フリーターから警察官になるには?受験資格・試験内容・合格ロードマップを完全解説

フリーターから警察官になれるのだろうか」と悩んでいませんか?結論から言えば、フリーターであっても警察官採用試験に合格すれば、正規の警察官として採用されます。学歴や職歴ではなく、試験の結果で合否が決まる公務員試験だからこそ、フリーターからの挑戦は十分に可能です。

警察官は安定した収入・充実した福利厚生・社会的信頼の三拍子が揃った職業です。平均年収は約700万円を超え、定年退職金は約2,300万円。フリーターの現状から大きく人生を変えられる選択肢のひとつといえるでしょう。

この記事では、フリーターから警察官を目指すための受験資格・試験内容・合格までのロードマップをわかりやすく解説します。年収・待遇の詳細データも掲載していますので、ぜひ最後までお読みください。

この記事の監修者

株式会社MEDISITE キャリアコンサルタント

阿部 翔大

目次

フリーターから警察官になれるのか?

結論として、フリーターから警察官になることは可能です。警察官採用試験は公務員試験の一種であり、受験資格を満たしていれば誰でも受験できます。フリーターであることが不利になる制度上の仕組みはありません。

警察官採用試験には大きく分けてI類(大卒相当)とIII類(高卒相当)の2区分があります。III類は学歴不問で受験できる自治体が多く、高卒・中退・フリーターの方でも挑戦しやすい区分です。

実際に、警察官・消防官の公務員試験は行政職と比較して出題範囲が狭く、3〜6ヶ月の勉強期間で合格する人もいます。フリーターの期間を「勉強に集中できる時間」と捉えれば、むしろ有利に働く面もあるのです。

警察官採用試験では、フリーター期間の長さや職歴の有無は合否に直接影響しません。筆記試験の点数・面接での意欲・体力検査の結果が総合的に評価されます。「なぜ警察官になりたいのか」という志望動機をしっかり固めることが重要です。

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フリーターでも受験できる?警察官採用試験の資格・条件

警察官採用試験を受けるには、年齢・学歴・身体要件の3つの条件を満たす必要があります。ここでは各条件を詳しく解説します。

警察官の年齢制限は都道府県で異なる

警察官採用試験の年齢上限は概ね35歳未満に設定されている自治体が多いですが、都道府県によって異なります。たとえば警視庁のI類は「35歳未満」、III類は「36歳未満」が上限です。

フリーターから警察官を目指す場合は、年齢制限に余裕があるうちに早めに行動することが大切です。受験できる年齢を過ぎてしまうと、どれだけ能力があっても挑戦できなくなります。

学歴要件(I類・III類の違い)

警察官採用試験はI類(大卒相当)とIII類(高卒相当)に分かれています。I類は大学卒業または卒業見込みの方が対象ですが、「大卒程度の学力を有する方」も受験可能な自治体があります。

III類は学歴不問で受験できるケースが多いため、高卒や中退のフリーターの方にもおすすめです。ただし、試験の難易度や倍率はIII類のほうが高い傾向にあるため、十分な対策が必要です。

身体要件(視力・体力基準)

警察官採用試験には身体要件が設けられています。視力については、裸眼0.6以上または矯正視力1.0以上が基準です。なお、令和5年度から身長・体重の制限は廃止されており、以前よりも受験しやすくなっています。

体力検査では腕立て伏せ・上体起こし・反復横跳びなどが実施されますが、基準は極端に高いものではありません。日頃から基礎体力を維持するトレーニングを行っていれば十分にクリアできるレベルです。

【参考】警視庁|令和8年度警視庁採用サイト

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項目I類(大卒相当)III類(高卒相当)
年齢制限概ね35歳未満概ね36歳未満
学歴大卒または同等の学力学歴不問(高卒程度)
視力裸眼0.6以上 / 矯正1.0以上裸眼0.6以上 / 矯正1.0以上
身長・体重制限なし(令和5年廃止)制限なし(令和5年廃止)
初任給(警視庁)約259,300円約221,800円
警察学校期間6ヶ月10ヶ月

警察官採用試験の内容と合格倍率

警察官採用試験は一次試験(筆記)と二次試験(面接・体力検査)の2段階で行われます。試験の具体的な内容と、気になる合格倍率を確認しておきましょう。

警察官採用の一次試験(筆記・論文・適性検査)

一次試験では、教養試験(マークシート方式)と論作文試験が実施されます。教養試験は文章理解・数的処理・社会科学・自然科学などの幅広い分野から出題されますが、専門科目がないため、行政職と比べて対策しやすいのが特徴です。

また、適性検査(性格検査)も一次試験で実施されます。極端な回答をせず、正直に答えることがポイントです。

警察官採用の二次試験(体力検査・面接)

二次試験では、面接試験・体力検査・身体検査が行われます。面接ではフリーターであった理由や、警察官を志望する動機を深く問われます。「空白期間をどう過ごしたか」「なぜ警察官なのか」を明確に答えられるよう準備しましょう。

体力検査の種目は腕立て伏せ・上体起こし・反復横跳び・バーピーテストなどです。極端にハードな基準ではありませんが、日常的にトレーニングしておくことで余裕を持って臨めます。

【参考】資格の学校TAC|警視庁の「日程・倍率・試験内容」を解説

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区分一次試験二次試験合格倍率(令和6年度・警視庁)
I類 男性教養試験・論作文・適性検査面接・体力検査・身体検査3.7倍
I類 女性教養試験・論作文・適性検査面接・体力検査・身体検査3.8倍
III類 男性教養試験・論作文・適性検査面接・体力検査・身体検査5.5倍
III類 女性教養試験・論作文・適性検査面接・体力検査・身体検査4.4倍

令和6年度 警視庁警察官採用試験 合格倍率

I類 男性
3.7倍
約4人に1人が合格
I類 女性
3.8倍
約4人に1人が合格
III類 男性
5.5倍
約5〜6人に1人が合格
III類 女性
4.4倍
約4〜5人に1人が合格

出典:警視庁 令和6年度 警察官採用試験結果

【参考】みんなの公務員試験情報サイト|警視庁警察官採用試験の倍率一覧

フリーターから警察官を目指す5つのメリット

フリーターから警察官への転身は、収入・安定性・やりがいのすべてにおいて大きなメリットがあります。

主なメリット

  • 学歴・職歴に関係なく挑戦できる
  • 平均年収約700万円の安定した収入が得られる
  • 充実した福利厚生と退職金制度がある
  • 社会貢献度の高い仕事でやりがいを感じられる
  • 勉強期間が短く、3〜6ヶ月で合格を目指せる

警察官採用試験は学歴や職歴ではなく試験結果で合否が決まります。フリーターであっても、大卒の受験者と同じ土俵で勝負できるのが最大の魅力です。III類であれば高卒程度の学力で受験でき、学歴によるハンデはありません。

収入面では、地方公務員の警察官の平均年収は約746万円(令和6年地方公務員給与実態調査)と、民間企業の平均を大きく上回ります。フリーターの平均年収が約150〜200万円であることを考えると、収入は3倍以上に跳ね上がる計算です。

【参考】総務省|地方公務員給与実態調査

福利厚生も充実しており、定年退職金は平均約2,303万円。住宅手当・扶養手当・通勤手当などの各種手当に加え、年間4.45ヶ月分以上のボーナスが支給されます。将来の安定を手に入れたいフリーターの方にとって、非常に魅力的な選択肢です。

【参考】総務省|令和6年地方公務員給与実態調査結果の概要

また、警察官は地域の安全を守る社会貢献度の高い仕事です。日々の業務を通じて「人の役に立っている」という実感を得られることは、大きなやりがいにつながります。

さらに、警察官・消防官の公務員試験は行政職より出題範囲が狭いのが特徴です。専門科目がなく教養試験のみのため、3〜6ヶ月の集中学習で合格する受験者も少なくありません。フリーターの方は勤務時間の融通が利きやすいため、勉強時間を確保しやすいメリットもあります。

フリーターから警察官になるまでの合格ロードマップ

フリーターから警察官になるまでの具体的なステップを5段階で解説します。計画的に準備を進めることで、最短6ヶ月程度での合格も十分に可能です。

STEP
受験先の選定と情報収集(1ヶ月目)

自分が受験できる都道府県と区分を確認しましょう。年齢制限・試験日程・倍率は自治体ごとに異なります。複数の自治体を併願することで合格のチャンスを広げられます。警視庁は年3回試験を実施しているため、チャンスが多い受験先です。

STEP
筆記試験対策を開始(1〜4ヶ月目)

教養試験の主な出題分野は数的処理・文章理解・社会科学の3分野です。市販の問題集や予備校の講座を活用して、毎日2〜3時間の学習を継続しましょう。特に数的処理は配点が高いため、重点的に対策することが合格への近道です。

STEP
体力トレーニングを並行(2〜5ヶ月目)

腕立て伏せ・上体起こし・反復横跳びは二次試験で確実に実施される種目です。勉強と並行して週3〜4回のトレーニングを行いましょう。ランニングも取り入れると体力全般が向上します。試験直前に慌てて始めるのではなく、早い段階から習慣化することが大切です。

STEP
面接対策と志望動機の準備(4〜5ヶ月目)

面接では「なぜフリーターから警察官を目指すのか」が必ず問われます。フリーター期間をネガティブに語るのではなく、「この期間に自分と向き合い、警察官として社会に貢献したいと決意した」というポジティブなストーリーを組み立てましょう。模擬面接を繰り返し、受け答えの精度を上げることが重要です。

STEP
試験本番〜警察学校入校(6ヶ月目〜)

一次試験・二次試験を突破し、最終合格すると警察学校に入校します。大卒区分は約6ヶ月、高卒区分は約10ヶ月の研修を経て、正式に警察官として配属されます。警察学校では全寮制の訓練生活を送りますが、この期間も給与が支給されます。

実際にあった相談事例|27歳コンビニフリーターが5ヶ月で警察官に合格できた理由

以前、27歳のコンビニアルバイトを3年続けていた男性から「警察官になりたいが、フリーター歴が長くて不安」という相談を受けました。高校卒業後に飲食店やコンビニを転々とし、周囲が就職していくなかで焦りを感じていたそうです。まず本人の体力面を確認すると、学生時代にサッカーをやっていたこともあり基礎体力には問題ありませんでした。

そこで、III類(高卒区分)での受験を勧め、独学で教養試験の勉強を始める計画を一緒に立てました。毎日バイト後に3時間、数的推理と判断推理を中心に約5ヶ月間取り組んだ結果、地元県警の一次試験を突破。面接では「フリーター時代に培った接客経験と、どんな人にも丁寧に対応できる姿勢」をアピールし、見事に最終合格を勝ち取りました

現在は交番勤務2年目で、「あのとき一歩踏み出して本当に良かった」と笑顔で話してくれています。フリーター歴の長さではなく、本人の覚悟と準備がすべてを決めると改めて実感した事例です。

阿部 翔大

フリーター経験は決してマイナスではありません。試験は覚悟と努力で結果が出ます。一歩踏み出せば警察官への道は必ず開けますよ。

警察官の年収・待遇|フリーターとの差はどのくらい?

警察官の年収は民間企業の平均を大きく上回る水準です。経験年数に応じて着実に昇給し、各種手当やボーナスも充実しています。ここでは具体的な数字を見ていきましょう。

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経験年数推定年収(大卒)推定年収(高卒)フリーター平均年収
1年目約430万円約370万円約150万円
5年目約520万円約450万円約170万円
10年目約620万円約550万円約180万円
20年目約780万円約720万円約190万円
定年時約850万円約800万円

警視庁のI類(大卒相当)の初任給は約259,300円、III類(高卒相当)は約221,800円です。ここに地域手当(20%)や各種手当が加算され、さらにボーナスが年間約4.85ヶ月分支給されます。

【参考】警視庁|給与・昇任制度

警察官の待遇まとめ

平均年収
約746万円
令和6年度 地方公務員給与実態調査
ボーナス
4.85ヶ月
期末・勤勉手当 合計
退職金(定年)
約2,303万円
令和6年度 地方公務員給与実態調査

出典:総務省 令和6年地方公務員給与実態調査

定年退職時の退職金は平均約2,303万円で、民間企業の管理・事務・技術職の平均退職金(約1,896万円)を上回っています。警察官は公務員として安定した老後を迎えられる職業です。

【参考】総務省|令和6年地方公務員給与実態調査結果の概要

フリーターから警察官を目指す人におすすめの転職エージェント3選

フリーターから警察官を目指す場合でも、並行して転職エージェントに相談しておくことをおすすめします。警察官試験に落ちた場合の保険として、正社員就職の選択肢も確保しておきましょう。以下の3社はフリーターの就職支援に強いエージェントです。

ノビルキャリア|未経験特化

フリーターや既卒の方に特化した転職エージェントです。正社員経験がなくても安心してサポートを受けられます。警察官試験と並行して正社員就職も検討したい方に最適です。キャリアアドバイザーが一人ひとりの状況に合わせた求人を紹介してくれます。

ハタラクティブ|20代中心・内定率80%以上

20代のフリーター・既卒に強い転職エージェントで、内定率80%以上の実績があります。未経験歓迎の求人を多数保有しているため、警察官以外のキャリアも視野に入れたい方におすすめです。最短2週間で内定が出るスピード対応も魅力です。

就職カレッジ|研修付きサポート体制

ビジネスマナーや面接対策の研修が無料で受けられるのが最大の特徴です。フリーターから正社員を目指す方向けの手厚い就職支援プログラムを提供しています。社会人としての基礎力を身につけてから就職活動に臨めるため、フリーター期間が長い方でも安心です。

フリーターから警察官を目指す人からキャリアアドバイザーによくある質問

Q: フリーター歴が長くても警察官になれますか?

A: はい、フリーター歴の長さは合否に直接影響しません。警察官採用試験は筆記試験・面接・体力検査の総合評価で合否が決まります。ただし面接では「フリーター期間に何をしていたか」「なぜ警察官を志望するのか」を問われるため、前向きな回答を準備しておきましょう。年齢制限を超えない限り、何歳でも受験可能です。

Q: 警察官試験の勉強時間はどれくらい必要ですか?

A: 一般的に3〜6ヶ月、1日2〜3時間の学習で合格レベルに到達できます。警察官採用試験は行政職の公務員試験と比べて出題範囲が狭く、専門科目がありません。数的処理と文章理解を中心に対策すれば、効率よく合格を目指せます。

Q: 警察学校の生活はどのようなものですか?

A: 警察学校は全寮制で、大卒区分は約6ヶ月、高卒区分は約10ヶ月の研修期間があります。法律・捜査技術・体術・射撃などの訓練を受けます。この期間も公務員としての給与が支給されるため、生活費の心配はありません。規律ある生活に慣れる必要がありますが、同期との絆が深まる貴重な経験になります。

Q: 体力に自信がなくても大丈夫ですか?

A: 体力検査の基準は極端に高いものではありません。腕立て伏せ・上体起こし・反復横跳びなどの種目が実施されますが、3ヶ月程度のトレーニングで十分にクリアできるレベルです。令和5年度からは身長・体重制限も廃止されており、以前よりも受験しやすくなっています。まずは軽い運動から始めて、少しずつ体力をつけていきましょう。

まとめ|フリーターから警察官への道は開かれている

この記事では、フリーターから警察官になるための受験資格・試験内容・合格ロードマップを解説しました。最後にポイントを振り返りましょう。

  • 警察官採用試験は学歴・職歴不問で、フリーターでも受験可能
  • I類(大卒相当)とIII類(高卒相当)の2区分があり、年齢制限は概ね35歳未満
  • 試験は筆記(教養・論作文)と面接・体力検査の2段階で、3〜6ヶ月の勉強で合格を目指せる
  • 警察官の平均年収は約746万円、退職金は約2,303万円と高水準
  • 万が一試験に不合格でも、転職エージェントを活用すれば正社員就職の道がある
阿部 翔大

フリーターだからといって、警察官への道が閉ざされているわけではありません。年齢制限内であれば何度でもチャレンジできますし、試験に向けて努力した時間は決して無駄にはなりません。「安定した仕事に就きたい」「社会の役に立ちたい」という気持ちがあるなら、まずは情報収集から始めてみてください。あなたの一歩を応援しています。

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