営業職は転職しやすい?その理由と転職成功率を高める方法・おすすめ転職先を解説

「営業職は転職しやすい」と聞いたことはありませんか?実際に営業職は他の職種と比べて転職市場での需要が高く、業界を問わず多くの企業で募集されている傾向があります。

しかし「転職しやすい」と言われる一方で、営業から別の職種に転職したい場合や、より条件の良い企業へステップアップしたい場合には、戦略的な準備が欠かせません。

この記事では、営業職が転職しやすいと言われる理由、営業経験を活かせるおすすめの転職先、転職成功率を高めるための具体的な方法まで、キャリアアドバイザーの視点から詳しく解説します。営業職から新しいキャリアを目指している方は、ぜひ最後までお読みください。

この記事は、転職エージェント「ノビルキャリア」を運営する私たちが、営業職からの転職支援を数多く行ってきた経験をもとに執筆しています。

この記事の監修者

株式会社MEDISITE キャリアコンサルタント

阿部 翔大

目次

営業職が転職しやすいと言われる5つの理由

営業職は他の職種と比べて転職のハードルが低いと言われることが多い職種です。ここでは、その理由を5つに分けて解説します。

業界・職種を問わず営業職の需要が高い

営業職は、メーカー・IT・不動産・人材・保険など、ほぼすべての業界で必要とされる職種です。厚生労働省が公表する「一般職業紹介状況」によると、営業職の有効求人倍率は常に全職種平均を上回る水準で推移しています。

また、dodaの転職求人倍率レポート(2026年2月発行版)では、全体の転職求人倍率が2.40倍であるのに対し、営業職の求人数は前年同月比で増加傾向が続いています。企業が売上を伸ばすためには営業人材が不可欠であり、この需要は景気の変動に左右されにくい傾向があります。

【参考】厚生労働省|一般職業紹介状況(職業安定業務統計)

【参考】doda|転職求人倍率レポート

コミュニケーション能力・交渉力が汎用スキルとして評価される

営業職で培われるコミュニケーション能力や交渉力は、業界や職種を問わず高く評価される汎用スキルです。顧客のニーズを的確に把握し、最適な提案を行う力は、マーケティング・人事・コンサルティングなど多くの職種で活かすことができます。

特に、相手の課題を引き出すヒアリング力や、利害関係者を調整する折衝力は、転職市場で「ポータブルスキル(持ち運びできるスキル)」として重視されています。営業経験者がこれらのスキルを適切にアピールできれば、異業種・異職種への転職でも高い評価を得やすい傾向があります。

実績を数字で証明しやすい職種である

営業職の大きな強みは、成果を数字で示しやすい点です。「前年比120%の売上達成」「新規開拓で月間10社の契約獲得」「受注率を15%改善」など、具体的な数値で実績を証明できるため、転職活動において説得力のあるアピールがしやすくなります。

事務職やバックオフィス系の職種では成果を定量化しにくいケースが多い一方、営業職は「何をどれだけ達成したか」を明確に伝えられるため、採用担当者からの評価を得やすい傾向にあります。

未経験OKの求人が他職種より多い傾向にある

営業職は、未経験者を歓迎する求人が他の職種と比較して多い傾向にあります。これは、営業に必要なスキルの多くが入社後の研修やOJTで習得可能であると企業側が考えているためです。

この「未経験OK」の求人の多さは、営業職から営業職への転職だけでなく、異業種の営業職への転職も容易にしている要因のひとつです。たとえば、不動産営業から人材営業へ、メーカー営業からIT営業へといった業界をまたぐ転職も比較的実現しやすくなっています。

転職エージェントが営業職向け求人を多く保有している

転職エージェント各社は、営業職向けの求人を豊富に取り揃えています。営業職は企業の売上に直結するポジションであるため、非公開求人として転職エージェント経由でのみ募集される案件も少なくありません。

エージェントを活用すれば、自分では見つけられない好条件の求人に出会える可能性が高まります。また、職務経歴書の添削や面接対策といったサポートを受けられるため、転職成功率をさらに高めることができます。

阿部 翔大

営業職は「需要の高さ」「スキルの汎用性」「実績の見える化」という3つの強みがあるため、他の職種と比べて転職しやすい傾向にあります。ただし、しっかり準備をすることで成功率はさらに上がりますよ。

営業職から転職しやすい職種・業界

営業職で培ったスキルや経験は、さまざまな職種で活かすことができます。ここでは、営業職からの転職先として人気が高く、営業経験が評価されやすい5つの職種を詳しく解説します。

営業職から事務職への転職

営業経験者が事務職へ転職するケースは多く、特に営業事務やカスタマーサポート事務は営業スキルとの親和性が高い職種です。顧客対応力や数字の管理能力をそのまま活かせるため、スムーズにキャリアチェンジしやすい傾向にあります。

事務職への転職がしやすい理由

営業職で身につけたPCスキル(Excel・PowerPointでの資料作成)や顧客管理の経験は、事務職でもそのまま活用できます。また、社内外の調整業務に慣れている営業経験者は、事務職で求められるコミュニケーション力を既に備えている点が評価されやすくなっています。

事務職の平均年収目安

dodaの調査によると、事務職全体の平均年収は約350万円、求人ボックスのデータでは一般事務が約408万円、営業事務が約440万円となっています。営業職と比較するとやや低い傾向にありますが、ワークライフバランスの改善を重視する方にとっては魅力的な選択肢です。

【参考】doda|平均年収ランキング(職種・職業別)

事務職が向いている営業経験者の特徴

  • 正確な数字管理やデータ入力が得意な方
  • 社内外の調整業務にやりがいを感じる方
  • ワークライフバランスを重視したい方

営業職からマーケティング職への転職

マーケティング職は、営業経験者が最もスキルを活かしやすい転職先のひとつです。顧客のニーズを分析し、最適な施策を提案するというプロセスは、営業活動と本質的に共通する部分が多い職種です。

マーケティング職への転職がしやすい理由

営業経験を通じて得た「顧客の声」や「市場の肌感覚」は、マーケティング戦略の立案において非常に価値のある情報です。現場で培った顧客理解力は、マーケティングのターゲット分析やペルソナ設計に直結します。特にBtoBマーケティングでは、営業プロセスを理解している人材が重宝される傾向があります。

マーケティング職の平均年収目安

求人ボックスのデータではマーケティング職の平均年収は約516万円、dodaの調査では想定年収の中央値が約605万円となっています。デジタルマーケティングやWebマーケティングの分野ではさらに高い年収を目指せる可能性があります。

【参考】求人ボックス|マーケティングの年収・時給

マーケティング職が向いている営業経験者の特徴

  • データ分析や数値に基づく改善提案が好きな方
  • 顧客の声を施策に反映させることにやりがいを感じる方
  • WebやSNSなどデジタルツールへの関心が高い方
阿部 翔大

営業からマーケティングへの転職は、顧客目線で考える力がそのまま武器になります。「現場を知っているマーケター」は企業からの評価が高いので、営業経験に自信を持ってアピールしてみてください。

営業職から人事・採用職への転職

人事・採用職は、営業で培ったコミュニケーション能力やプレゼンテーション力を直接活かせる職種です。求職者への自社の魅力の訴求は、営業における商品・サービスの提案と共通するスキルが多くあります。

人事・採用職への転職がしやすい理由

採用活動は「自社を求職者に売り込む営業活動」とも言えます。候補者との面談、会社説明会でのプレゼン、採用条件の交渉など、営業活動と重なるスキルセットが多いため、営業経験者が即戦力として評価されるケースが増えています。特に、人材業界での営業経験者は人事・採用職への転職がスムーズに進みやすい傾向があります。

人事・採用職の平均年収目安

人事職の平均年収は約500万円前後と言われています。採用担当者の場合、20代前半で300〜450万円程度、30代以降は経験や企業規模によって600万円を超えるケースもあります。

【参考】MS-Japan|人事求人の想定年収調査 2025

人事・採用職が向いている営業経験者の特徴

  • 人の話を聞き、相手の本音を引き出すのが得意な方
  • 会社の魅力を分かりやすく伝えるプレゼン力がある方
  • 人材業界での営業経験がある方

営業職からIT・SaaS営業への転職

IT・SaaS業界は市場が急成長しており、営業人材の需要が特に高い分野です。従来の営業手法に加え、インサイドセールスやカスタマーサクセスといった新しい営業スタイルの求人も増えています。

IT・SaaS営業への転職がしやすい理由

SaaS業界は急成長に伴い慢性的な人材不足の状態にあり、異業種からの転職者を積極的に受け入れている企業が多い傾向にあります。営業の基礎スキル(ヒアリング力・提案力・クロージング力)があれば、商材知識は入社後にキャッチアップできると考える企業が多いためです。

IT・SaaS営業の平均年収目安

SaaS業界全体の平均年収は約608万円、IT営業の平均年収は約478万円とされています。インサイドセールスで400〜550万円程度、フィールドセールスやエンタープライズセールスでは600〜1,000万円以上を目指せる可能性もあります。成果連動型の報酬体系を採用している企業も多く、実力次第で大幅な年収アップが期待できます。

【参考】キャリア・エックス|SaaS営業の年収

IT・SaaS営業が向いている営業経験者の特徴

  • 新しいテクノロジーやサービスに対する学習意欲が高い方
  • 数字を使ったロジカルな提案が得意な方
  • 年収アップを重視して転職を考えている方
阿部 翔大

IT・SaaS業界は営業職の年収水準が高めで、成長市場であるため将来性も見込めます。ITの専門知識がなくても、営業力があれば十分に活躍できるフィールドですよ。

営業職からコンサルタントへの転職

コンサルタント職は、営業職で培った課題解決力や提案力を高いレベルで発揮できる職種です。クライアントの経営課題を分析し、解決策を提示するプロセスは、営業活動における課題ヒアリングと提案のプロセスと類似しています。

コンサルタントへの転職がしやすい理由

近年、コンサルティング業界は市場拡大に伴い積極的な中途採用を行っています。特に、特定業界に深い知見を持つ営業経験者は「業界スペシャリスト」として高く評価される傾向があります。IT・製造・金融など、営業を通じて培った業界知識がそのまま武器になります。

コンサルタントの平均年収目安

コンサルタントの平均年収は約800万円前後と、他の職種と比較して高い水準にあります。経営戦略コンサルタントではさらに高い年収が見込まれ、マネージャー以上になると年収1,000万円を超えるケースも珍しくありません。

【参考】OpenWork|コンサルタントの年収情報

コンサルタントが向いている営業経験者の特徴

  • 論理的思考力が高く、構造的に課題を整理できる方
  • 特定業界に深い知見や人脈を持っている方
  • 年収アップとスキルアップの両方を重視する方

以下の表で、5つの転職先の特徴を比較してみましょう。

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転職先転職難易度平均年収目安営業スキルの活かしやすさ特徴
事務職低め350〜440万円★★★☆☆ワークライフバランスを重視したい方向け
マーケティング職中程度500〜600万円★★★★☆顧客理解力やデータ分析力を活かせる
人事・採用職中程度400〜500万円★★★★☆コミュニケーション力を最大限に活用できる
IT・SaaS営業低〜中程度480〜700万円★★★★★成長市場で年収アップを目指しやすい
コンサルタントやや高め600〜800万円★★★★☆業界知識と提案力を高レベルで発揮できる
阿部 翔大

転職先を選ぶ際は、年収だけでなく「営業で培ったどのスキルを活かしたいか」を軸に考えると、自分に合った職種が見つかりやすくなります。迷ったときはお気軽にご相談くださいね。

営業職の転職しやすさは業種によって異なる

営業職は全体として転職しやすい傾向にありますが、これまで経験してきた業種によって転職市場での評価は異なります。ここでは、業種別の転職しやすさの違いについて解説します。

保険営業・不動産営業・人材営業は転職市場で評価されやすい

保険・不動産・人材業界の営業経験者は、転職市場で特に高い評価を受けやすい傾向にあります。これらの業界では、個人の裁量で売上を立てる「自走型営業」のスキルが求められるため、主体性・行動力・目標達成意識が高い人材として見なされやすいためです。

特に人材業界の営業経験者は、法人・個人の両方を相手にする「両面型営業」の経験があるため、人事職や他業界のコンサルティング営業など、幅広い職種への転職が期待できます。

専門商材営業は同業界への転職が有利な傾向にある

医療機器・化学品・半導体などの専門商材を扱う営業経験者は、同業界内での転職では非常に有利です。専門知識や業界内の人脈は簡単に代替できないため、即戦力として高い評価を得やすい傾向にあります。

一方で、異業界への転職を目指す場合は、専門知識よりも営業プロセスや課題解決力といった汎用スキルを重点的にアピールする工夫が必要です。

法人営業(BtoB)経験者は特に転職しやすい理由

法人営業(BtoB)の経験者は、転職市場で特に高く評価される傾向があります。法人営業では、複数の意思決定者を巻き込んだ提案活動、中長期的な関係構築、大型案件の受注プロセス管理など、ビジネスの上流工程に関わるスキルが自然と身につきます。

これらのスキルは、コンサルタント・マーケティング・事業企画など、営業以外の職種でも高い評価につながります。特に、SaaS企業や大手企業のアカウント営業への転職では、法人営業の経験が大きなアドバンテージになるでしょう。

阿部 翔大

法人営業の経験は転職市場で非常に価値が高いです。「誰に対して」「どんな規模の商談を」「どのように進めたか」を整理しておくと、面接でも説得力が増しますよ。

営業職の転職活動でよくある失敗と対策

営業職は転職しやすいと言われますが、準備不足のまま転職活動を始めると思わぬ失敗をしてしまうことがあります。ここでは、営業経験者が転職活動で陥りがちな4つの失敗パターンと、その対策を紹介します。

「営業しかやってこなかった」という思い込みにとらわれる

「営業以外のスキルがないから、転職先も営業しかない」と考えてしまう方は少なくありません。しかし実際には、営業で培ったスキルは非常に多岐にわたります。

顧客折衝力・プレゼン力・数値管理・スケジュール調整・課題発見力など、一つひとつのスキルを分解して言語化してみると、他の職種でも活かせるスキルが豊富にあることに気づけるはずです。まずは自分のスキルを棚卸しすることから始めてみましょう。

実績を数字で示せていない

営業経験があるにもかかわらず、「頑張りました」「成果を出しました」と抽象的にしか伝えられない方は意外と多くいます。採用担当者が知りたいのは、具体的な数字を伴った実績です。

たとえば「売上目標に対して達成率130%」「新規顧客を月平均8件獲得」「既存顧客の契約単価を20%向上」など、定量的なデータを盛り込むことで、職務経歴書や面接での説得力が大きく変わります。

転職理由がネガティブなまま面接に臨んでしまう

「ノルマがきつい」「残業が多い」「人間関係が合わなかった」といったネガティブな転職理由をそのまま面接で伝えてしまうと、採用担当者にマイナスの印象を与えてしまう可能性があります。

転職理由はポジティブに変換することが重要です。たとえば「より深い顧客関係を構築できる環境で働きたい」「チームで成果を出す働き方に挑戦したい」など、前向きな目的意識を示す表現に言い換えましょう

志望動機の具体性が足りない

「御社の理念に共感しました」「成長できる環境だと感じました」といった漠然とした志望動機では、他の応募者との差別化ができません。「なぜこの業界なのか」「なぜこの会社なのか」「営業経験をどう活かしたいのか」を具体的に伝える準備が必要です。

企業研究を十分に行い、自分の営業経験とその企業のビジネスモデルや課題がどのようにマッチするかを論理的に説明できるようにしておきましょう。

阿部 翔大

転職活動の失敗パターンは、事前に知っておくだけで避けられるものがほとんどです。特に「実績の数字化」と「転職理由のポジティブ変換」は面接前に必ず準備しておくことをおすすめします。

営業経験を最大限にアピールする方法

営業経験を転職で最大限に活かすためには、自分の強みを「転職先の言葉」に翻訳して伝えることが重要です。ここでは、効果的なアピール方法を3つの視点から解説します。

数字と実績の具体的な見せ方

営業実績をアピールする際は、単なる数字の羅列ではなく「プロセスと成果のストーリー」として伝えることが効果的です。以下のフレームワークを参考にしてみてください。

  • 課題:どのような状況・課題があったか
  • 行動:課題に対してどのようなアクションを取ったか
  • 成果:その結果としてどのような数値的成果が得られたか

たとえば「担当エリアの既存顧客の単価が前年比で低下していたため、顧客ごとの課題ヒアリングを強化し、クロスセル提案を実施。結果として担当エリアの売上を前年比115%に向上させた」というように、課題→行動→成果の流れで伝えると説得力が増します。

「営業スキル」を別職種の言葉に翻訳するコツ

営業経験を他の職種に活かす場合、スキルの「翻訳」が重要です。以下に、営業スキルを別の職種の言葉に置き換える例を紹介します。

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営業スキルマーケティング職への翻訳人事職への翻訳コンサルタントへの翻訳
顧客ヒアリングユーザーインサイトの収集候補者の適性把握課題の構造化・仮説立案
提案・プレゼン企画立案・施策提案会社説明・採用ブランディングソリューション提示
数値管理・KPI運用マーケティングROI分析採用KPI管理プロジェクト進捗管理
クロージングコンバージョン最適化内定承諾率向上クライアントの意思決定支援

志望動機・自己PRの組み立て方

志望動機と自己PRは、営業経験と転職先の求める人材像を結びつけることがポイントです。以下の3ステップで組み立てると、論理的で説得力のある内容になります。

  • ステップ1:営業経験の中で最も成果を出したエピソードを選ぶ
  • ステップ2:そのエピソードで発揮したスキルを転職先の仕事内容に紐づける
  • ステップ3:転職先で実現したいキャリアビジョンを具体的に語る

「営業で何をしてきたか」だけでなく、「その経験を転職先でどう活かしたいか」を明確に伝えることで、採用担当者に「入社後に活躍するイメージ」を持ってもらいやすくなります。

営業スキルの転職市場での価値マップ

コミュニケーション力
転用しやすさ:★★★★★
市場評価:非常に高い
交渉力
転用しやすさ:★★★★☆
市場評価:高い
数字管理
転用しやすさ:★★★★☆
市場評価:高い
顧客開拓
転用しやすさ:★★★☆☆
市場評価:高い
提案力
転用しやすさ:★★★★★
市場評価:非常に高い
ヒアリング力
転用しやすさ:★★★★★
市場評価:非常に高い

※転用しやすさ・市場評価は当社支援実績に基づく目安です

阿部 翔大

営業経験者のスキルは、言い方を変えるだけで他の職種でも通用するものばかりです。「自分には営業しかできない」と思わず、スキルを分解して考えてみると新しい可能性が見えてきますよ。

営業職が転職成功率を高めるための5つのステップ

営業経験を活かした転職を成功させるために、具体的な5つのステップを順番に解説します。このステップに沿って進めることで、効率的かつ戦略的な転職活動ができるようになります。

STEP
自己分析と強みの棚卸し

まずは営業経験で身につけたスキルや実績を棚卸しします。「何を売っていたか」だけでなく、「どのような課題を解決したか」「どんな工夫をしたか」まで深掘りすることで、自分の強みが明確になります。売上目標の達成率、新規開拓件数、顧客満足度スコアなど、数字で示せる実績を整理しておきましょう。

STEP
転職市場のリサーチ

希望する業界や職種の求人動向、必要とされるスキル、年収相場を調べます。転職サイトやエージェントの求人情報をチェックし、自分の経験やスキルがマッチする求人の傾向を把握しましょう。業界ごとの転職難易度や将来性も確認しておくと、より戦略的な判断ができます。

STEP
転職エージェントへの登録と相談

転職エージェントに登録し、キャリアアドバイザーとの面談を通じて転職の方向性を固めます。営業経験者の転職に強いエージェントを選ぶことで、自分のスキルが活きる非公開求人を紹介してもらえる可能性が高まります。複数のエージェントに登録して比較検討するのも効果的です。

STEP
書類作成と面接対策

職務経歴書は営業実績を数字で示し、志望動機は転職先で活かせるスキルと紐づけて作成します。面接対策では、転職理由のポジティブな言い換え、営業スキルの翻訳(先述の表を活用)、逆質問の準備を徹底しましょう。エージェントの模擬面接サービスを活用するのもおすすめです。

STEP
内定獲得と条件交渉

内定を獲得したら、年収・勤務条件・入社日など、条件面の交渉を行います。転職エージェントを利用している場合は、条件交渉の代行を依頼できることが多いため、遠慮なく相談しましょう。営業経験者は交渉力に優れているため、自分の市場価値を正しく理解した上で臨むことで、より良い条件を引き出しやすくなります。

阿部 翔大

転職活動は「準備が8割」と言っても過言ではありません。特にSTEP1の自己分析とSTEP4の面接対策をしっかり行うことで、営業経験者の強みを最大限に発揮できますよ。

営業職の転職タイミングの見極め方

転職を成功させるためには、適切なタイミングを見極めることも重要なポイントです。ここでは、転職に有利な時期や、在職中・離職後それぞれの転職活動のメリット・デメリットについて解説します。

転職しやすい時期は1〜3月と9〜10月

転職市場が最も活発になるのは、1〜3月(4月入社に向けた採用)と9〜10月(10月入社や下期スタートに向けた採用)です。この時期は求人数が年間を通じて最も多くなるため、選択肢の幅が広がります。

特に営業職は、企業の期初(4月・10月)に合わせて増員するケースが多いため、その2〜3ヶ月前から転職活動を始めるのが理想的です。ただし、求人が多い時期は応募者も増えるため、事前の準備を万全にしておくことが大切です。

在職中と離職後ではどちらが転職に有利か

結論としては、在職中の転職活動がおすすめです。在職中であれば「現職で活躍している人材」という評価を受けやすく、年収交渉でも有利に進められる傾向があります。

離職後の転職活動は時間的な余裕がある反面、ブランク期間が長引くと「なぜ決まらないのか」と不安視されるリスクがあります。やむを得ず離職する場合は、3ヶ月以内を目標に転職活動を進めることが望ましいです。

営業経験何年目での転職が最も評価されやすいか

営業経験3〜5年目は、転職市場で最も評価されやすいタイミングとされています。この時期は、一通りの営業スキルが身についており、かつ将来のポテンシャルも評価される「ちょうど良い経験年数」です。

ただし、経験年数だけが評価基準ではありません。1〜2年目でも顕著な実績があれば評価されますし、10年以上の経験があればマネジメント候補としてのキャリアパスが開けます。重要なのは、経験年数に応じた「期待される役割」を理解した上でアピールすることです。

阿部 翔大

「転職のベストタイミング」は人それぞれですが、在職中に準備を始めて求人が増える時期に照準を合わせるのが効率的です。焦らず計画的に進めていきましょう。

私たちノビルキャリアについて|営業経験者の転職支援にかける思い

私たちは「一人ひとりの経歴に向き合い、その人だけのキャリアストーリーを一緒に描く」ことをモットーに転職支援を行っています。営業職で培った経験やスキルは、ご本人が思っている以上に多くの企業で求められていると私たちは実感しています。

これまでに10,000名以上の転職をサポートしてきた実績があり、内定承諾者の平均年齢は24.7歳、支援者の約85%が20代の方です。東京・大阪・神奈川・兵庫・京都・埼玉・愛知・千葉・広島など、全国の主要都市に対応しています。

当社の支援実績

当社の支援実績

10,000名+
総支援人数
24.7歳
内定承諾者の平均年齢
約85%
20代の支援者割合

実際の面談で行っていること

私たちの面談では、営業経験者の方が自分の強みを正しく理解し、転職先で最大限に活かせるよう、丁寧なサポートを行っています。

  • 経歴の棚卸しと一貫性のある志望動機の整理
  • 営業実績の言語化・数値化サポート
  • 逆質問の準備やオンライン面接の形式的なアドバイスまでフォロー

当社が向いている方

  • 営業経験を活かして異業種・異職種にチャレンジしたい方
  • 自分の強みやアピールポイントを一緒に整理したい方
  • 面接対策や書類添削まで手厚いサポートを受けたい方
  • 営業経験が浅くても挑戦できる環境を探している方

当社が合わない可能性がある方

管理職・経営幹部クラスのハイキャリア転職をお考えの方や、40代以上で専門性の高い職種への転職を目指す方には、ハイクラス特化型のエージェントのほうが適している場合があります。

阿部 翔大

営業職からの転職は、経歴の整理とスキルの言語化がカギになります。「自分の強みがわからない」という方こそ、ぜひ私たちに相談してください。一緒にキャリアの可能性を広げていきましょう。

当社公式サイトへ(無料相談)

転職活動を始めるなら、まず私たちに相談してください|併用がおすすめのエージェント

営業職からの転職を考えているなら、まず私たちにご相談ください。あわせて、相性の良いエージェントを2社ご紹介します。

ハタラクティブ|20代中心・内定率80%以上

ハタラクティブは、20代を中心にフリーター・既卒・第二新卒の転職支援に強みを持つ転職エージェントです。未経験歓迎の求人を多数保有しており、営業職から別業界・別職種への転職を考えている方にも向いています。

内定率80%以上という高い実績があり、書類作成から面接対策まで手厚くサポートしてもらえる点が特徴です。最短2週間での内定実績もあるため、スピード感を持って転職活動を進めたい方にもおすすめです。

ハタラクティブの基本情報

項目詳細
対応年齢20代中心(18〜29歳がメイン)
対応エリア全国主要都市
得意職種・業界営業・事務・IT・接客など幅広い職種
サポート内容書類添削・面接対策・求人紹介・入社後フォロー
公式サイト公式サイトを見る

ハタラクティブの特徴・強み

  • 未経験歓迎の求人を3,000件以上保有している
  • 内定率80%以上の高い転職成功実績がある
  • 最短2週間での内定実績があり、スピード感のある転職が可能

ハタラクティブのメリットと注意点

  • カウンセリングが丁寧で、自分に合った求人を紹介してもらいやすい
  • 未経験OKの求人が豊富なため、キャリアチェンジを目指しやすい
  • 面接対策が充実しており、面接に不安がある方でも安心

注意点として、30代以上やハイキャリア向けの求人は少ない傾向があります。また、地方の求人は都市部と比較すると少なめです。

ハタラクティブと当社の違い

ハタラクティブは求人数の豊富さとスピード感のある転職支援が強みです。当社は求人数より求職者との相性を重視した厳選紹介と、経歴の棚卸しから丁寧に行う面談スタイルを大切にしています。

ハタラクティブが向いている人

  • 未経験の職種・業界への転職を考えている20代の方
  • できるだけ早く転職先を決めたい方
  • 面接に自信がなく、手厚いサポートを受けたい方
阿部 翔大

ハタラクティブはスピード感と手厚さを兼ね備えたエージェントです。「まずは行動したい」という方は、当社と併用して登録してみるのもよいでしょう。比較することで自分に合ったサポートが見えてきます。

ハタラクティブ公式サイトへ(無料登録)

就職カレッジ|研修付きサポート体制

就職カレッジは、JAICが運営する就職・転職支援サービスで、無料のビジネス研修を受けながら転職活動を進められる点が大きな特徴です。営業職から異業種への転職を目指す方にとって、ビジネスマナーや自己分析の研修は心強いサポートとなります。

書類選考なしで面接に進める「集団面接会」があり、通常の転職活動よりも効率的に企業と出会えるのも魅力です。入社後の定着率が90%以上と高い点も、転職先とのミスマッチを防ぎたい方にとって安心材料となるでしょう。

就職カレッジの基本情報

項目詳細
対応年齢18〜35歳程度
対応エリア全国(オンライン研修あり)
得意職種・業界営業・事務・IT・製造など幅広い職種
サポート内容無料ビジネス研修・書類選考なし面接会・入社後フォロー
公式サイト公式サイトを見る

就職カレッジの特徴・強み

  • 無料のビジネス研修で転職準備を万全にできる
  • 書類選考なしの集団面接会で効率的に企業と出会える
  • 入社後の定着率が90%以上と高く、ミスマッチが少ない

就職カレッジのメリットと注意点

  • 研修プログラムで社会人としての基礎力を再確認できる
  • 紹介企業は事前に審査されており、ブラック企業に当たりにくい
  • 入社後のフォロー体制が充実しており、定着をサポートしてもらえる

注意点として、研修は数日間にわたるため、在職中の方は日程調整が必要です。また、大手企業の求人よりも中小企業の求人が中心となる傾向があります。

就職カレッジと当社の違い

就職カレッジは研修プログラムと集団面接会という独自の仕組みが強みです。当社は一対一の面談に時間をかけ、経歴の棚卸しから志望動機の一貫性まで丁寧にサポートするスタイルを大切にしています。

就職カレッジが向いている人

  • 転職前にビジネスマナーや自己分析を改めて学びたい方
  • 書類選考に不安があり、面接から直接挑戦したい方
  • 転職先でのミスマッチを防ぎ、長く働ける企業を探している方
阿部 翔大

就職カレッジは「研修を受けてから転職活動に臨みたい」という方に向いています。当社との併用で、研修で学んだことを面談で深掘りするという使い方もできますよ。

就職カレッジ公式サイトへ(無料登録)

以下の比較表で、当社とハタラクティブ・就職カレッジの違いを確認してみてください。

エージェント名 公式サイト 支援実績 特徴 当社との違い
当社 公式サイトを見る 10,000名以上 一人ひとりとの面談を重視した丁寧なサポート
ハタラクティブ 公式サイトを見る 20代中心の実績多数 内定率80%以上、最短2週間で内定 スピード重視 vs 当社は丁寧さ重視
就職カレッジ 公式サイトを見る 入社後定着率90%以上 無料研修付き、書類選考なし面接会 研修型 vs 当社は面談型

あなたに合う転職先の選び方フローチャート

START:営業経験を活かして転職したい
営業職のまま業界を変えたい?
はい
IT・SaaS営業がおすすめ
いいえ
年収アップを重視する?
はい
コンサルタント・マーケティング
いいえ
事務職・人事/採用職
まずはプロに相談してみましょう
ノビルキャリアに無料相談する

営業職から転職した人のリアルな声

営業職からの転職を考える際には、実際に転職を経験した人の声を参考にすることも大切です。ここでは、Yahoo!知恵袋から営業職の転職に関するリアルな声を紹介します。

「営業職なら転職時の業種ってあまり関係ないんでしょうか?」という質問に対し、転職エージェント経験者から「営業求人は市場に多いものの、業種関係なく転職できる営業職は限定される。有形商材と無形商材で要求されるスキルが異なり、製品知識や専門性によって転職難度が大きく変わる」という回答が寄せられています。参照元:Yahoo!知恵袋

「営業職から転職した人に聞きたいんですけど、営業職を辞めてどのような職種に転職しましたか?」という質問に対し、「営業経験がある人材は、企業側が営業職での活用を望む傾向がある」「個人顧客営業よりも法人顧客営業のほうが転職市場での競争力がある」という回答が寄せられています。参照元:Yahoo!知恵袋

20代半ばの営業職5年目の方が「人と話すのが好きなだけでは営業はできない」と気づき転職を検討。回答では「商社の営業経験を活かしてメーカーの資材購買や生産管理へシフトする道もある」「20代半ばならキャリアチェンジが十分可能」というアドバイスが寄せられています。参照元:Yahoo!知恵袋

これらの声からわかるように、営業職からの転職は十分に可能ですが、自分の営業経験の「何が」「どこで」活かせるかを明確にすることが成功のカギとなります。業種や扱っていた商材によって転職の方向性も変わるため、自分に合った転職先選びが重要です。

阿部 翔大

実際に転職を経験した方の声は非常に参考になります。ただし、状況は一人ひとり異なるので、自分のケースに当てはめて考えることが大切です。不安な点はプロに相談してみてくださいね。

実際にあった相談事例|不動産営業5年目の28歳がマーケティング職に転職して年収が上がった話

当社にご応募いただいたAさん(28歳・男性)は、不動産会社で個人向けの売買営業を5年間経験されていました。年間の売上目標は安定して達成していたものの、「数字を追い続ける毎日に疲れた」「顧客に寄り添う提案よりもノルマ達成が優先される環境に違和感がある」というお悩みを抱えていました。

面談ではまず、Aさんの営業経験を丁寧に棚卸しすることから始めました。すると「顧客の潜在ニーズを引き出すヒアリング力」「データを基にした物件提案力」「月次の数値管理と改善施策の立案経験」など、マーケティング職で求められるスキルを豊富にお持ちであることがわかりました。

志望動機は「顧客理解を起点にした戦略立案に挑戦したい」と整理し、不動産営業で培った市場分析力や顧客心理の理解を具体的なエピソードとともにアピール。結果として、IT系企業のBtoBマーケティング職に内定が決まり、年収も前職の420万円から480万円にアップしました。キャリアアドバイザー 阿部翔大(キャリアコンサルタント)が担当いたしました。

阿部 翔大

営業からのキャリアチェンジは、経歴を丁寧に整理すれば十分に実現できます。一歩踏み出す勇気を応援しています。

営業経験者の転職を考える人からキャリアアドバイザーによくある質問

Q: 営業経験が1〜2年でも転職できますか?

A: 営業経験が1〜2年でも転職は可能です。経験年数が短くても、その期間で達成した成果や身につけたスキルを具体的にアピールできれば、ポテンシャル採用として評価してもらえる企業は多くあります。20代であれば、経験年数よりも意欲や成長性が重視される傾向があります。

Q: 営業職から全く別の職種に転職する場合、年収は下がりますか?

A: 転職先の職種や業界によって異なりますが、異職種への転職では一時的に年収が下がるケースもあります。ただし、IT・SaaS営業やコンサルタントへの転職では年収が上がる可能性も十分にあります。中長期的なキャリアプランを考えた上で判断することをおすすめします。

Q: 営業が苦手でも転職活動はうまくいきますか?

A: 「営業が苦手」と感じていても、営業経験の中で培ったスキルは必ずあります。コミュニケーション力・調整力・課題解決力など、営業以外の場面で発揮できるスキルを整理してアピールすることで、異職種への転職を成功させている方は多くいらっしゃいます。

Q: 営業職の転職に有利な資格はありますか?

A: 転職先によって有利な資格は異なりますが、共通して評価されやすいのはTOEICやMOS(Microsoft Office Specialist)、簿記2級などです。IT業界への転職を目指す場合はITパスポートや基本情報技術者試験、マーケティング職を目指す場合はGoogleアナリティクスの認定資格なども有効です。ただし、資格よりも実務経験が重視される傾向があるため、資格取得に時間をかけすぎないようにしましょう。

Q: 30代の営業経験者でも転職は難しくないですか?

A: 30代の営業経験者であれば、マネジメント経験や大型案件の受注実績など、20代にはない強みをアピールできます。30代はポテンシャルではなく「即戦力」としての評価が中心になるため、具体的な実績と転職先での貢献イメージを明確に伝えることが重要です。

Q: 転職エージェントは複数登録したほうがよいですか?

A: はい、2〜3社のエージェントに登録することをおすすめします。エージェントによって保有する求人や得意な業界が異なるため、複数社を比較することで自分に合った求人に出会える可能性が高まります。ただし、多すぎると対応が煩雑になるため、3社程度に絞るのが効率的です。

阿部 翔大

転職に関する疑問は人それぞれです。「こんなことを聞いてもいいのかな」と思わずに、どんな些細なことでもキャリアアドバイザーに相談してみてください。一緒に解決策を見つけましょう。

まとめ|営業職の転職しやすさを活かして新しいキャリアを切り開こう

この記事では、営業職が転職しやすい理由から、おすすめの転職先、転職成功率を高める方法まで幅広く解説しました。最後に、重要なポイントをまとめます。

  • 営業職は需要の高さ・スキルの汎用性・実績の可視化という強みがあり、転職しやすい職種である
  • 事務職・マーケティング職・人事職・IT/SaaS営業・コンサルタントなど、営業経験を活かせる転職先は多い
  • 業種(法人営業・保険営業・人材営業など)によって転職市場での評価が異なるため、自分の強みを正しく把握することが大切
  • 実績の数字化・転職理由のポジティブ変換・志望動機の具体化が転職成功のカギ
  • 転職エージェントを活用し、プロのアドバイスを受けながら戦略的に進めることで成功率が高まる
阿部 翔大

営業で培ったスキルは、あなたが思っている以上に価値があります。ノビルキャリアでは、営業経験者一人ひとりに合った転職先を一緒に探すお手伝いをしています。まずは気軽にご相談ください。新しいキャリアへの一歩を踏み出しましょう。

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