転職したいけどスキルがない20代向け転職成功ロードマップ|キャリアアドバイザーが教えます

「転職したいけどスキルがない…」20代の転職相談で最も多く聞く悩みです。今の仕事を辞めて新しいことに挑戦したい気持ちはあるけれど、自分には誇れる実績も専門スキルもない。そんな壁にぶつかって、最初の一歩を踏み出せずにいませんか?

周囲の友人が活躍している話を聞いたり、SNSでキラキラしたキャリアを見たりすると、「自分だけ何も持っていない」という焦りを感じやすいものです。

阿部 翔大

でも、安心してください。私がこれまで何百人もの20代の方の相談に乗ってきてわかったのは、本当に「何もない」人は一人もいないということです。多くの場合、それはスキルがないのではなく、「自分の持っている価値に気づいていない」か、「それを企業に伝える言葉を持っていない」だけなのです。

この記事では、キャリアアドバイザーの視点から、あなたがまだ気づいていない「隠れた資産」の見つけ方と、それを武器に変えて転職を成功させるための具体的なロードマップをお伝えします。スキルがないと嘆く前に、まずは自分の手元にあるカードを一緒に確認してみましょう。

この記事の監修者

株式会社MEDISITE キャリアコンサルタント

阿部 翔大

目次

データで見る20代未経験転職の実態

「スキルがない自分なんて、どこも雇ってくれないのではないか」という不安を解消するために、まずは客観的なデータを見てみましょう。世の中の20代はどれくらい転職していて、未経験でも採用されているのでしょうか。

20代の転職市場と入職率

厚生労働省「令和4年雇用動向調査結果の概況」によると、令和4年の1年間の入職者数は約780万人(7,798千人)で、そのうち転職入職者は約500万人(4,969.9千人)にのぼります。 年齢別に見ると、20代前半(20〜24歳)の入職率は31.8%(転職入職率14.8%+未就業入職率17.0%)、20代後半(25〜29歳)の入職率は15.6%(転職入職率11.8%+未就業入職率3.8%)と、他の年代と比較しても非常に高い水準です。特に20代前半は新卒入社が多いため未就業入職率が高くなっています。20代が最も活発にキャリアチェンジを行っている世代であることを示しています。

未経験でも採用される理由

なぜ20代は「スキルがない」状態でも採用されるのでしょうか。それは、企業が20代に求めているのが「完成されたスキル」ではなく「ポテンシャル(将来の伸びしろ)」だからです。

多くの企業は、特定のスキルよりも「基本的なビジネススタンス」「学習意欲」「柔軟性」を重視します。特に人手不足が続く現在、未経験者を自社で育成しようとする企業は増えています。つまり、今のあなたに専門スキルがなくても、学ぶ意欲と姿勢さえあれば、十分に勝負できるのです。

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企業が本当に欲しいのは、即戦力よりも一緒に働きたいと思える人です。特に20代は、これから育てる前提で採用されることが多いので、スキル不足を過度に心配する必要はありませんよ。

「スキルがない」は本当か?あなたが気づいていない3つの資産

あなたが「何もない」と思っている中にも、転職市場で高く評価される資産が眠っています。ここでは、多くの20代が見落としがちな3つの資産について解説します。

ポータブルスキル

ポータブルスキルとは、業種や職種が変わっても持ち運びできる汎用的なスキルのことです。「専門知識」と対比される概念ですが、実は転職においてはこちらの方が重要視されることも少なくありません。

例えば、「相手の意図を汲み取る傾聴力」「複数のタスクを同時にこなす段取り力」「チームの雰囲気を明るくする協調性」など。これらは立派なスキルです。専門スキルは入社後に学べますが、こうしたヒューマンスキルは一朝一夕には身につきません

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「ただ電話を取っていただけ」も、言い換えれば、的確な一次対応でお客様の不安を解消するコミュニケーション力になります。当たり前にやっていることこそ、最強の武器なんですよ。

業界知識と顧客理解

職種を変える転職(例:営業→事務)であっても、業界が同じなら知識はそのまま活かせます。また、接客業などで培った「お客様が何を求めているか」という肌感覚は、企画職やマーケティング職でも重宝されます。

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異業界への転職でも、「前職ではこういうお客様を相手にしていた」という経験は活きます。どの業界も最終的な相手は「人」ですから、対人経験から得られた顧客理解は立派なスキルなんです。

若さというアドバンテージ

残酷なようですが、転職市場において「若さ」はそれだけで強力な武器です。新しい環境に馴染みやすく、長く働いてくれる可能性が高い20代は、企業にとって投資価値の高い人材です。このアドバンテージは時間とともに失われていきます。「スキルが身についてから」と先延ばしにするより、若さを武器に今動く方が有利な場合も多いのです。

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30代になると「即戦力」を求められますが、20代は「素直さ」だけで採用されることもあります。このボーナスタイムを使わない手はありませんよ。

20代でスキル不足を感じる人の5つの特徴と対処法

「転職したいけどスキルがない」と感じてしまう人には、共通する思考のクセがあります。自分が当てはまっていないかチェックし、視点を変えてみましょう。

実績の数値化ができていない

「頑張りました」だけでは伝わりません。「1日平均50件の電話対応をした」「ミスを月5件から0件に減らした」など、小さなことでも数字で表現することで、客観的な実績に見えてきます。

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数字は嘘をつきませんし、誰にでも伝わる共通言語です。インパクトのある大きな数字でなくても大丈夫。継続した期間や対応した件数なら、誰でも出せるはずですよ。

ルーチンワークの価値を過小評価している

「毎日同じことの繰り返しで…」と嘆く人がいますが、ルーチンワークを正確に、継続的に遂行できることは「信頼性」の証です。また、その中で「どうすればもっと効率よくできるか」を工夫した経験があれば、それは立派な「業務改善スキル」です。

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地味な作業をコツコツ続けられる能力は、どんな仕事でも土台になります。派手な成果ばかりがスキルではありません。あなたの継続力を評価する企業は必ずあります。

資格がないとダメだと思い込んでいる

「何か資格を取ってから転職しよう」と考える人は多いですが、実務経験のない資格は、転職市場ではそれほど高く評価されません。資格勉強に時間を費やすより、未経験OKの求人に応募して実務経験を積む方が、キャリアアップの近道です。

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資格は、「あったら良い」程度のプラス要素です。実務経験ゼロで資格だけ持っている人よりも、資格なしで1年の実務経験がある人の方が圧倒的に評価されますよ。

「すごい人」と自分を比較しすぎている

同期の出世頭や、SNS上の成功者と自分を比べて落ち込んでいませんか?比較すべきは「過去の自分」です。1年前と比べてできるようになったことが一つでもあれば、それは成長であり、アピールポイントになります。

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SNSは、成功の瞬間だけを切り取ったハイライト集です。あなたが見ている人たちも、見えないところで悩んだり失敗したりしています。他人と比べるのではなく、自分の成長に目を向けましょう。

経験の言語化ができていない

スキルがないのではなく、単に「言葉にできていない」ケースが大半です。自分のやってきたことを棚卸しし、適切なビジネス用語に変換するだけで、見え方は劇的に変わります。

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言葉にする作業は一人だと難しいものです。職務経歴書のサンプルを見たり、エージェントに話して整理してもらったりすると、自分の強みが見えてきますよ。

今すぐできるスキルの棚卸し5ステップ

では実際に、あなたの隠れたスキルを見つけるための「棚卸し」をやってみましょう。紙とペンを用意して、以下の手順で書き出してみてください。

業務内容の洗い出し

まずは、入社から現在までに担当した業務を全て書き出します。「電話対応」「資料作成」「会議の議事録」など、些細なことでもOKです。1日のスケジュールを思い出しながら書くと漏れがありません。

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些細な業務ほど、実は重要なスキルが隠れています。「ただコピーを取っていた」も「正確性と納期管理能力」、「お茶出し」も「気配りと臨機応変な対応力」になるんです。

成果とプロセスの言語化

書き出した業務の中で、少しでも褒められたことや、うまくいったことをピックアップします。そして「なぜうまくいったのか」「どんな工夫をしたのか」というプロセスを言語化します。

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結果だけでなく「どうやってそこに至ったか」を語れると、再現性があると評価されます。プロセスを言語化することで、あなたの思考力がアピールできますよ。

苦労と工夫の再確認

逆に、大変だったことや失敗したことも重要です。「どうやって乗り越えたか」「失敗から何を学んだか」は、問題解決能力やストレス耐性のアピールになります。

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面接官が聞きたいのは、成功自慢ではなく、壁にぶつかった時の対応力です。失敗談こそ、あなたの人柄と成長性を伝えるチャンスなんですよ。

社内・社外の評価の収集

上司との面談シートや、お客様からのメールなどを読み返してみましょう。他者からの評価コメントの中に、自分では気づかない強みのヒントが隠されています。

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他人からの評価は、自己PRの宝庫です。「○○さんって丁寧だよね」「いつも助かってる」といった何気ない言葉が、実はあなたの最大の武器を示しているんです。

強みのキーワード化

最後に、洗い出したエピソードを抽象化してキーワードにします。たとえば、「調整力」「正確性」「継続力」「提案力」など。これがあなたの職務経歴書に書くべき「自己PR」の核になります。

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キーワード化したら、求人票の「求める人物像」と照らし合わせてみてください。企業が使っている言葉と同じ表現を使うと、マッチ度が高く見えて書類通過率が上がりますよ。

スキルがなくても20代で転職しやすい職種5選

「スキルがない」と悩む20代の方におすすめの、未経験から挑戦しやすく、かつ将来性のある職種を5つ紹介します。

ITエンジニア(未経験採用枠)

IT業界は慢性的な人材不足のため、ポテンシャル採用が活発です。入社後に研修制度が整っている企業も多く、手に職をつけたい人には最適です。論理的思考力や学習意欲が求められます。

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「文系だから無理」と思っていませんか?実はエンジニアの3割以上は文系出身です。プログラミングよりも、お客様の要望を聞き取る力の方が大事な場面も多いんですよ。

法人営業職

営業職は全職種の中で最も求人数が多く、未経験でも挑戦しやすい職種です。特に法人営業(BtoB)は、コミュニケーション能力やヒアリング能力があれば、専門知識は後からでも身につきます。成果が数字で見えやすく、年収アップも狙えます。

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法人営業は、押し売りではなく課題解決の仕事です。接客業で、お客様の悩みを聞いて提案する経験があれば、十分に通用するスキルですよ。

カスタマーサクセス

SaaS(クラウドサービス)の普及により需要が急増している職種です。既存顧客の成功をサポートする仕事で、営業とサポートの中間のような役割です。接客経験やホスピタリティが活かせます。

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売って終わりではなく使い続けてもらうことがゴールなので、お世話好きな人に向いています。顧客からの「ありがとう」が直接聞ける、やりがいのある仕事ですよ。

施工管理職

建設業界のプロジェクトマネージャー的な役割です。人材不足が深刻なため待遇が改善されており、未経験でも高収入を狙えるチャンスがあります。調整力やリーダーシップが磨かれます。

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きつい、汚い、危険というイメージがありますが、施工管理は現場を統括する立場なので、デスクワークがメインです。20代なら未経験でも年収400万円以上からスタートできる案件も多いですよ。

人材コーディネーター

求職者と企業をつなぐ仕事です。人の話を聞くのが好きな人や、お世話好きな人に向いています。「誰かの役に立ちたい」という想いが直接的な成果につながります。

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この仕事の魅力は、マッチングが成功した時に「あなたのおかげで人生が変わりました」と感謝される瞬間です。人の幸せを自分事のように喜べる人には天職ですよ。

20代未経験転職を成功させる7つの戦略

スキル不足をカバーし、希望の転職を叶えるためには戦略が必要です。以下の7つを意識して活動を進めましょう。

「熱意」と「行動量」でカバーする

スキルで勝負できない分、「この会社で働きたい」という熱意と、それを裏付ける行動量で差をつけます。具体的には、企業のホームページだけでなく、決算資料や社長のインタビュー記事まで読み込む、志望動機を企業ごとに細かくカスタマイズする、といった丁寧な準備です。

採用担当者は年間数百人の応募者を見ていますが、「本当にうちの会社を理解して応募してきた人」は案外少ないものです。熱意は伝わります。

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面接で「御社の○○という事業に共感しました」と言える人と、「安定していそうだから」という人、どちらを採りたいかは明白ですよね。準備量は必ず結果に表れます。

ポータブルスキルを具体的にアピールする

「コミュニケーション能力があります」だけでは抽象的すぎて伝わりません。「前職では1日平均30件のお客様対応を行い、クレーム対応では相手の話を最後まで聞き切ることで、8割以上のケースで納得いただけました」のように、具体的なエピソードと数字で裏付けましょう

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STAR法」を使うと効果的です。Situation(状況)、Task(課題)、Action(行動)、Result(結果)の順で話すと、説得力が格段に上がりますよ。

中小・ベンチャー企業も視野に入れる

大手企業は応募者が多く、スキルや学歴でふるいにかけられることが多いですが、中小企業やベンチャー企業は「人柄」「カルチャーフィット」を重視する傾向があります。特に成長期のベンチャー企業は、スキルよりも「一緒に会社を成長させてくれる仲間」を求めています

従業員数100名未満の企業も視野に入れることで、選択肢は大きく広がります。

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ベンチャーは教育制度が整っていないと敬遠されがちですが、裏を返せば自分で考えて動く経験が早期に積めるということ。成長スピードは大手の倍以上です。

紹介予定派遣を検討する

紹介予定派遣とは、最長6ヶ月間派遣社員として働き、企業・労働者双方が合意すれば正社員として直接雇用される制度です。「お試し期間」があることで、ミスマッチのリスクを大幅に減らせます。

未経験職種に挑戦する際、「自分に合っているかわからない」という不安がある人には特におすすめです。実際に働いてから判断できるため、後悔のない選択ができます。

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派遣という言葉にネガティブなイメージを持つ人もいますが、紹介予定派遣は正社員への道筋が明確です。むしろ「働きながら会社を見極められる」メリットの方が大きいですよ。

転職エージェントを使い倒す

転職エージェントは、非公開求人の紹介だけでなく、職務経歴書の添削、面接対策、年収交渉まで無料でサポートしてくれます。特に「スキルに自信がない」人こそ、プロの力を借りることで、自分では気づかない強みを引き出してもらえます。

複数のエージェントに登録し、相性の良い担当者を見つけることが成功のカギです。大手総合型(リクルートエージェント、dodaなど)と、特化型(IT特化、20代特化など)を組み合わせると効果的です。

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エージェントとの面談は面接の練習にもなります。自分の経歴を説明する練習だと思って、積極的に活用してください。無料で使えるのに使わないのは損ですよ。

早期に活動を開始する

「スキルを身につけてから」「資格を取ってから」と準備を優先する人がいますが、転職市場は生き物です。良い求人はタイミングで現れ、すぐに締め切られます。完璧を目指すよりも、今の状態で応募し、市場からのフィードバックを得ることが重要です。

また、転職活動は平均3〜6ヶ月かかります。「準備ができたら」と言っていると、あっという間に半年、1年が過ぎてしまいます。動きながら学ぶという姿勢が、20代の特権です。

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転職活動を始めること自体がスキルアップになります。職務経歴書を書く、面接で自分を説明する、企業研究をする…これらは全て自己分析力とプレゼン力のトレーニングです。完璧になってからではなく、今すぐ始めましょう。

清潔感とマナーを徹底する

第一印象は、面接開始からわずか数秒で決まると言われています。髪型、服装、姿勢、言葉遣いなど、基本的なビジネスマナーが身についていることは、「社会人としての基礎力」の証明になります。

スキルがない分、「この人なら安心して任せられる」と思ってもらえるかどうかが勝負です。清潔感とマナーは、誰でも今日から改善できる、最もコストパフォーマンスの高い投資です。

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面接で「何もできませんが頑張ります」はNGです。「今の私には○○の経験があり、それを御社の××に活かしつつ、不足部分は△△で補います」と言えるように準備しましょう。

スキル不足を補う実践的トレーニング法

転職活動と並行して、少しでもスキルを身につけたい場合は、以下の方法が効率的です。「完璧になってから」ではなく、「学びながら動く」姿勢が20代の強みです。

オンライン学習サービスを活用する

今の時代、高額なスクールに通わなくても、質の高い学習コンテンツがオンラインで手に入ります。プログラミングを学びたいなら「Progate」や「Udemy」、ビジネススキル全般なら「Schoo」や「グロービス学び放題」など、月額1,000〜3,000円程度で利用できるサービスが充実しています。

重要なのは「完走すること」よりも「面接でアピールできるレベルまで理解すること」です。基礎編だけでも修了証をもらえるサービスが多いので、「現在○○を学習中で、基礎編は修了しました」と伝えられるだけでも、学習意欲の証明になります。

「○○を勉強しています」と言える状態を作るだけでも、面接官の印象は大きく変わります。完璧を目指さず、まずは1つの講座を完走してみましょう。

ポートフォリオ(成果物)を作る

デザイナーやエンジニア、マーケター志望の方は、資格よりも「実際に作ったもの」を見せる方が圧倒的に評価されます。たとえ未経験でも、「自分でWebサイトを作ってみました」「架空の商品のチラシをデザインしてみました」という成果物があれば、本気度が伝わります。

完成度が低くても構いません。大事なのは「自分で手を動かして作った」という事実です。GitHubやBehance、Noteなどのプラットフォームで公開すれば、それがそのままポートフォリオになります。

「作りながら学ぶ」が最速の成長法です。完璧を求めず、まずは1つ作ってみる。その過程で学んだことを面接で語れれば、それが最高のアピールになります。

現職で小さな実績を作る

転職先でアピールできる実績は、必ずしも大きなプロジェクトである必要はありません。今の職場で「業務改善の提案」「マニュアル作成」「新人教育の補助」など、小さな取り組みを自分から手を挙げてやってみましょう

例えば、「社内の資料整理が煩雑だったので、ファイル命名ルールを統一する提案をして実行した結果、検索時間が半分になりました」というエピソードがあれば、それは立派な「業務改善スキル」のアピールになります。

今の会社で何もできないと嘆くより、今の環境で何ができるかを考える方が建設的です。小さな改善でも、自分から動いた経験は必ず評価されます。

年代別(20代前半・後半)の転職戦略の違い

23〜25歳:第二新卒枠

社会人経験3年未満の「第二新卒」は、新卒に近い扱いを受けられます。ビジネスマナーなどの基礎があれば、スキルは問われないことがほとんどです。「なぜ前の会社を辞めるのか」という理由さえポジティブに変換できれば、ポテンシャル採用の門戸は広く開かれています。

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第二新卒は「新卒よりも社会人経験があり、中途よりも柔軟」という最強のポジションです。入社3年以内なら、迷わずこの枠を活用しましょう。

26〜29歳:若手中堅枠

20代後半になると、ポテンシャルだけでなく「社会人としての基礎力」や「一定の実務経験」が求められます。未経験職種への転職はラストチャンスに近くなります。これまでの経験から「再現性のある強み(どこでも通用するスキル)」を抽出してアピールすることが重要です。

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20代後半は「まだ若いけど一定の経験もある」という絶妙なバランスです。未経験転職のラストチャンスだからこそ、今動くことが重要ですよ。

転職活動の具体的な疑問を解決|よくある質問(FAQ)

スキルなしでも書ける職務経歴書の書き方は?

A. 具体的なスキル名が書けなくても、「業務に取り組む姿勢」や「工夫したプロセス」を詳細に書くことで評価されます。例えば「ミスのない正確な事務処理」「チーム間の円滑な調整」など、ポータブルスキルを中心に構成しましょう。

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職務経歴書は「何ができるか」よりも「どう考えて行動したか」を伝える場です。プロセスを丁寧に書けば、スキル不足はカバーできますよ。

面接で「スキルがない」ことをどう説明する?

A. 「スキルがありません」と正直に言う必要はありません。「現時点では専門スキルは発展途上ですが、○○の経験を通じて培った××力には自信があります」と、持っているものにフォーカスして伝えましょう。さらに「現在○○を勉強中です」と行動を添えるとベストです。

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面接ではできないことを語るのではなく、これからどうなりたいかを語りましょう。前向きな姿勢は、スキルよりも評価されます。

未経験でも年収を下げたくないのですがどうしたらいいですか?

A. 未経験職種への転職では、一時的に年収が下がることが多いのが現実です。しかし、インセンティブがある営業職や、将来的に給与水準が高いIT業界などを選べば、数年で前職を超えることも可能です。目先の年収だけでなく、生涯賃金で考える視点を持ちましょう。

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目先の年収を気にして転職を諦めると、5年後・10年後の可能性も失います。長期視点で考えれば、一時的な年収ダウンは投資ですよ。

どんな企業が未経験を歓迎している?

A. 「研修制度が充実している大手企業」や「成長スピードが早く人手が足りないベンチャー企業」が狙い目です。求人票に「未経験歓迎」「ポテンシャル採用」とある企業を中心に探してみましょう。

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未経験歓迎と書いてある求人でも、応募者の質によっては選考で落ちることもあります。歓迎されているからこそ、しっかり準備して挑みましょう。

まとめ|スキルは「ある・ない」ではなく「見つける・作る」もの

「転職したいけどスキルがない」という悩みは、決してあなただけのものではありません。この記事を読み終えた今が、あなたの転職活動のスタートラインです。まずは自分のスキルを棚卸しすることから始めてみましょう。一歩踏み出せば、必ず道は開けます。

この記事のポイント総まとめ

  • 20代はポテンシャルで勝負できる。年間約500万人が転職しており、20代の入職率は全年代でトップクラス。
  • 「何もない」は思い込み。ポータブルスキル、業界知識、若さは立派な資産。
  • 実績は「数字」と「プロセス」で作る。小さな工夫を言語化すれば、それは立派なスキルになる。
  • 未経験転職の選択肢は多い。営業、IT、施工管理など、チャンスのある職種は多数存在。
  • 行動量が不安を消す。棚卸しをし、エージェントに相談し、情報を集めることで道は開ける。
阿部 翔大

スキルがないから動けないのではありません。動かないから、いつまでも「スキルがない」という不安が消えないのです。まずは今日の帰り道、自分のこれまでの仕事を振り返ってみることから始めてみませんか?あなたの隠れた価値に気づき、自信を持って次の一歩を踏み出せることを、心から応援しています。

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この記事を書いた人

「ビギナーズリンク」の編集部です。【スキルの余白は、伸びしろだ。】をコンセプトに、キャリアアップやスキルアップを目指す若年層が「未経験」を「武器」に変えていけるよう、転職や就職に関する有益な情報を発信します。

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