【2025年9月】調査結果|未経験事務職志望の応募実態と人材ミスマッチの現状
【2025年9月】調査結果|未経験事務職志望の応募実態と
人材ミスマッチの現状
株式会社MEDISITE運営「ノビルキャリア」による応募データ分析
主な調査結果のポイント
株式会社MEDISITEが運営する未経験特化型転職支援サービス「ノビルキャリア」では、2025年7月25日〜8月20日にかけて集計した「事務職志望の応募データ(107件)」を分析しました。その結果、応募者の多くが20代女性であり、接客・販売など対人サービスからのキャリアチェンジ希望者が中心であることがわかりました。ブルーカラー職種の人手不足が続く一方で、未経験事務志望に求職者が集中する人材の逆シフトが浮き彫りになっています。
- 期間:2025年7月25日〜8月20日
- 対象:未経験から事務職を志望する応募データ 107件
- 方法:当社応募管理データの集計・分析(重複・不備の除外後)
- 注記:本調査は当社応募者に限定したスナップショットであり、一般人口比率を直接に代表するものではありません。
女性比率83.2%、男性16.8%。平均年齢26.2歳(中央値25歳)。事務職を目指す未経験者の多くは20代女性で、なかでも新卒で入社した会社を辞めて次の道を探す「第二新卒」層が目立ちます。初めての転職で、専門スキルを身につけやすく安定した働き方ができる事務職を選ぶ傾向がうかがえます。
女性
83.2%
男性
16.8%
首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉):57.9%、関西圏(大阪・兵庫・京都・滋賀・奈良・和歌山):31.8%。事務職を目指す未経験転職者の約9割が都市圏に集中しています。事務職の求人数が多い都市部で、より多くの選択肢を求める動きが見られます。地方在住者が都市部での転職を検討しているケースも少なくないようです。
首都圏
57.9%
関西圏
31.8%
その他
10.3%
事務職へのキャリアチェンジを目指す人材は、大学卒から高校卒まで幅広い層に広がっています。未経験の事務職採用では、学歴よりもこれまでの職歴で培った「ポータブルスキル(持ち運び可能なスキル)」や人柄が重視される傾向があります。企業にとっても、学歴にとらわれず多様な人材を受け入れる余地が大きいと言えるでしょう。
33.6%
26.2%
25.2%
5.6%
在籍中:29.9%、非在籍:70.1%。事務職を目指す求職者の約7割は現在仕事をしていない状態です。この結果は、企業側にとって「すぐに採用・入社できる人材」が多いことを意味します。在職中の転職活動と比べて入社までの期間を短縮しやすく、欠員補充など急な採用ニーズにも対応しやすい状況と言えるでしょう。
非在籍
70.1%
在籍
29.9%
事務職への転職を目指す人の6割以上が、接客・販売・コールセンターなど「人と関わる仕事」の経験者でした。事務職では、PC操作だけでなく「コミュニケーション力」や「複数業務を同時に進める力」も重視される傾向があります。顧客対応やマルチタスクをこなしてきた経験は、事務の現場でも大きな強みと言えるでしょう。
事務適性を示す簿記や秘書検定、PCスキル資格に加え、IT系や語学系資格を保有する人材も一定数見られました。
- 普通自動車免許系:49名
- 簿記:9名
- 秘書検定:7名
- MOS/Excel:4名
- 英検:7名/TOEIC:1名
- IT系資格(CCNA・基本情報など):7名
- 珠算・暗算/電卓:9名
本調査は、未経験事務職志望者の偏在(若年×女性×都市部集中)を明らかにしました。一方で、社会的には製造・物流・サービスといった現場職で人手不足が続いており、「求職者が就きたい仕事」と「社会が求める仕事」の乖離が拡大しています。今後は、対人サービスで培ったスキルを事務・現場の双方で活かせるよう、スキルの可視化や短期学習プログラムの提供が重要になるでしょう。
