてしまい、結果として不採用となってしまうことがあります。



面接は「会話」です。上手く話そうとしなくてOK。相手の目を見て、ハキハキと挨拶するだけで第一印象は劇的に変わります。「フリーター就職できない」という思い込みを一旦捨てて、「御社で働きたい」という気持ちだけを伝えてください。
就活のやり方そのものが間違っているから
人気の大手企業や、倍率の高い事務職ばかり受けていませんか?また、求人サイトだけで一人で活動していませんか?フリーターで長らく就職できない人の多くは、戦う場所と方法を間違えています。



正直、人気職種は経験者でも激戦区です。そこにこだわると永遠に「フリーター就職できない」ループに入ります。まずは視野を広げて、人手不足の業界やBtoB企業(法人向け企業)に目を向けてみて。隠れた優良企業はそこにありますよ。
フリーターが就職できない状態を抜け出す5つの解決策


では、どうすればフリーターが就職できない状態から抜け出せるのでしょうか。「今の自分には無理だ」と思っているかもしれませんが、実は就職に成功したフリーターの多くが、特別なスキルや経歴を持っていたわけではありません。重要なのは、正しい方向に努力することです。この章では、今日から実践できる具体的なアクションプランを5つ紹介します。


解決策1:生活リズムを整える
夜型の生活が続いていませんか?フリーターの方の中には、夜遅くまでアルバイトをしていたり、昼夜逆転の生活になっている人も少なくありません。しかし、正社員として働く場合、ほとんどの企業は朝9時前後からの出社が基本です。
面接の時間も平日の日中が多いため、生活リズムが乱れていると、そもそも就活がスムーズに進みません。まずは「毎朝7時に起きる」など、小さな目標から始めて、正社員としての生活リズムに体を慣らしていきましょう。
心身のコンディションが整えば、面接での印象も自然と良くなります。
解決策2:自己分析をやり直す
「やりたいことが見つからない」と悩んでいませんか?実は、フリーターの就職活動において「やりたいこと」を追い求めすぎると、選択肢が狭まってしまいます。大切なのは「できること」「苦にならないこと」「長く続けられそうなこと」という視点で仕事を探すことです。
例えば、接客のアルバイト経験があるなら「人と話すのは嫌いじゃない」という強みがあります。倉庫作業の経験があるなら「黙々と作業するのが得意」かもしれません。
フリーター期間中に「これは意外と楽しかった」「これは続けられた」という経験を振り返り、その延長線上にある職種を探してみましょう。
解決策3:一人で抱え込まずにプロの力を借りる
就職できないフリーターの多くが、一人で求人サイトを眺めて応募して、不採用通知を受け取って落ち込む…というサイクルに陥っています。しかし、一人での就活には限界があります。「どの業界が自分に合うか分からない」「履歴書の書き方が分からない」「面接で何を言えばいいか分からない」そんな悩みを一人で解決するのは非常に困難です。
だからこそ、ハローワークや就職エージェント、サポステなどの無料支援サービスを必ず利用してください。プロのキャリアアドバイザーがあなたの経験を丁寧にヒアリングし、「あなたが活躍できそうな職種」を一緒に考えてくれます。
一人で悩む時間を減らし、専門家の力を借りることが、就職への最短ルートです。


解決策4:応募数を増やす
「3社受けて全部落ちたから、もう無理だ」と諦めていませんか?フリーターの就職活動において、3社や5社の応募では圧倒的に足りません。就職に成功したフリーターの多くは、平均して10社〜30社以上に応募しています。
不採用は「あなた自身が否定された」わけではなく、「たまたまその企業とは合わなかっただけ」です。応募数を増やせば増やすほど、あなたを必要としてくれる企業に出会える確率は高まります。
数を打つことを恐れず、「1社でも多く応募する」という意識を持ちましょう。
解決策5:面接練習をする(準備と練習で自信をつける)
「面接が怖い」「何を話せばいいかわからない」そんな不安を抱えるフリーターの方は非常に多いです。しかし、面接で話す内容は、事前の準備と練習でカバーできます。よく聞かれる質問(「なぜフリーターだったのか」「なぜ今正社員になりたいのか」など)への回答を、紙に書き出してみましょう。
そして、ハローワークや就職エージェントが提供する「模擬面接」を必ず受けてください。本番の面接前に、プロからフィードバックをもらうことで、話し方や姿勢、目線などの改善点が明確になります。
準備と練習を重ねることで、面接への恐怖心は自然と薄れ、自信を持って臨めるようになります。


就職できないフリーターにおすすめ!未経験OKの職種7選
「就職できない」と悩むフリーターにおすすめの、未経験からでも採用されやすい職種を紹介します。
| 職種名 | 平均月収 | 必要資格 | おすすめポイント | 未経験採用率 |
|---|---|---|---|---|
| ITエンジニア | 25〜30万円 | なし | 手に職がつく、将来性が高い | 中 |
| 介護スタッフ | 22〜26万円 | なし | 高齢化で需要増、資格取得支援あり | 非常に高い |
| 建設・施工管理 | 25〜35万円 | なし | 給与水準が高い、地図に残る仕事 | 高い |
| 営業職 | 23〜28万円 | 普通免許 | 成果次第で稼げる、コミュ力が活きる | 中 |
| 配送ドライバー | 25〜40万円 | 普通免許 | 一人で働ける、EC拡大で需要急増 | 非常に高い |
| 製造・工場 | 20〜25万円 | なし | 黙々と作業できる、寮完備も多い | 高い |
| 販売・サービス | 20〜24万円 | なし | バイト経験を直に活かせる | 高い |
これらの職種は人手不足傾向にあり、就職できない状況を打破する有力な選択肢です。




就職できないと嘆くフリーターが使うべき支援サービス
フリーター就職できない人は、以下のサービスをフル活用してください。すべて無料です。
- ハローワーク:求人数が最多。地元で働きたい人に最適。職業訓練も受けられるため、スキル不足でフリーター就職できない人におすすめ。
- 就職エージェント:フリーター就職できない人の救世主。プロが求人紹介から面接対策まで一貫してサポート。内定率が格段に上がります。
- サポステ(地域若者サポートステーション):就活に恐怖心がある人向け。働く前段階のメンタルケアや職場体験から始められます。
- ジョブカフェ:若者向けの就職支援センター。ハローワークより気軽に相談でき、セミナーも充実しています。


キャリアアドバイザーが教える|よくある間違った就活法と正しい方法
就職できない人が陥りがちな間違いと、その修正法を解説します。多くの方が無意識のうちにこれらの間違いを犯してしまっていますが、気づいて修正すれば状況は必ず好転します。


× 間違い1:有名企業や人気職種ばかり受ける
大手企業や事務職など、誰もが知っている人気企業・職種ばかりに応募していませんか?気持ちはよくわかります。「どうせ働くなら有名な会社がいい」「事務職なら楽そう」と思うのは自然なことです。
しかし現実として、これらの求人には経験豊富な応募者が殺到します。書類選考の段階で数百人、数千人というライバルと戦うことになり、就職できない確率が極めて高くなってしまいます。特に事務職は倍率が10倍を超えることも珍しくありません。



視野を広げてみてください。BtoB企業(法人向けビジネスをしている会社)や、人手不足の業界(IT、介護、物流、建設など)は、実は待遇が良く、未経験でも採用に積極的です。「聞いたことがない会社」でも、優良企業はたくさんあります。まずは「未経験歓迎」「研修充実」という条件で探してみましょう。
× 間違い2:ネットの求人に応募して終わり
求人サイトで気になる求人を見つけて応募ボタンを押す。これだけで終わっていませんか?もちろん応募すること自体は素晴らしい行動です。しかし、求人サイトからの応募は「大勢の中の一人」として扱われるため、書類選考で落とされやすいのが現実です。
特にフリーター期間が長い方や職歴が少ない方は、書類だけでは魅力が伝わりにくく、不採用に繋がりやすくなります。あなたの人柄や意欲は、紙の履歴書では伝わらないのです。



就職エージェントを活用しましょう。エージェント経由で応募すると、担当者があなたの強みを企業に直接推薦してくれます。「この人はフリーターですが、真面目で意欲が高いです」と人物保証をしてもらえるため、書類通過率が劇的に上がります。完全無料なので、使わない手はありません。
× 間違い3:空白期間をごまかす
履歴書の空白期間(フリーター期間や無職期間)を隠そうとしたり、曖昧に書いたりしていませんか?「バレなければいい」「突っ込まれたくない」という気持ちは理解できます。しかし、企業の採用担当者は何百人もの履歴書を見ているプロです。ごまかしは必ずバレますし、バレた時点で信用を失い、不採用に直結します。
また、面接で質問された際に言葉に詰まったり、話のつじつまが合わなくなったりすると、「この人は嘘をついている」と判断され、即不採用になります。



空白期間は正直に話しましょう。ただし、「何もしていませんでした」で終わるのではなく、「その期間に何を学んだか」「なぜ今正社員を目指すのか」「これからどう頑張りたいか」という前向きなストーリーを作ってください。「過去は変えられないが、未来は変えられる」という姿勢を見せることが何より大切です。
× 間違い4:一人で悩み続ける
「どうせ相談しても無駄だろう」「自分の力でなんとかしなきゃ」と、一人で就職活動を続けていませんか?確かに自分で頑張ることは大切ですが、就職活動は情報戦でもあります。一人で悩んでいる時間が長ければ長いほど、就職できない苦しい状態が続いてしまいます。
また、自己流の就活方法が間違っていても、それに気づけないまま同じ失敗を繰り返してしまいます。書類の書き方、求人の選び方、面接の受け方など、すべてに「正解」があるのに、それを知らずに戦っているのは非常にもったいないことです。



プロに相談しましょう。ハローワーク、就職エージェントなど、無料で使える支援サービスがたくさんあります。彼らは何千人ものフリーターを正社員就職に導いてきたプロです。あなたの強みを客観的に見つけ出し、最適な求人を紹介し、書類・面接対策まで徹底サポートしてくれます。一人で悩む時間を、行動する時間に変えましょう。


30代以降のフリーター就職できない人へのアドバイス
「30代だともう手遅れ?」「一生フリーター就職できない?」そんなことはありません。確かに20代よりハードルは上がりますが、諦める必要はありません。
30代以降が狙うべきは、「若さ」ではなく「人間力」で勝負できる職場です。特に介護、建設、運送などの業界は、30代・40代の未経験者を歓迎しています。
また、これまでの人生経験で培った「忍耐力」や「対人スキル」は、立派な武器になります。



フリーター就職できないと卑屈にならず、「これから長く働いて貢献したい」という真摯な姿勢を見せれば、採用してくれる企業は必ずあります。


まとめ|フリーター就職できないのは一時的な状態
今フリーターで「就職できない」という悩みを抱えていても、行動を起こした瞬間から解決に向かいます。あなたには可能性があります。過去を変えることはできませんが、未来は今の行動次第でいくらでも変えられます。
この記事のポイント総まとめ
- 原因を知ろう:年齢、スキル不足、方法の間違いなど、就職できない原因を特定する。
- 業界を変えよう:事務や大手にこだわらず、IT、介護、物流など人手不足業界を狙う。
- プロに頼ろう:一人での活動は限界がある。エージェントやハローワークを使い倒す。
- 自信を持とう:「就職できない」という思い込みを捨て、熱意を伝える。
- 行動をやめない:応募数が足りていないだけかもしれない。諦めずに数を打つ。
- 30代でもOK:年齢を理由に諦めない。戦う場所を変えれば勝機はある。



まずは無料相談に行く、求人を見てみる、そんな小さな一歩からで構いません。就職できない現状を打破し、胸を張って働ける正社員としての生活を手に入れましょう。











