既卒の内定率は低い?新卒との差と内定率を上げる5つの対策を解説

「既卒の内定率ってどのくらい?」「新卒と比べてどれくらい差があるの?」と不安を感じている方は少なくありません。
結論から言うと、既卒の内定率は新卒と比べて低い傾向にありますが、適切な対策を取れば十分に内定を獲得できます。直近の支援データをもとに分析したところ、当社に相談に来る方の約42%が無職またはアルバイトの状態からスタートしており、多くの方が正社員として就職を実現しています。
この記事では、既卒の内定率の現状から、内定率を上げるための具体的な対策まで詳しく解説します。
この記事は、転職エージェント「ノビルキャリア」を運営する私たちが、既卒の内定率に関する情報をまとめたものです。
株式会社MEDISITE キャリアアドバイザー
阿部 翔大
既卒の内定率の現状と新卒との差
既卒者の就職活動は新卒と比べてハードルが高いと言われますが、実際の内定率はどの程度なのでしょうか。最新のデータをもとに解説します。
既卒と新卒の内定率比較
既卒者の内定率は新卒の約半分にとどまっている
マイナビの調査によると、既卒者の内定率は約45%と、新卒者の約80%と比較して大きな差があります。この差は、新卒一括採用を重視する日本の就職市場の構造が大きく影響しています。
卒業後の年数が経つほど内定率は下がる傾向がある
既卒の中でも、卒業から1年以内と3年以上では内定率に差が出ます。厚生労働省が企業に対して「卒業後3年以内は新卒扱い」を要請していますが、実際に新卒枠で採用する企業は限られています。
【参考】厚生労働省|青少年の雇用の促進等に関する法律(若者雇用促進法)について
内定率が低くても就職できないわけではない
直近の支援データをもとに分析したところ、当社に登録された方の約42%が無職またはアルバイトの状態からスタートしていますが、多くの方が正社員就職を実現しています。内定率が低いのは事実ですが、適切な対策を取れば十分にチャンスがあります。
阿部 翔大数字だけ見ると不安になると思いますけど、内定率って「何もしなかった場合の平均」なんですよね。ちゃんと対策した方は全然違う結果になりますよ。
既卒の内定率が新卒より低い3つの理由
既卒の内定率が低い背景には、日本の就職市場の構造的な問題があります。原因を理解することで、効果的な対策が見えてきます。
新卒一括採用の文化が根強く残っている
日本の多くの企業は、4月入社の新卒一括採用を前提に採用計画を立てています。そのため、既卒者が応募できる枠自体が新卒と比べて少ないのが現状です。
空白期間をネガティブに捉える企業がまだ多い
卒業後に就職せず空白期間がある場合、「なぜ就職しなかったのか」を面接で必ず聞かれます。この質問に対する準備が不足していると、面接官にネガティブな印象を与えてしまいます。
既卒者自身が自信をなくして行動量が減っている
「どうせ受からない」と思い込んでしまい、応募数が減ったり就活自体をやめてしまう方も少なくありません。直近の支援データをもとに分析したところ、企業からのお見送り理由で多いのは「他責感」「継続力への懸念」「面接遅刻と無謝罪」の3パターンです。適切な準備をすればこれらは回避できます。



内定率が低い理由って、実は「準備不足」が一番大きいんですよ。逆に言えば、ちゃんと準備すれば既卒でも十分戦えます。僕のところに来る方の多くは、面接練習だけで見違えるほど変わりますよ。


既卒の内定率を上げるための5つの具体策
内定率を大きく改善するために、以下の5つの対策を実践しましょう。
内定率を上げるための5つの対策
既卒に特化した就職エージェントを活用する
既卒の就活は一人でやると視野が狭くなりがちです。既卒に特化したエージェントを利用すれば、書類添削や面接対策のサポートを無料で受けられるだけでなく、既卒を積極採用している企業の非公開求人にも出会えます。
「既卒歓迎」「未経験OK」の求人に絞って応募する
すべての企業に闇雲に応募するよりも、既卒者を積極的に採用している企業に絞る方が効率的です。「既卒歓迎」「未経験OK」「学歴不問」と明記している求人であれば、職歴の有無よりもポテンシャルで評価してもらえます。
面接で聞かれる質問の回答を事前に準備する
既卒の面接では「なぜ新卒で就職しなかったのか」「空白期間に何をしていたか」が必ず聞かれます。この2つの質問に対して、正直かつ前向きな回答を準備しておくことが内定率を大きく左右します。
同時に3社から5社に並行して応募する
1社ずつ結果を待って次に進むスタイルでは、時間がかかりすぎてモチベーションが低下しやすいです。複数の企業に同時に応募することで、比較検討ができるようになり、精神的な余裕も生まれます。
自己分析で自分の強みと志望動機を言語化する
自己分析が曖昧なまま面接に臨むと、志望動機や自己PRに一貫性がなくなります。アルバイト経験やサークル活動、日常生活で培った強みを具体的に言語化しておきましょう。



応募数を増やすだけじゃなくて、「この会社に入りたい理由」を1社ごとにちゃんと考えることが大事ですよ。数と質の両方を意識してほしいですね。
既卒でも内定率が高い業界と職種
すべての業界で既卒が不利なわけではありません。人手不足の業界や未経験者を積極採用する職種では、既卒でも高い内定率が期待できます。
IT業界は人材不足で未経験者の採用に積極的
IT業界は慢性的な人材不足に直面しているため、未経験者を研修で育成する企業が増えています。プログラミングの基礎を独学で学んでおくと、さらに選考で有利になります。
営業職は職歴よりもコミュニケーション力が重視される
営業職は未経験歓迎の求人が最も多い職種のひとつです。成果次第でインセンティブが支給される企業も多く、努力が収入に反映されやすい点もメリットです。
介護・福祉業界は人手不足で既卒者の採用に前向き
介護・福祉業界は慢性的な人手不足のため、職歴や学歴を問わず採用する施設が多数あります。働きながら資格を取得できる制度を設けている施設も多いため、長期的なキャリアも築けます。
施工管理は資格取得支援制度が充実している
建設業界の施工管理は、未経験から始められる上に国家資格の取得によって安定したキャリアを築ける職種です。人手不足が深刻なため、既卒者の採用にも積極的です。



業界選びに迷ったら、「5年後にどうなっていたいか」から逆算して考えてみるといいですよ。僕も面談ではそういう話を一緒にしています。
既卒の内定率について不安な方からキャリアアドバイザーによくある質問
Q: 既卒1年目と3年目では内定率にどのくらい差がありますか?
A: 一般的に卒業後1年以内の方が最も内定率が高く、年数が経つほど下がる傾向があります。ただし3年を超えても就職できないわけではなく、中途採用枠やエージェント経由で十分にチャンスはあります。
Q: 既卒の内定率を上げるために資格を取った方がいいですか?
A: 資格があれば有利になるケースはありますが、必須ではありません。企業が既卒者に求めるのは資格よりも意欲やコミュニケーション能力です。資格取得に時間をかけすぎて就活のタイミングを逃す方が損失が大きいです。
Q: 書類選考の通過率を上げるにはどうすればいいですか?
A: 履歴書の自己PRと志望動機を企業ごとに書き分けることが最も効果的です。使い回しの履歴書は採用担当者にすぐ見抜かれます。就職エージェントに添削してもらうのもおすすめです。
Q: 何社くらい応募すれば内定が出ますか?
A: 個人差がありますが、5〜10社程度に応募して1〜2社から内定が出るのが一般的な目安です。1社に絞って応募するよりも、複数社に並行して応募する方が精神的にも余裕が持てます。
Q: 面接で「なぜ就職しなかったのか」と聞かれたらどう答えればいいですか?
A: 正直に理由を述べた上で、その経験から何を学んだかを前向きに伝えましょう。「自分に合う仕事を見つけるために時間をかけた」「アルバイトを通じて社会経験を積んだ」など、空白期間をプラスに転換する表現が効果的です。
Q: ハローワークとエージェントはどちらが内定率が高いですか?
A: どちらが高いかは一概には言えませんが、既卒に特化したエージェントは面接対策や書類添削のサポートが手厚いため、結果的に内定率が高くなる傾向があります。両方を併用するのが最も効果的です。



内定率の数字に振り回されないでほしいですね。大事なのは「あなた自身がどう行動するか」です。ちゃんと準備して臨めば、数字以上の結果は出せますよ。


まとめ|既卒の内定率は対策次第で大きく変わる
- 既卒の内定率は約45%で新卒より低いが、対策次第で改善できる
- 内定率が低い主な原因は準備不足と応募数の少なさ
- 既卒に特化した就職エージェントの活用が内定率アップの近道
- IT・営業・介護・施工管理は既卒でも内定率が高い業界
- 面接では空白期間の説明を事前に準備しておくことが重要
- 同時に3〜5社に応募して比較検討しながら進めるのが効果的
既卒だからといって内定が取れないわけではありません。内定率の数字に惑わされず、一つひとつの対策を丁寧に積み重ねることで、正社員就職は十分に実現できます。



僕のところに来る方で「もう無理だ」って思ってた方が、ちゃんと準備したら3社から内定もらえたってケースもありますよ。まず動いてみることが大事です。一人で悩んでるなら、気軽に相談してくださいね。
