就活のやり方がわからないフリーターへ|正社員になるための完全ガイド

就活のやり方がわからないフリーターは決して少なくない

「就活のやり方がわからない」「何から始めればいいのか全くわからない」フリーターとして働きながら、こんな不安を抱えていませんか?

新卒の時は学校がレールを敷いてくれましたが、フリーターからの就職活動にはマニュアルがありません。周りに相談できる相手も少なく、孤独を感じている方も多いはずです。「そろそろ正社員になりたいけれど、就活のやり方がわからなくて動けない」そんな状況に陥っているあなたは、決して一人ではありません。

でも、安心してください。「就活のやり方がわからない」のは、あなたが怠けているからでも、能力がないからでもありません。単に正しい方法を知る機会がなかっただけなのです。自転車の乗り方と同じで、一度コツと手順さえわかってしまえば、誰でも前に進むことができます。

この記事では、現役キャリアアドバイザーである私が、就活のやり方がわからないフリーターの方へ向けて、正社員を目指すための具体的な手順を専門用語を使わずにわかりやすく解説します。これまで何百人ものフリーターの方を正社員へ導いてきた経験をもとに、きれいごと抜きで実践的なアドバイスをお伝えします。

阿部 翔大

わからないことは恥ずかしいことではありません。むしろ、わからないからこそ、変な癖がつかずに素直に吸収できる強みになります。今日から一緒に一つずつクリアしていきましょう。

この記事の監修者

株式会社MEDISITE キャリアコンサルタント

阿部 翔大

目次

結論:フリーターの就活は正しい手順を踏めば必ず成功する

最初に結論をお伝えします。フリーターから正社員になることは、決して難しいことではありません。厚生労働省のデータを見ても、フリーターから正社員への移行率は年々上昇傾向にあります。人手不足が叫ばれる今、企業は「即戦力」だけでなく、「育てるためのポテンシャルがある人材」を喉から手が出るほど欲しがっているからです。

ただし、やみくもに応募ボタンを押し続けるだけでは内定は遠のきます。「自分に合った企業の選び方」や「フリーター経験をポジティブに伝える方法」を知っているかどうかが、勝負の分かれ目です。正しい手順を踏めば、学歴や経歴に関係なく、納得のいく就職をすることは十分に可能です。

データで見るフリーターの就職事情

フリーター期間別 正社員になれた者の割合(厚生労働省調査)

  • フリーター期間が半年以内の場合:男性約70%、女性約60%が正社員になっています
  • フリーター期間が3年超の場合:正社員になれた割合は男性約60%、女性約40%に低下します

フリーター期間が長くなるほど、正社員への転換は難しくなる傾向があります。

【参考】厚生労働省|正社員?フリーター?何が違うの??

若年労働者の雇用状況(令和5年若年者雇用実態調査)

  • 若年労働者(15〜34歳)が就業している事業所の割合:73.6%
  • 全労働者に占める若年労働者の割合:23.7%
  • 過去1年間に正社員として若年労働者を採用した事業所:33.4%

若年層を積極的に採用する企業は多く、未経験からでも正社員のチャンスは十分にあります。

【参考】厚生労働省|令和5年若年者雇用実態調査の概況

就活のやり方がわからないフリーターが特に不安を感じること

具体的な手順に入る前に、なぜあなたが「動けない」のか、その不安の正体を分解しておきましょう。敵を知ることで、対策が立てやすくなります。

自分のアピールポイントがない

「ずっとアルバイトしかしてこなかったし、誇れるスキルなんて何もない」と思い込んでいませんか?しかし、企業は必ずしも高度な専門スキルだけを求めているわけではありません。「遅刻せず真面目にシフトに入る」「後輩に優しく仕事を教える」「お客様に笑顔で接する」といった当たり前の行動も、立派なアピール材料になります

自己評価が低すぎて、自分の価値に気づいていないケースが非常に多いです。

阿部 翔大

僕が面接に同席すると、企業の方から「この方、接客のバイト経験あるんですね。うちは電話対応が多いので助かります」といった言葉をよく聞きます。あなたが当たり前だと思っている経験が、実は企業にとって魅力的なんですよ。

面接で空白期間や退職理由を突っ込まれるのが怖い

「なぜ今まで就職しなかったの?」「前のバイトを辞めた理由は?」といった質問は、確かに答えにくいものです。圧迫面接を想像して萎縮してしまう気持ちもわかります。しかし、面接官はあなたをいじめたいわけではありません。「すぐに辞めないか」「長く働いてくれるか」を確認したいだけなのです。

納得できる理由を準備しておけば、決して怖い質問ではありません。

阿部 翔大

正直に話すことが一番大切です。嘘をつくと後でボロが出ますし、何より自分が苦しくなります。過去は変えられませんが、これからどうしたいかは自分で決められます。その前向きな姿勢を伝えれば、面接官は必ず理解してくれますよ。

ブラック企業に捕まるのが不安

「せっかく正社員になれても、過酷な労働環境だったらどうしよう」という不安も、一歩を踏み出せない大きな要因です。確かに世の中には悪質な企業も存在します。しかし、求人票の見方や、面接での逆質問などのテクニックを知っていれば、ブラック企業を事前に見抜くことは可能です。

知識はあなたを守る最大の武器になります。

阿部 翔大

エージェントを利用する大きなメリットの一つが、企業の内部情報を事前に知れることです。僕たちは過去の紹介実績や口コミをもとに、働きやすい企業だけを厳選してご紹介します。一人で探すより、ずっと安全ですよ。

フリーターの就活のやり方は?5つのステップで全体像を理解しよう

就職活動は、大きく分けて以下の5つのステップで進みます。期間の目安は、早ければ1ヶ月、じっくり進めても3ヶ月程度です。それぞれのステップで何をすべきか、詳しく見ていきましょう。

ステップ1:自己分析で「何がしたいか」を明確にする(1週間)

いきなり求人サイトを見るのはNGです。まずは「自分がどんな風に働きたいか」を整理することから始めましょう。

「やりたくないこと」から考える

「やりたいこと」が見つからない人は、「これだけは絶対にやりたくないこと」をリストアップしてみてください。「接客は苦手」「体力勝負の仕事は嫌だ」「転勤はしたくない」など何でも構いません。消去法で選択肢を絞っていくと、意外と自分に合いそうな仕事が見えてきます。

阿部 翔大

やりたくないことを明確にするのは、実はとても有効な自己分析の方法です。僕のところに来る方の多くも、最初はやりたいことより、やりたくないことの方がはっきりしています。それで全く問題ありません。

アルバイト経験を棚卸しする

これまでのバイト経験の中で、「楽しかった瞬間」や「褒められた経験」を思い出してみましょう。「黙々と作業をするのが好きだった」なら製造や事務、「常連さんと話すのが楽しかった」なら営業や販売など、適職のヒントは過去の経験の中に隠れています。

阿部 翔大

自己分析は一人でやると煮詰まりがちです。友人や家族、あるいは私たちのようなアドバイザーに話を聞いてもらうだけでも、客観的な自分の強みが見えてきますよ。

ステップ2:応募書類(履歴書・職務経歴書)の作り方(1週間)

就活の最初の関門が書類選考です。フリーターの場合、「職務経歴書」をどう書くかがポイントになります。

履歴書は丁寧に、空欄を作らない

履歴書はあなたの第一印象を決める重要な書類です。字が下手でも構いませんが、丁寧に書くことが大切です。また、志望動機や自己PRの欄を空白のまま提出するのは、「やる気がありません」と言っているようなものです。最低でも枠の8割は埋めるようにしましょう。

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履歴書の志望動機で悩む方は多いですが、完璧な文章を目指す必要はありません。なぜその会社を選んだのか、正直な気持ちを自分の言葉で書けば大丈夫です。僕がいつもお伝えしているのは、相手に伝わる誠実さが一番大切だということですよ。

職務経歴書には「工夫したこと」を書く

アルバイト経験しかない場合でも、職務経歴書は必ず作成してください。「どこで、何をしていたか」だけでなく、「どんな工夫をしたか」「どんな成果を出したか」を具体的に書くのがコツです。例えば、「ホールスタッフとして勤務」と書くより、「ピーク時の回転率を上げるために、事前のテーブルセットを徹底した」と書いた方が、仕事への姿勢が伝わります。

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職務経歴書は「ラブレター」だと思ってください。相手(企業)が何を求めているかを想像して、自分の経験がどう役立つかを伝えることが大切です。書き方に迷ったらテンプレートを使ってもOKです。

ステップ3:求人の探し方と応募方法(1〜2週間)

準備ができたら、いよいよ求人に応募します。フリーターにおすすめの探し方は以下の3つです。

転職サイト(リクナビNEXT、マイナビ転職など)

自分のペースでたくさんの求人を見たい人におすすめです。「未経験歓迎」「学歴不問」といった条件で検索し、気になる企業をブックマークしていきましょう。ただし、全ての工程を自分一人で進める必要があるため、スケジュール管理が重要になります。

阿部 翔大

転職サイトは数が多いのが強みですが、応募先の見極めが重要です。僕が見てきた限り、とにかく数を打てば当たると思って100社応募するより、本当に興味がある10社に集中した方が内定率は高いです。

就職・転職エージェント

「やり方がわからない」人に最もおすすめなのがエージェントです。キャリアアドバイザーがマンツーマンでサポートしてくれます。求人の紹介だけでなく、応募書類の添削や面接練習、日程調整まで代行してくれるため、就活の負担が大幅に減ります。特にフリーター専門のエージェントは、未経験から正社員を目指すノウハウを豊富に持っています。

阿部 翔大

エージェントは完全無料です。なぜ無料かというと、企業側から紹介料をもらうビジネスモデルだからです。あなたが費用を心配する必要は一切ありません。むしろ、プロのサポートを使わない手はないと思いますよ。

ハローワーク

地元の企業や中小企業の求人が豊富です。職員に相談しながら仕事を探せるメリットがあります。ただし、無料で求人を掲載できるため、中には質の低い求人が混ざっていることもあります。求人票の内容をしっかりと見極める目が必要です。

阿部 翔大

ハローワークは地元企業の求人が豊富で、職員の方も親身に相談に乗ってくれます。ただし、求人票だけでは見えない職場環境もあります。気になる企業があれば、口コミサイトやエージェントと併用して情報収集するのがおすすめです。

ステップ4:面接対策の基本(2〜4週間)

書類が通れば、次は面接です。フリーターの面接で最も重視されるのは「意欲」と「人柄」です。

頻出質問への回答を準備する

以下の3つの質問は、ほぼ確実に聞かれます。回答を準備しておきましょう。

  • 自己紹介(これまでの経歴を簡潔に)
  • なぜ正社員になろうと思ったのか(きっかけと覚悟)
  • なぜこの会社を選んだのか(志望動機)

これらを自分の言葉で話せるようにしておくだけで、通過率は格段に上がります。

阿部 翔大

面接の回答は丸暗記する必要はありません。キーワードだけメモしておいて、その場で自分の言葉で話す方が自然です。僕がいつもアドバイスしているのは、鏡の前で一度声に出して練習してみることです。意外と言葉が出てこないことに気づけますよ。

ネガティブな質問への切り返し方

「なぜ今まで就職しなかったのですか?」という質問には、嘘をつかずに正直に答えるのが一番です。「当時はやりたいことが見つからず、考える時間を取っていました。しかし、〇〇の経験を通じて働くことの楽しさを知り、これからは正社員として腰を据えて頑張りたいと思いました」というように、過去を反省しつつ、未来への意欲で締めくくるのが鉄則です。

阿部 翔大

面接はオーディションではなく「会話」です。完璧に答えようとして暗記した台本を棒読みするより、多少詰まっても自分の言葉で一生懸命伝える方が、相手の心に響きますよ。

ステップ5:内定後の準備と入社までの流れ(1〜2週間)

内定が出ても、まだゴールではありません。入社日を調整し、雇用契約書をしっかり確認しましょう。特に「給与」「勤務時間」「休日」などの条件が、面接時の説明と違っていないか必ずチェックしてください。もし不明点があれば、遠慮なく人事担当者に質問しましょう。また、現在のアルバイト先への退職報告も早めに済ませておくことが、トラブルを防ぐ鍵です。

阿部 翔大

内定をもらうと嬉しくて舞い上がってしまいますが、契約内容の確認は冷静に行ってください。疑問点があれば入社前に必ず確認することが大切です。また、今のバイト先への報告も早めに。円満退職は次のステップへの礼儀ですよ。

就活のやり方がわからないフリーターが使うべき就職支援サービス3選

一人で就活を進めるのが不安な方は、以下のサービスを活用してみてください。すべて無料で利用できます。

若年層向け就職エージェント

20代〜30代前半のフリーターに特化したエージェントです。「ハタラクティブ」や「UZUZ」、「ジェイック」などが有名です。未経験OKの求人を豊富に持っており、書類選考なしで面接に進めるルートを持っている場合もあります。

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サービス名特徴・強み実績データ対象
ノビルキャリア未経験特化。過去の経歴よりも意欲を評価する企業を紹介。非公開求人多数20代・未経験
ハタラクティブ20代のフリーター・既卒に特化。人柄重視の求人が多い。内定率80.4%以上
書類通過率96%以上
20代中心
就職カレッジビジネスマナー研修付き。営業・事務職に強い。就職成功率81.1%18〜34歳
キャリアスタート年収アップと定着率に強み。マンツーマン支援が手厚い。年収アップ率83%
定着率92%
20代・30代前半
えーかおキャリア丁寧なカウンセリングでミスマッチを防ぐ。入社後定着率97%
内定獲得率81%
20代

ジョブカフェ

都道府県が設置している就職支援センターです。若者を対象に、キャリアカウンセリングやセミナー、職場体験などを実施しています。公的機関なので、安心して利用できるのが魅力です。

【参考】厚生労働省|ジョブカフェにおける支援

地域若者サポートステーション(サポステ)

「働くことに不安がある」「長期間ブランクがある」という方を対象にした支援機関です。臨床心理士などの専門スタッフが、就職に向けた相談に乗ってくれます。じっくりと準備を進めたい方におすすめです。

【参考】厚生労働省|地域若者サポートステーション

成功事例:フリーターから正社員になった3つのケース

【ケース1】Aさん(28歳・男性):飲食店アルバイト5年 → IT企業の営業職

接客で培ったコミュニケーション力を活かせる仕事を探していました。エージェントから『お客様対応の経験は営業で活きる』と言われ、IT企業の法人営業に挑戦。未経験でしたが、3社目で内定。現在は年収380万円で働いています。(「ノビルキャリア」‐転職成功データより‐)

【ケース2】Bさん(25歳・女性):コンビニアルバイト3年 → 物流会社の事務職

バイトリーダーとして在庫管理やシフト管理をしていた経験を職務経歴書に書いたところ、『責任感がある』と評価されました。書類選考は5社中4社通過。面接では正直に『安定を求めて正社員を目指した』と話し、2週間で内定をもらいました。(「ノビルキャリア」‐転職成功データより‐)

【ケース3】Cさん(32歳・男性):派遣・アルバイト歴10年 → 介護施設の正社員

30代で職歴が不安でしたが、人手不足の介護業界に挑戦。未経験歓迎の求人に応募し、『長く働きたい』という意欲を伝えたところ1社目で内定。資格取得支援制度もあり、働きながら介護福祉士を目指しています。(「ノビルキャリア」‐転職成功データより‐)

就職活動中のフリーターの方からよくある質問(FAQ)

Q1. 30代フリーターでも正社員になれますか?

A. もちろんなれます。確かに20代と比べると求人数は減りますが、ゼロではありません。30代には「社会人としての落ち着き」や「アルバイトでのリーダー経験」など、若手にはない強みがあります。また、人手不足の業界(介護、建設、運送、ITなど)では、年齢を問わず意欲のある人を積極的に採用しています。諦めずに行動し続けることが大切です。

Q2. スーツを持っていないのですが、買った方がいいですか?

A. はい、一着は購入することをおすすめします。面接は第一印象が非常に重要です。私服OKの企業もありますが、特に指定がない限りスーツで行くのが無難であり、マナーです。高価なブランドものである必要はありません。量販店で売っているシンプルなリクルートスーツで十分ですので、サイズの合った清潔感のあるものを用意しましょう。

Q3. 資格がないと不利ですか?

A. 多くの職種において、資格は必須ではありません特に未経験採用の場合、企業は資格よりも「人柄」や「やる気」を重視します。資格取得のために時間をかけて就活を先延ばしにするより、まずは実際の求人を見て、本当に必要な場合のみ取得を検討する方が効率的です。働きながら資格取得を支援してくれる会社もたくさんありますよ。

まとめ|就活のやり方がわからなくても大丈夫。不安な方はプロにサポートしてもらおう

「就活のやり方がわからない」と立ち止まっている時間は、もったいないです。わからないのは、ただ経験がないだけ。一歩踏み出せば、景色は必ず変わります。

フリーターから正社員になることは、ゴールではなく新しいスタートです。安定した収入、社会的信用、そして将来への安心感。正社員になることで得られるものは大きいです。

この記事のポイント総まとめ

  • 就活のやり方がわからないのは当然。正しい手順を知れば誰でも正社員になれる
  • まずは「自己分析」でやりたくないこと・やりたいことを整理しよう
  • フリーターの強みは「アルバイト経験」の中に必ずある
  • 一人で悩まず、フリーター特化型のエージェントを賢く利用するのが近道
  • 面接では「過去の反省」と「未来への意欲」をセットで伝える
阿部 翔大

一人で抱え込まず、エージェントや支援機関を頼りながら、まずは「自己分析」という小さな一歩から始めてみてください。あなたの行動が、未来を切り開く鍵になります。心から応援しています。

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