未経験からエンジニアになりたい女性へ|現実と転職成功のための5ステップを解説

「女性でもエンジニアになれるのだろうか」「未経験からIT業界に飛び込んで本当にやっていけるのだろうか」。そんな不安を感じている方にお伝えしたいのは、未経験からエンジニアを目指す女性は年々増えており、活躍できるフィールドは確実に広がっているということです

この記事では、1万人超の転職支援データと元エンジニアの視点をもとに、未経験の女性がエンジニアを目指すうえで知っておくべき現実と、転職を成功させるための具体的な方法を解説します。実際の相談事例やキャリアアドバイザーのアドバイスも交えながらお伝えしていきます。

この記事を監修しているキャリアアドバイザーの阿部自身も、前職でエンジニアとして現場に立っていた経験があります。女性エンジニアが現場でどのように活躍しているか、リアルな視点からもお伝えします

この記事は、転職エージェント「ノビルキャリア」を運営する私たちが、未経験からのITエンジニア転職を数多く支援してきた経験をもとに執筆しています。

この記事の監修者

株式会社MEDISITE キャリアコンサルタント

阿部 翔大

目次

未経験の女性がエンジニアを目指せる3つの理由

「女性でエンジニア未経験は厳しいのでは」と感じる方もいますが、実際にはIT業界全体で女性エンジニアの採用を積極的に進めている企業が増えています。その背景には以下の3つの理由があります。

IT業界の人手不足で未経験採用が活発になっている

IT業界は慢性的な人手不足が続いており、経験者だけでは人材が足りない状況です。そのため、性別に関係なく未経験者を積極的に採用し、社内研修でスキルを身につけてもらう企業が増えています。「女性だから不利」ということはほとんどありません。

リモートワーク・フレックス制度が普及している

IT企業はリモートワークやフレックスタイム制度を導入している割合が他業界と比べて高い傾向にあります。場所や時間に柔軟な働き方ができるため、ライフイベント(結婚・出産・育児)と両立しやすい点は、女性にとって大きなメリットです

前職のコミュニケーション力がエンジニアでも活きる

エンジニアの仕事はコードを書くだけではありません。クライアントとの要件定義やチーム内での進捗共有など、コミュニケーション力が求められる場面は多くあります。接客・営業・事務といった前職での対人スキルは、エンジニアの現場でも大いに活かせます

阿部 翔大

僕がエンジニアだった頃のチームにも女性メンバーはいましたが、正直「女性だから」っていう理由で不利になる場面は見たことがないですね。むしろ丁寧なコミュニケーションが取れる人はチームで重宝されていましたよ。

女性がエンジニアを目指すうえで知っておくべき現実

エンジニアへの転職にはメリットが多いですが、事前に知っておくべき現実もあります。ギャップで悩まないために、以下のポイントを押さえておきましょう。

入社直後は覚えることが多く大変な時期がある

未経験で入社する場合、最初の3〜6ヶ月は覚えることが多く、業務についていくのが大変と感じる方が多いです。ただし、研修制度が整っている企業であれば段階的に学べる環境が用意されているため、焦らず取り組むことが大切です

技術の変化が速く継続的な学習が求められる

IT業界は技術の進化が速く、入社後も継続的に新しい知識を学び続ける必要があります。「一度スキルを身につければ安泰」ではなく、常に学び続ける姿勢が求められる点は理解しておきましょう

職場によっては女性比率が低い環境もある

企業や部署によっては、まだ女性エンジニアの比率が低いところもあります。ただし近年はダイバーシティ推進に力を入れる企業が増えており、女性エンジニアの採用・育成に積極的な企業を選ぶことで、働きやすい環境を見つけやすくなっています

阿部 翔大

正直に言うと、エンジニアの現場って「黙々とコードを書く」イメージがあるかもしれないですけど、実際はチームで動くことの方が多いんです。一人で抱え込まなくて大丈夫ですよ。わからないことはすぐ聞ける環境の会社を選ぶのがコツです。

当社の転職相談者の性別構成

75.6%
女性の相談者割合
24.4%
男性の相談者割合

1万人超の支援データより

未経験の女性が目指しやすいエンジニア職種5選

※以下の職種は未経験からでも比較的入りやすい傾向がありますが、企業や募集ポジションによって求められるスキルは異なります。

Webエンジニア(フロントエンド)

WebサイトやWebアプリケーションの見た目(UI)を作る職種です。HTML・CSS・JavaScriptを使い、ユーザーが直接触れる部分を開発します。デザインやユーザー体験に興味がある方に向いており、女性エンジニアの比率が比較的高い分野です

インフラエンジニア(サーバー・ネットワーク)

サーバーやネットワークなど、システムの基盤を構築・運用する職種です。未経験者の受け入れ態勢が整っている企業が多く、プログラミング経験がなくても始めやすい傾向があります。クラウド(AWS・Azure)のスキルを身につければ、市場価値が高まりやすい分野です。

テストエンジニア(QAエンジニア)

ソフトウェアの品質を検証する職種です。テスト計画の策定からテスト実行、バグ報告までを担当します。プログラミングスキルが必須でない場合が多く、丁寧さや正確さが求められるため、細やかな作業が得意な方に向いています

阿部 翔大

テストエンジニアって地味に見えるかもしれないですけど、実はシステムの品質を守る重要なポジションなんですよ。ここからスキルを積んで開発エンジニアにステップアップする方もいますし、キャリアの入口としてはおすすめです。

ヘルプデスク・テクニカルサポート

社内や顧客からのIT関連の問い合わせに対応する職種です。コミュニケーション力が活かせるため、接客・事務・営業の経験がある方にとって、IT業界への入口として始めやすい職種です。ITの基礎知識を実務で身につけながら、エンジニアへのステップアップを目指せます。

社内SE(情報システム部門)

自社のIT環境の整備・運用を担当する職種です。客先常駐がなく自社勤務のため勤務地が安定しており、残業が少ない傾向にある点が特徴です。ワークライフバランスを重視したい方に適しています。

未経験の女性がエンジニア転職を成功させる5つのステップ

STEP
自分がエンジニアを目指す理由を明確にする

「なぜエンジニアになりたいのか」を自分の言葉で説明できるようにしましょう。「手に職をつけたい」「リモートワークがしたい」「将来性のある業界で働きたい」など、自分の本音を整理することが第一歩です

STEP
IT基礎知識を独学またはスクールで身につける

Progateやドットインストールなどの無料学習サービスで、HTML・CSS・JavaScriptの基礎に触れてみましょう。面接で「学習中です」と言えるだけでも、企業側への印象は大きく変わります

STEP
前職の経験をIT業界向けに言語化する

接客での顧客対応力、事務での正確な処理能力、営業でのプレゼン力など、前職で培ったスキルをIT企業が求める形に言い換える作業が重要です。エージェントとの面談でこの整理を一緒に行うのがおすすめです。

STEP
女性が働きやすい企業を見極めて応募する

リモートワークの有無、育休取得率、女性管理職の割合などを確認しましょう。求人票だけではわからない情報は、エージェントに質問すれば確認してもらえます

STEP
面接対策を徹底して内定を獲得する

1万人超の支援データから、面接対策を受けた求職者の内定率は約75〜78%、受けなかった場合は約33%と2倍以上の差があります(弊社調べ)。面接対策を受けるかどうかで結果が大きく変わるため、エージェントの対策を活用することをおすすめします

阿部 翔大

STEP3の「前職の経験を言語化する」って一人だとなかなか難しいんですよ。僕たちの面談では、話を聞きながら「それってこういう強みですよ」ってフィードバックしています。自分では気づいていない強みを見つけるのが得意なので、ぜひ活用してくださいね。

女性がエンジニア転職で企業を選ぶときのチェックポイント

長く働ける企業を選ぶためには、求人票だけでなく以下のポイントを確認しましょう。面接や口コミサイトで情報を集めることで、入社後のギャップを減らせます

リモートワーク・フレックス制度の有無を確認する

IT企業ではリモートワークやフレックス制度を導入しているところが多いですが、部署や職種によって適用範囲が異なる場合があります。「制度はあるが実際に使っている人はいない」というケースもあるため、面接で実際の利用状況を質問しましょう

育休取得率・女性管理職の割合を調べる

企業の採用ページやCSRレポートで、育休取得率や女性管理職比率を公表しているケースがあります。数字を公開している企業は、女性の活躍推進に前向きである傾向があります

研修制度とメンター制度の充実度を確認する

未経験入社の場合、研修やメンター制度の充実度が入社後の成長スピードに直結します。「1on1ミーティングがある」「先輩がメンターとしてつく」といった制度がある企業は、未経験者のサポート体制が整っている可能性が高いです

阿部 翔大

企業選びで僕がいつも言っているのは「入社後の3ヶ月をイメージできるか」ということです。研修の中身、配属先、誰がサポートしてくれるのか。ここが具体的に見えている企業なら、安心感がありますよね。

女性エンジニアのキャリアパスとワークライフバランス

エンジニアとして経験を積んだ後のキャリアの選択肢は幅広いです。以下のようなキャリアパスがあり、ライフステージの変化に合わせて働き方を調整しやすい点もIT業界の魅力です

キャリアパス特徴ワークライフバランス
スペシャリスト特定の技術領域を深く極めるリモート可能な案件が多い
プロジェクトマネージャーチームの進捗管理・顧客折衝を担当コミュ力が活かせる
フリーランスエンジニア案件単位で仕事を請ける独立型時間・場所の自由度が高い
社内SE・情シス自社のIT環境を整備・運用残業が少ない傾向
ITコンサルタント企業のIT課題を解決する提案型年収が高い傾向

エンジニアとしてのスキルは一度身につけると資産になるため、育児で一時的にブランクがあっても復帰しやすい点は大きなメリットです

女性エンジニアのキャリアステップ

入社〜1年目
研修・OJTで基礎スキルを習得
2〜3年目
担当領域を持ち実務経験を積む
4〜5年目
リーダー・PM・スペシャリストなどキャリア選択
5年目以降
管理職・フリーランス・転職など多様な選択肢

実際にあった相談事例|26歳アパレル販売員が未経験からWebエンジニアに転職した話

当社にご応募いただいた26歳の女性(Mさん)の事例をご紹介します。Mさんはアパレル販売員として4年間勤務していましたが、「手に職をつけたい」「土日休みの仕事に就きたい」という思いからエンジニアへの転職を決意されました。

面談では、販売員として培った「お客様の要望をヒアリングして提案する力」を、エンジニアの要件定義やクライアント対応で活かせる強みとして言語化しました。また、独学でHTMLとCSSの基礎を学んでいたため、その学習意欲を面接でアピールするための志望動機を一緒に整理しました。結果として、研修制度が充実したWeb制作会社からフロントエンドエンジニアとして内定を獲得。現在はリモートワークを活用しながら、Webサイトの開発業務に携わっています。

阿部 翔大

Mさんのように、販売や接客の経験がある方って「自分のスキルはITでは通用しない」と思いがちなんですが、それは大きな誤解ですよ。ヒアリング力や提案力はエンジニアの現場でもめちゃくちゃ重宝されます。

私たちノビルキャリアについて|女性のエンジニア転職を応援する思い

私たちは「一人ひとりの経歴を丁寧に整理し、最適なキャリアを一緒に見つける」ことを大切にしています。当社への転職相談者の約75.6%が女性であり、女性ならではのキャリアの悩みに寄り添ったサポートを行っています(1万人超の支援データより)。

これまでに10,000名以上の転職を支援し、内定承諾者の平均年齢は24.7歳、支援者の約85%が20代です。対応エリアは東京・大阪・神奈川・兵庫・京都・埼玉・愛知・千葉・広島など全国主要都市に広がっています。

当社の支援実績

当社の支援実績

10,000名+
総支援人数
75.6%
女性の相談者割合
約85%
20代の支援者割合

実際の面談で行っていること

女性のエンジニア転職をサポートする際は、「働き方」「キャリアの将来性」「職場環境」を特に丁寧にヒアリングしています。リモートワークの実態や育休取得率など、女性が気になるポイントを企業に直接確認したうえでご紹介しています。

  • 経歴の棚卸しと一貫性のある志望動機の整理
  • リモートワーク・育休取得率など女性が気になる情報の事前確認
  • 逆質問の準備やオンライン面接の形式的なアドバイスまでフォロー

当社が向いている方

  • 未経験からエンジニアを目指したいが何から始めればいいかわからない女性
  • ワークライフバランスを重視して企業を選びたい方
  • 担当者にじっくり話を聞いてもらいながら転職先を決めたい方

当社が合わない可能性がある方

IT特化型のエージェントと比較するとエンジニア求人の数は少なめです。大量の求人から自分で選びたい方や、ハイクラスなIT転職を希望する方には合わない場合があります。

阿部 翔大

女性の方で「エンジニアって自分に向いてるのかな」と迷っている方、まずは気軽に話だけ聞きに来てくださいね。向き不向きも含めて、僕が正直にお伝えします。LINEでの相談も受けていますよ。

当社公式サイトへ(無料相談)

未経験からエンジニアを目指す女性からキャリアアドバイザーによくある質問

Q: 文系出身の女性でもエンジニアになれますか?

A: なれます。エンジニアに理系のバックグラウンドが必須というわけではありません。未経験からエンジニアになった方の中には文系出身者も多く、入社後の研修や実務を通じてスキルを身につけています。大切なのは学歴より「学ぶ意欲」と「行動力」です。

Q: 30代女性でも未経験からエンジニアに転職できますか?

A: 可能です。20代と比べると選択肢は狭まる傾向がありますが、前職のマネジメント経験や顧客対応力をアピールすることで、30代でもエンジニア転職に成功している方はいます。テストエンジニアや社内SEなど、入りやすい職種から始めるのも一つの方法です。

Q: エンジニアは残業が多いイメージがありますが実際はどうですか?

A: 企業や職種によって大きく異なります。社内SEやヘルプデスクは比較的残業が少ない傾向にありますが、開発チームではプロジェクトの繁忙期に残業が増えることもあります。面接で平均残業時間を確認することをおすすめします。

Q: 産休・育休後にエンジニアとして復帰できますか?

A: IT業界はリモートワークやフレックス制度が普及しているため、産休・育休後の復帰がしやすい環境が整っている企業が増えています。技術スキルは一度身につけると資産になるため、ブランクがあっても復帰しやすい傾向にあります。

Q: プログラミングスクールに通った方がいいですか?

A: 必須ではありませんが、基礎を学んでおくと面接での説得力が増します。無料の学習サービス(Progate、ドットインストールなど)で触れてみて、「自分に合うかどうか」を確認するのがおすすめです。いきなり高額なスクールに通う必要はありません。

Q: 転職エージェントはいつ相談するのがベストですか?

A: 「エンジニアに興味がある」という段階で相談して構いません。転職先が決まっていなくても、面談でキャリアの方向性を整理するだけでも価値があります。当社でも「まだ迷っている段階」での相談を多くお受けしています。

まとめ|未経験の女性でもエンジニアは十分に目指せる

この記事では、未経験の女性がエンジニアを目指すために知っておくべき現実と、転職を成功させるための具体的な方法を解説しました。最後に重要なポイントを振り返ります。

  • IT業界は人手不足で未経験採用が活発。女性だからといって不利になることはほとんどない
  • リモートワーク・フレックス制度があり、ライフイベントとの両立がしやすい
  • 前職のコミュニケーション力はエンジニアの現場でも大いに活かせる
  • 面接対策を受けた求職者の内定率は約75〜78%と、受けなかった場合の約33%の2倍以上(弊社調べ)
  • エンジニアのスキルは一度身につけると資産になり、キャリアの選択肢が広がる
阿部 翔大

「女性だから」という理由でエンジニアを諦める必要はまったくないですよ。僕たちノビルキャリアには女性の相談者が多いので、女性ならではのキャリアの悩みにも寄り添えます。一人で悩まず、まず気軽に相談してくださいね。

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