転職エージェントの断り方|求人・面談・内定辞退の伝え方と例文

転職エージェントから紹介された求人を断りたい、面談を辞退したい、内定を辞退したい。そうした場面で「どう伝えればいいかわからない」と悩む方は非常に多いです。
この記事では、転職エージェントの断り方を場面別に例文付きで解説します。求人を断る場合、面談を断る場合、内定を辞退する場合、利用自体をやめる場合の4パターンを網羅しています。
エージェント運営者として断言しますが、断ること自体はまったく問題ありません。遠慮は不要です。むしろ、曖昧にしたままフェードアウトするほうがリスクがあります。
この記事は、転職エージェント「ノビルキャリア」を運営する私たちが、転職支援の現場で得た知見をもとに執筆しています。
株式会社MEDISITE キャリアコンサルタント
阿部 翔大

転職エージェントを断ることは失礼ではない|運営者からのメッセージ
まず最初にお伝えしたいのは、転職エージェントを断ることは失礼でもマナー違反でもないということです。これはエージェントを運営する私たちが断言します。
求人を断る、面談を辞退する、内定を辞退する、利用自体をやめる。これらはすべて求職者の正当な権利であり、エージェント側も日常的に受けている連絡です。
- 断ること自体はまったく問題ない
- アドバイザーも断られることには慣れている
- 理由は簡潔に伝えれば十分
- 遠慮して曖昧にするほうがトラブルにつながりやすい
断る理由が「なんとなく合わない」でも構いません。大切なのは、はっきりと意思を伝えることです。
阿部 翔大私たちエージェントは断られることを日常的に経験しています。むしろ「断ってくれたほうが助かる」というのが本音です。曖昧なまま放置されると、お互いにとって時間の無駄になってしまいます。
紹介された求人を断る場合の伝え方と例文
エージェントから紹介された求人に興味がない場合は、なぜ合わないと感じたかを簡潔に伝えることがポイントです。理由を伝えることで、次の求人提案の精度が上がります。
求人の条件が希望に合わない場合の例文
○○様
求人のご紹介ありがとうございます。
拝見しましたが、勤務地が希望エリアから離れているため、今回は見送らせていただきたく存じます。引き続き、○○エリアの求人をご紹介いただけると助かります。
よろしくお願いいたします。
職種や業界に興味が持てない場合の例文
○○様
ご紹介いただきありがとうございます。
今回の求人は業界として興味が持てなかったため、辞退させていただければと思います。できれば○○業界を中心にご紹介いただけると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
他社経由で応募済みの場合の例文
○○様
ご紹介ありがとうございます。
こちらの企業には、別のエージェント経由ですでに応募済みです。重複を避けるため、今回は辞退させてください。
引き続き、別の求人のご紹介をお願いいたします。



求人を断る際に「せっかく紹介してもらったのに申し訳ない」と感じる方が多いですが、遠慮は不要です。断ってもらうことで、アドバイザーはあなたの好みをより正確に把握できます。次の提案に確実に活きますよ。
面談を断る・辞退する場合の伝え方と例文
初回面談の前に「やっぱり面談を辞退したい」と思うことは珍しくありません。面談を断ること自体は何の問題もありません。できるだけ早めに連絡しましょう。
転職の意思がなくなった場合の例文
○○様
お世話になっております。
面談のお約束をいただいておりましたが、検討の結果、現時点では転職を見送ることにしました。お忙しいところ申し訳ございませんが、面談をキャンセルさせていただけますでしょうか。また転職を考える際にはご連絡させていただきます。
ありがとうございました。
他社エージェントに絞ることにした場合の例文
○○様
お世話になっております。
複数のエージェントに登録しておりましたが、別のエージェントで転職活動を進めることにしました。大変恐縮ですが、面談のキャンセルをお願いできますでしょうか。
お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
面談当日のドタキャンは避け、できれば前日までに連絡するのがマナーです。どうしても当日になってしまった場合も、連絡なしで無断キャンセルすることだけは避けましょう。



面談を断る理由は「他社に決めた」「転職を見送る」で十分です。詳しい理由を聞かれても、答えたくなければ「総合的に判断しました」と伝えれば大丈夫です。気負わずに連絡してください。
内定を辞退する場合の伝え方と例文
内定辞退は、求人の断りや面談の辞退に比べて伝えにくいと感じる方が多いです。しかし、入社後に「やっぱり違った」と後悔するよりも、辞退する決断のほうが双方にとって良い結果になります。
内定辞退の基本的な伝え方
内定辞退はできるだけ早く、電話で直接伝えるのが望ましいです。エージェントを通じて選考を受けた場合は、エージェントに先に連絡してください。エージェントが企業に辞退の連絡を入れてくれます。
他社の内定を選んだ場合の辞退例文
○○様
お世話になっております。
先日内定をいただきました○○株式会社の件ですが、慎重に検討した結果、別の企業への入社を決意いたしました。選考のサポートをいただいたにもかかわらず、このような結果となり申し訳ございません。
○○様には大変お世話になりました。ありがとうございました。
条件面で折り合わなかった場合の辞退例文
○○様
お世話になっております。
内定をいただいた○○株式会社について、年収や勤務条件を改めて検討しましたが、現時点での希望条件と合致しないと判断いたしました。大変心苦しいのですが、辞退させていただければと思います。
引き続き、転職活動でご支援いただけますと幸いです。



内定辞退は「申し訳ない」と感じるかもしれませんが、納得できない企業に入社するほうが長期的には問題です。辞退することも含めて、私たちアドバイザーはサポートしますので、迷ったら相談してください。


エージェントの利用自体をやめる場合の伝え方と例文
転職活動自体を中止する場合や、別のエージェントに一本化する場合は、利用停止の連絡を入れましょう。退会手続きは通常、メール一通で完了します。
転職活動を中止する場合の例文
○○様
お世話になっております。
諸事情により、当面の間、転職活動を休止することに決めました。これまでのご支援に感謝しております。サービスの利用を停止させていただきたく存じます。また再開する際にはご連絡させていただきます。
ありがとうございました。
サービスに不満があって退会する場合の例文
○○様
お世話になっております。
サービスを利用させていただきましたが、自分の転職活動のスタイルと合わない部分があると感じたため、退会させていただきたく存じます。お手数ですが、退会の手続きをお願いいたします。
これまでありがとうございました。
不満がある場合でも、感情的にならず冷静に伝えることが大切です。具体的な不満点を伝える必要はなく、「合わなかった」という表現で十分です。



退会の連絡をいただくのは、運営者としても参考になります。どの部分が合わなかったかを簡単に教えていただけると、サービス改善に活かすことができます。もちろん、伝えたくない場合は無理に言う必要はありません。
フェードアウト(連絡無視)のリスクと運営者の本音
「断りにくいから」「面倒だから」と連絡を無視してフェードアウトする方は少なくありません。しかし、フェードアウトにはいくつかのリスクがあります。
フェードアウトすると連絡がさらに増える可能性がある
エージェント側は「連絡がつかない理由」がわからないため、確認の電話やメールを何度も送ってくる場合があります。結果的に、断る一言を伝えるよりもストレスが大きくなりがちです。
将来的に同じエージェントを利用しにくくなる
フェードアウトした履歴が残っていると、再度登録した際に優先度を下げられる可能性があります。将来また転職を考える際のためにも、きちんと退会手続きをしておくほうが安心です。
選考中のフェードアウトは企業にも迷惑がかかる
選考途中や内定後にフェードアウトすると、企業側にも迷惑がかかります。面接の日程調整や入社準備を進めている企業にとって、連絡が途絶えることは大きな負担です。
フェードアウトと正式な断りの比較
・再利用時に不利になりうる
・企業に迷惑がかかる
・精神的な後ろめたさが残る
・再利用時も問題なし
・企業への迷惑も最小限
・気持ちがすっきりする



運営者として本音を言えば、フェードアウトされるのが一番困ります。「もう利用しません」と一言伝えてくれるだけで、私たちもすぐに対応できます。短い一文で構いませんので、ぜひ連絡をお願いします。
当社に断るときはこう言ってくれると助かる|運営者の本音
ここでは、当社のサービスを断る場合に伝えてほしいことを正直にお話しします。他社エージェントに対しても参考になる内容です。
「断る理由」を一言添えてくれると嬉しい
「他社に決めた」「転職をやめた」「合わなかった」など、理由を一言添えてくれるだけでアドバイザーは納得しやすいです。詳しい説明は不要ですが、理由なく「辞めます」とだけ言われると、改善点がわからず次の支援に活かせません。
「申し訳ない」と思わなくていい
「お世話になったから断りにくい」という気持ちはわかります。しかし、断ることは求職者の権利であり、アドバイザーも理解しています。罪悪感を持つ必要はまったくありません。
当社への断りテンプレート
阿部様
お世話になっております。
○○の理由により、サービスの利用を終了させていただきたく存じます。丁寧にご対応いただき、ありがとうございました。
(例:他社で内定が決まりました / 転職を見送ることにしました / 方向性が変わりました)
メール、LINE、電話、どの手段でも構いません。一言いただければ、すぐにサービスを停止します。無理な引き止めは一切いたしません。



断りの連絡をいただくのは、私たちにとって決してネガティブなことではありません。むしろ「きちんと伝えてくれてありがとう」という気持ちです。どうか遠慮なくお伝えください。
実際にあった相談事例|断り方に悩んで3ヶ月放置していた23歳が転職成功
当社にご応募いただいた23歳のCさん(女性・販売職)は、以前利用していたエージェントの連絡を3ヶ月間無視していました。「断り方がわからなくて、ずっとメールを見ないふりをしていた」とのことで、転職活動自体が止まってしまっていたそうです。
当社の面談でまずお伝えしたのは「前のエージェントには退会の連絡を一通送りましょう」ということでした。Cさんに退会メールの文面を一緒に作成し、送信してもらったところ、すぐに返信が来て「お世話になりました」と円満に終了。気持ちが晴れたCさんは、その後の転職活動にも前向きに取り組むことができました。事務職への転職を希望していたCさんは、2ヶ月後に一般事務の正社員として内定を獲得しています。



「断れなくて動けなくなった」という方は意外と多いです。一通のメールで状況は大きく変わります。断り方で悩んでいるなら、まずは私たちに相談してください。一緒に解決策を考えます。
私たちノビルキャリアについて|「断ってもいい」という安心感を大切に
私たちは、求職者が安心して「断れる」環境を提供することを大切にしています。合わない求人は遠慮なく断ってほしいですし、当社のサービスが合わないと感じたら退会していただいてまったく問題ありません。
これまでに10,000名以上の方の転職をサポートしてきました。内定承諾者の平均年齢は24.7歳、支援者の約85%が20代です。東京・大阪・神奈川・兵庫・京都・埼玉・愛知・千葉・広島など全国主要都市に対応しています。
当社の支援実績
実際の面談で行っていること
当社の面談では、求職者の意思を尊重することを第一に考えています。
- 経歴の棚卸しと一貫性のある志望動機の整理
- 求人を断る際のフィードバックを次の提案に反映
- 逆質問の準備やオンライン面接の形式的なアドバイスまでフォロー
当社が向いている方
- 合わない求人を気兼ねなく断れる環境を求めている方
- 自分のペースで転職活動を進めたい方
- エージェントとのコミュニケーションに不安がある方
当社が合わない可能性がある方
ハイクラス求人(年収600万円以上)をメインで探している方や、管理職経験を活かしたキャリアアップを目的としている方には、大手の総合型エージェントのほうが適している場合があります。



「断りにくいから我慢してエージェントを使っている」という状態は、転職活動にとってマイナスです。断れる安心感がある環境でこそ、本当に自分に合った転職先が見つかります。
転職活動を始めるなら、まず私たちに相談してください|経験者にもおすすめのエージェント
転職についてお悩みなら、まず私たちにご相談ください。あわせて、相性の良いエージェントを3社ご紹介します。
当社|20代特化・未経験歓迎
私たちは、これまで10,000名以上の転職を支援してきました。内定承諾者の平均年齢は24.7歳、支援者の約85%が20代です。経歴の棚卸しから志望動機の整理、面接対策まで一貫してサポートしています。
当社の支援内容について詳しくは、上の「私たちについて」セクションをご覧ください。



転職エージェントに不安を感じている方こそ、まず私たちにご相談ください。押し売りは一切しません。あなたのペースに合わせて、一緒にキャリアを考えていきましょう。
当社以外にも、あなたの状況に合ったエージェントをご紹介します。
リクルートエージェント|業界最大級の求人数
非公開求人を含む20万件以上の求人を保有する、業界最大級の総合型転職エージェントです。全職種・全業界に対応しており、経験者の転職に強みがあります。専任のアドバイザーが書類作成から面接対策まで一貫サポートしてくれます。
リクルートエージェントと当社の違い
リクルートエージェントは求人数・実績ともに業界最大級ですが、担当者1人あたりの対応件数が多いため、サポートに物足りなさを感じる方もいます。手厚い個別対応を希望する方は、当社との併用がおすすめです。



リクルートエージェントは求人数の多さが最大の強みです。幅広い選択肢の中から比較検討したい方に向いています。当社と併用することで、きめ細かいサポートと豊富な求人の両方を活用できます。
マイナビエージェント|20代・第二新卒に強い
20代の転職支援実績が豊富な総合型エージェントです。第二新卒や未経験転職にも対応しており、担当アドバイザーが求人紹介から内定後のフォローまで一貫して担当します。
マイナビエージェントと当社の違い
マイナビエージェントは20代向けの求人が豊富ですが、首都圏以外の地方求人は少ない傾向があります。20代の転職を複数の視点でサポートしてほしい方は、当社との併用を検討してみてください。



マイナビエージェントは20代に寄り添ったサポートが評判です。初めての転職で不安がある方にも丁寧に対応してくれるので、当社とあわせて利用するとより安心です。
doda|総合型・スカウトあり
転職サイトとエージェントを兼ね備えた総合型サービスです。自己応募とエージェントによるサポートの両方が使えるほか、スカウト機能もあり、幅広い選択肢から転職活動を進められます。
dodaと当社の違い
dodaは求人の幅広さと利便性が魅力ですが、サービスが大規模なぶん、担当者との距離感が遠く感じることもあります。転職の悩みを丁寧に聞いてほしい方は、まず当社へのご相談もご検討ください。



dodaは転職サイトとエージェントの両方の機能を持つユニークなサービスです。自分でも求人を探しつつ、プロのサポートも受けたい方におすすめです。
転職エージェントの断り方に関してキャリアアドバイザーによくある質問
Q: 求人を断り続けると紹介してもらえなくなりますか?
A: 断り続けること自体で紹介が止まるということは通常ありません。ただし、断る理由を伝えないと、アドバイザーがあなたの希望を正しく理解できないため、的外れな求人が続く可能性はあります。「なぜ合わないか」を一言添えることが大切です。
Q: 内定辞退をした場合、違約金は発生しますか?
A: 求職者が内定を辞退しても、違約金が発生することはありません。転職エージェントのサービスは求職者にとって完全無料で、いつでも辞退が可能です。安心して自分の判断を優先してください。
Q: 断った後も同じエージェントを再利用できますか?
A: はい、再利用は可能です。一度退会しても、改めて登録すれば再びサービスを受けられます。ただし、フェードアウトで終わっている場合は、まず以前の担当者に連絡を入れてから再開するのがスムーズです。
Q: 内定承諾後に辞退しても大丈夫ですか?
A: 法的には入社日の2週間前までは辞退が可能です。ただし、企業側の準備が進んでいる場合もあるため、できるだけ早く伝えるのがマナーです。迷っている場合は、承諾前にアドバイザーに相談することをおすすめします。
Q: 断るときはメールと電話のどちらがいいですか?
A: 求人の断りや退会はメールで問題ありません。内定辞退の場合は電話で直接伝えるのが望ましいですが、難しい場合はメールでも大丈夫です。いずれの場合も、連絡すること自体が最も重要です。
Q: 断る理由が特にない場合はどう伝えればいいですか?
A: 「総合的に判断しました」「現時点では見送ります」といった表現で十分です。詳しい理由の説明を求められることはほとんどありません。意思を明確に伝えることが何より大切です。



断ることへの不安は誰もが持つものです。しかし、はっきり伝えることで転職活動はずっとスムーズになります。迷ったときはアドバイザーに「断ろうか迷っている」と正直に相談してみてください。


まとめ|断ることは悪いことではない、伝え方を知って行動しよう
転職エージェントの断り方について、大切なポイントをまとめます。
- 求人の断り、面談の辞退、内定辞退はすべて正当な権利
- 断る理由は一言添えるだけで十分
- フェードアウトはリスクが大きいため避ける
- 内定辞退はできるだけ早く電話で伝える
- 退会は求職者の権利であり、引き止める必要もない
- 例文テンプレートを活用してスムーズに伝える



「断れなくて動けない」という状態こそ、もったいないです。私たちノビルキャリアでは、断ることも含めてあなたの転職活動を全力でサポートします。一人で悩まず、まずは気軽にご相談ください。
