大学中退から営業職に就職するには?未経験でも活躍できる理由と始め方

「大学中退でも営業職で活躍できるのだろうか」「学歴がないと営業の仕事には就けないのでは…」と不安に感じていませんか?結論から言えば、営業職は学歴よりも実力と成果で評価される職種であり、大学中退者でも十分に活躍できるフィールドです。
実際に、営業職の求人は「学歴不問」「未経験歓迎」が非常に多く、大学中退者にとって最も門戸が広い職種の一つです。成果がダイレクトに収入に反映されるインセンティブ制度を設けている企業も多く、学歴のハンデを感じることなくキャリアを築いている方が数多くいます。
この記事では、大学中退から営業職に就職するための具体的なステップと、営業で成功するためのコツを現役キャリアアドバイザーが徹底解説します。営業職の種類や選び方、年収の目安まで、就職活動に必要な情報がすべてわかります。
株式会社MEDISITE キャリアコンサルタント
阿部 翔大

大学中退者に営業職がおすすめな3つの理由
大学中退から正社員就職を目指すなら、営業職は最も現実的かつ将来性のある選択肢です。その理由を3つのポイントから解説します。
学歴より成果で評価される実力主義の世界
営業職の評価基準は「どれだけ売上を上げたか」「何件の契約を獲得したか」という明確な数字です。大卒であろうと高卒であろうと、成果で評価されるため学歴による差がつきにくい職種です。大学中退という経歴があっても、入社後の実績次第で同期の大卒者を上回る評価を得ることも珍しくありません。
未経験歓迎の求人が多く門戸が広い
営業職は慢性的な人手不足の職種であり、求人の多くが「学歴不問」「未経験歓迎」で募集されています。厚生労働省の職業安定業務統計によると、営業職の有効求人倍率は常に1.0倍を超えており、求職者よりも求人数のほうが多い状態が続いています。大学中退者でも応募できる求人が豊富にあるため、就職活動を始めやすい職種です。
入社後のキャリアアップの道が豊富
営業職は入社後のキャリアパスが多彩で、将来の選択肢が広がるのも大きな魅力です。営業リーダーやマネージャーへの昇進はもちろん、営業で培った顧客折衝力やヒアリング力を活かしてマーケティング職や企画職へのキャリアチェンジも可能です。営業経験は業界を問わず評価されるため、将来の転職でも強い武器になります。
営業職が学歴不問で採用される3つの理由
出典:厚生労働省 職業安定業務統計・各就職エージェント実績データ
【参考】厚生労働省|一般職業紹介状況(職業安定業務統計)
阿部 翔大営業職は「学歴がないから無理」と思い込んでいる方にこそおすすめしたい職種です。実際に私がサポートした大学中退者の方も、営業職で入社1年目から同期トップの成績を出しました。大切なのは学歴ではなく、行動力と素直さです。
- 大学中退後の空白期間が長くて不安…
- 転職や就職を試みたけど、不採用続き…
- 履歴書の書き方や面接がわからない…
- ブラック企業だけは絶対に避けたい!


大学中退者が活躍しやすい営業職の種類
一口に「営業職」と言っても、営業スタイルによって仕事内容や求められるスキルは大きく異なります。大学中退者が活躍しやすい営業職の種類を一覧で確認しましょう。
| 営業の種類 | 対象顧客 | 特徴 | 未経験おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| 法人営業(BtoB) | 企業 | 安定した取引と長期関係構築 | ★★★★☆ |
| 個人営業(BtoC) | 個人 | コミュニケーション力が直結 | ★★★★★ |
| ルート営業 | 既存顧客 | 飛び込みなしで始めやすい | ★★★★★ |
| 反響営業 | 問い合わせ顧客 | 顧客からの問い合わせに対応 | ★★★★☆ |
| インサイドセールス | 企業 | 電話・オンライン中心で需要急増 | ★★★☆☆ |
法人営業(BtoB)— 安定した取引先と長期関係構築
法人営業は企業を相手に商品やサービスを提案する営業スタイルです。一度取引が始まると長期的な関係になることが多く、安定した売上を築きやすいのが特徴です。商談では論理的な提案力が求められますが、未経験でも先輩との同行営業から段階的に学べる企業がほとんどです。
個人営業(BtoC)— コミュニケーション力が直結
個人営業は一般消費者に対して商品やサービスを提案する営業スタイルです。不動産・保険・通信回線などの業界で多く見られます。お客様との信頼関係を築く力がそのまま成果につながるため、アルバイトで接客経験がある方には特に向いています。インセンティブ制度がある企業も多く、頑張り次第で高収入を目指せます。
ルート営業 — 飛び込みなしで未経験でも始めやすい
ルート営業はすでに取引のある既存顧客を定期的に訪問する営業スタイルです。新規開拓のような飛び込み営業がないため、営業未経験者でもストレスなく始められます。顧客との関係維持が中心なので、丁寧な対応ができる方に向いています。食品メーカーや商社などで多く募集されています。
反響営業 — 問い合わせ対応型で営業初心者向き
反響営業は広告やWebサイトからの問い合わせに対応する営業スタイルです。お客様がすでに興味を持っている状態からスタートするため、ゼロから信頼を築く必要がなく、営業初心者にも取り組みやすいのが特徴です。不動産仲介や住宅販売、結婚式場などの業界で多く採用されています。
インサイドセールス — IT企業で需要急増中
インサイドセールスは電話やメール、オンライン会議ツールを使って社内から営業活動を行うスタイルです。IT・SaaS企業を中心に急速に需要が拡大しており、求人数も増加しています。外回りがなく、データを活用した効率的な営業手法を学べるため、将来的にIT業界でキャリアを築きたい方におすすめです。
営業スタイル別|難易度とやりがいマトリクス
※難易度は未経験者の参入のしやすさを基準に評価



営業未経験の方には、まずルート営業か反響営業から始めることをおすすめしています。飛び込み営業がなく、既存のお客様対応から仕事を覚えられるので、営業の基礎スキルを無理なく身につけられます。自信がついてから新規開拓型に挑戦しても遅くありません。
大学中退から営業職に就職する4つのステップ
大学中退から営業職への就職を成功させるには、正しい手順で準備と行動を進めることが重要です。以下の4ステップに沿って就職活動を進めましょう。
まずは自分の性格や得意なことに合った営業スタイルを選ぶことが大切です。人と話すのが好きなら個人営業、コツコツ関係を築くのが得意ならルート営業、データ分析に興味があるならインサイドセールスが向いています。闇雲に応募するのではなく、自己分析をしたうえで方向性を定めましょう。
営業職の選考では「人と接する力」が最も重視されます。飲食店での接客、コンビニでのレジ対応、コールセンターでの電話応対など、アルバイトで培ったコミュニケーション経験は立派なアピール材料です。「お客様に提案して売上を〇%伸ばした」など、具体的な数字を交えると説得力が増します。
未経験・学歴不問の営業求人を多数保有する就職エージェントに登録しましょう。一般的な転職サイトでは「大卒以上」の求人が中心ですが、フリーター特化型エージェントなら大学中退者でも応募できる営業求人を効率的に見つけられます。書類の書き方から面接対策まで無料でサポートしてもらえるのも大きなメリットです。
営業職の面接では「数字を意識して行動できるか」「フットワークが軽いか」が見られています。「アルバイトで月間売上目標を達成するために〇〇を工夫した」「中退後も〇〇に積極的に取り組んでいた」など、具体的なエピソードで行動力をアピールしましょう。中退理由は正直かつ前向きに伝えることが大切です。
営業職の平均年収(経験年数別)
出典:厚生労働省 賃金構造基本統計調査・各社求人情報を基に作成
【参考】厚生労働省|令和5年 賃金構造基本統計調査



営業職の年収は経験年数とともに着実に上がっていきます。特にインセンティブ制度がある企業では、入社2〜3年目で年収400万円を超える方も珍しくありません。最初の年収だけで判断せず、3年後・5年後の伸びしろを見て企業を選ぶことが大切です。
大学中退の営業職で成功するために知っておくべきこと
営業職に就職した後、大学中退者が着実にキャリアを積み上げていくために押さえておくべきポイントを3つ紹介します。
最初の1年は「量」をこなすことが大切
営業未経験から入社した場合、最初の1年は「質」よりも「量」を意識して行動することが成長の鍵です。電話をかける本数、訪問件数、提案書の作成数など、まずは行動量を増やすことで営業の型が身についていきます。最初から効率を求めるよりも、数をこなすことで成功パターンが見えてきます。
インセンティブ制度がある会社で収入を伸ばす
営業職の魅力の一つが成果に応じて収入が増えるインセンティブ(歩合給)制度です。基本給に加えて契約1件ごとに報奨金が支給されるため、頑張った分だけ収入に反映されます。大学中退という学歴に関係なく、実力で大卒者の平均年収を上回ることも可能です。企業選びの際は、インセンティブの仕組みや支給実績を必ず確認しておきましょう。
営業経験はポータブルスキルになる
営業職で身につくコミュニケーション力・提案力・課題解決力は、どの業界でも通用するポータブルスキルです。営業経験を3年以上積めば、転職市場での評価は大幅に上がります。「大学中退」という経歴よりも「営業で〇〇の実績を出した」という職務経験のほうが、企業にとっては重要な評価基準になります。
営業職で成功するためのポイントは「最初の1年は量で勝負し、2年目以降は質を高める」というステップです。学歴に関係なく成果で評価される営業職だからこそ、入社後の努力がそのままキャリアに反映されます。焦らず、まずは目の前の仕事に全力で取り組むことが、将来の大きな成果につながります。



営業職で最も差がつくのは「続ける力」です。最初の半年は思うように結果が出なくても、1年間コツコツ続けた方は必ず成果が出始めます。私が担当した大学中退者の方も、最初の3ヶ月は苦労しましたが、半年後にはチームのエースになっていました。
実際にあった相談事例|21歳大学中退から不動産営業で年収500万を達成したFさんの話
Fさん(21歳男性)は、大学1年次の後期に学費の支払いが困難になり中退。その後、約1年間飲食店でアルバイトをしていましたが、「このままフリーターを続けていいのか」「大学中退でも営業職なら正社員になれるのか」と悩み、当社にキャリア相談に来られました。
面談でFさんの話を詳しく聞くと、飲食店ではホールリーダーとして新人指導を任されており、常連客との関係づくりが得意でリピーター数を月間15%増やした経験があることがわかりました。この経験を「顧客との信頼関係構築力」としてアピールポイントに整理し、不動産仲介会社の個人営業職に応募しました。
面接では中退理由を「家計を支えるため、早く社会に出て実力で稼ぎたいと決意した」と前向きに伝え、飲食店での実績を具体的な数字で説明しました。結果、2社から内定を獲得。入社後は持ち前のコミュニケーション力を活かして1年目から契約件数チーム2位の成績を残し、2年目には年収500万円を達成しました。Fさんは「営業は学歴じゃなくて行動量と人間力だと実感した」と話しています。



Fさんのように、飲食店や接客のアルバイト経験は営業職で大きな武器になります。「たかがバイト」と思わず、そこで培ったスキルを言語化して伝えることが内定獲得のカギです。大学中退でも、行動すれば必ず道は開けます。


大学中退から営業職を目指す人におすすめのエージェント3選
大学中退から営業職への就職を目指すなら、未経験・学歴不問の営業求人を豊富に持つ就職エージェントの活用が最も効率的です。以下の3社は大学中退者の就職実績が豊富で、営業職の求人にも強いエージェントです。各エージェントの特徴や選び方の詳細は、以下の関連記事でも解説しています。
ノビルキャリア|未経験特化
大学中退者やフリーターの営業職就職に特化したエージェントです。正社員経験がなくても、一人ひとりの適性に合った営業求人を提案してくれます。「どの営業スタイルが自分に合うかわからない」という方でも、キャリアアドバイザーが丁寧にヒアリングしたうえで最適な求人を紹介してくれます。
ハタラクティブ|20代中心・内定率80%以上
20代のフリーター・大学中退者の営業職就職に強いエージェントです。内定率80%以上の実績があり、未経験歓迎の営業求人を多数保有しています。書類添削から面接対策まで手厚くサポートしてくれるので、初めての就活でも安心。最短2週間で内定が出るスピード対応も魅力です。
就職カレッジ|研修付きサポート体制
ビジネスマナー研修や営業ロールプレイング講座を無料で受けられるのが最大の特徴です。大学中退者やフリーターなど、社会人経験が少ない方向けの手厚い就職支援プログラムを提供しています。営業の基礎を研修で学んでから面接に臨めるため、営業未経験でも自信を持って選考を受けられます。



エージェントは2〜3社に登録して比較するのがおすすめです。担当者との相性や紹介される求人の種類が異なるため、複数利用することで自分に合った営業求人に出会える確率が上がります。登録も相談も完全無料なので、まずは気軽に話を聞いてみてください。
大学中退から営業職への就職を考える人からキャリアアドバイザーによくある質問
Q: 大学中退でも営業職に採用されますか?
A: はい、大学中退でも営業職に採用されるケースは非常に多いです。営業職は学歴よりも「コミュニケーション力」「行動力」「目標達成意欲」が重視される職種です。実際に多くの企業が「学歴不問」「未経験歓迎」で営業職を募集しており、大学中退者の採用実績も豊富にあります。エージェントを活用すれば、中退者を積極採用している企業を効率的に見つけられます。
Q: 営業職はノルマがきついと聞きますが本当ですか?
A: ノルマの有無や厳しさは企業によって大きく異なります。確かに厳しいノルマを課す企業もありますが、ルート営業や反響営業のように無理な新規開拓がない営業スタイルもあります。また「ノルマ」ではなく「目標」として設定し、チームで達成を目指す企業も増えています。企業選びの段階で営業スタイルやノルマの考え方を確認することが大切です。
Q: 営業職に就くために取っておいたほうがいい資格はありますか?
A: 営業職に必須の資格はありませんが、普通自動車免許は取得しておくと有利です。外回りの営業では車を使う場面が多いため、免許があると応募できる求人の幅が広がります。そのほか、不動産営業なら宅地建物取引士、保険営業ならFP(ファイナンシャルプランナー)など、業界に応じた資格があると選考で評価されます。ただし資格取得に時間をかけすぎず、まずは就職活動を優先しましょう。
Q: 大学中退後にフリーター期間が長いですが営業職に就けますか?
A: フリーター期間が長くても営業職への就職は可能です。営業職は他の職種と比べて職歴の空白に対して寛容な傾向があります。「フリーター期間中に何をしていたか」「なぜ今営業職を目指すのか」を前向きに説明できれば問題ありません。アルバイトで培った接客経験やコミュニケーション力を強みとしてアピールすることで、フリーター期間をプラスに転換できます。



よくある質問の多くは「自分でも大丈夫だろうか」という不安から生まれています。営業職は学歴やブランク期間よりも、入社後のやる気と行動力を見ている企業がほとんどです。不安がある方こそ、まずはエージェントに相談して客観的なアドバイスをもらうことをおすすめします。
まとめ|大学中退でも営業職なら実力で勝負できる
この記事では、大学中退から営業職に就職するための方法と成功のポイントを解説しました。最後に重要なポイントを振り返りましょう。
- 営業職は学歴より成果で評価される実力主義の世界であり、大学中退者に最も門戸が広い職種の一つ
- ルート営業・反響営業など未経験でも始めやすい営業スタイルが複数ある
- アルバイト経験のコミュニケーション力は営業職の選考で大きな武器になる
- インセンティブ制度がある企業なら、経験年数に応じて年収500万円以上も目指せる
- 未経験・学歴不問に特化した就職エージェントを活用することで内定率は大幅にアップする



大学中退という経歴を気にして一歩を踏み出せない方は多いですが、営業職は入社後の頑張り次第でいくらでもキャリアを築ける職種です。実際に中退から営業で成功した方を何人もサポートしてきました。一人で悩まず、まずはプロに相談してみてください。あなたの強みを一緒に見つけましょう。


