第二新卒の履歴書の書き方|項目別の記載例と採用担当者に好印象を与えるコツ

「第二新卒の履歴書はどう書けばいいの?」「短期離職の経歴をどこまで正直に書くべき?」と悩んでいませんか。履歴書は採用担当者が最初に目を通す書類であり、第一印象を決める重要な役割を担っています。
この記事では、第二新卒の履歴書の書き方を項目別に解説します。学歴・職歴欄の正しい記載方法から、志望動機・自己PRの書き方、よくあるミスまで、採用担当者に好印象を与える履歴書作成のポイントをお伝えします。
この記事は、転職エージェント「ノビルキャリア」を運営する私たちが、第二新卒の履歴書作成を数多く支援してきた経験をもとに執筆しています。
株式会社MEDISITE キャリアコンサルタント
阿部 翔大

第二新卒の履歴書と新卒時の履歴書の違い
第二新卒の履歴書は、新卒時の就活で使った履歴書とは書き方が異なります。社会人経験を踏まえた「中途採用」としての書き方が求められる点を意識しましょう。
| 比較項目 | 新卒時の履歴書 | 第二新卒の履歴書 |
|---|---|---|
| 職歴欄 | 記載なし(アルバイトのみ) | 正社員の入退社歴を記載 |
| 志望動機 | 将来のビジョン中心 | 前職経験を踏まえた具体的な動機 |
| 自己PR | 学生時代の経験 | 社会人として得たスキル・経験 |
| フォーマット | 大学指定・新卒用 | 転職者向けフォーマット |
阿部 翔大新卒のときの履歴書をそのまま使おうとする方がたまにいるんですけど、中途採用の選考では通用しないんですよね。社会人経験がある前提で見られるので、書き方を変える必要がありますよ。
履歴書の項目別の書き方
履歴書の各項目について、第二新卒が押さえるべきポイントを解説します。
基本情報(氏名・住所・連絡先)の記入ポイント
氏名はフルネームでふりがなも忘れずに記入します。住所は都道府県から番地まで正確に記載し、連絡先は日中つながりやすい携帯電話番号とメールアドレスを書きましょう。メールアドレスは、プライベートすぎるアドレス(ニックネーム入り等)は避け、シンプルなものを使用します。
学歴欄の正しい記載方法
学歴は高校入学から記載するのが一般的です。学校名は略さず正式名称で書きます。学部・学科名も省略せず記載しましょう。
【記載例】
2018年4月 ○○県立△△高等学校 普通科 入学
2021年3月 ○○県立△△高等学校 普通科 卒業
2021年4月 □□大学 経済学部 経済学科 入学
2025年3月 □□大学 経済学部 経済学科 卒業
職歴欄の書き方と退職理由の記載ルール
職歴は正社員として勤務した会社をすべて記載します。入社日・退職日を正確に記載し、在籍中の場合は「現在に至る」と書きます。退職済みの場合は「一身上の都合により退職」と記載するのが一般的です。
【記載例】
2025年4月 株式会社○○ 入社 営業部配属
2026年3月 一身上の都合により退職
会社都合での退職の場合は「会社都合により退職」と記載します。派遣・契約社員の場合は「契約期間満了により退職」と書きましょう。
免許・資格欄の記載ポイント
取得済みの資格はすべて記載しましょう。普通自動車免許から業務に関連する資格まで、取得年月順に正式名称で書きます。現在勉強中の資格がある場合は「○○取得に向けて学習中」と記載することで、意欲のアピールにもなります。
志望動機欄の作成方法
第二新卒の志望動機は、「前職の経験を踏まえて、なぜこの会社を選んだか」を書きます。前職との接続性を示しつつ、応募先企業の魅力を具体的に書くことがポイントです。
【例文】前職の法人営業で顧客の課題をヒアリングする中で、ITを活用した業務改善に興味を持ちました。御社が中小企業向けのDX支援に注力されている点に共感し、前職の営業経験を活かしながらIT領域で成長したいと考え、志望いたしました。
自己PR欄の効果的な書き方
自己PRは社会人経験で得たスキルや学びを中心に書きます。「どんな課題に対して」「何を工夫して」「どんな成果を出したか」というストーリーで構成すると伝わりやすくなります。



志望動機と自己PRって、履歴書の中で一番悩む方が多いんですけど、実は「前職で何を感じて、次にどう活かしたいか」を自分の言葉で書ければ十分なんですよ。テンプレをそのまま使うより、自分の経験から書いた方が面接官には刺さりますよ。
採用担当者がチェックしている履歴書のポイント
採用担当者は履歴書のどこを重点的に見ているのでしょうか。私たちの支援経験から見えてきたチェックポイントを解説します。
職歴の空白期間がないか
退職日と次の入社日の間に空白期間がある場合、採用担当者は「この期間に何をしていたのか」を気にします。空白期間がある場合は、資格の勉強や転職活動をしていたことを面接で説明できるよう準備しておきましょう。
在籍期間の長さと退職理由の一貫性
第二新卒の場合、在籍期間が短いことは採用担当者も理解しています。ただし、退職理由と志望動機の間に一貫性があるかどうかは厳しくチェックされます。「前職で○○が合わなかった」→「だから○○がある御社で働きたい」というストーリーが自然につながっていることが重要です。
丁寧さ・正確さに手を抜いていないか
企業からのお見送り理由の1つに「社会人としての基本マナーの欠如」があります(弊社調べ)。履歴書の誤字脱字、日付の間違い、写真の貼り方など、基本的なところで手を抜いていると、「仕事も雑なのでは」と判断される可能性があります。



ぶっちゃけ、履歴書の写真がスマホの自撮りだったり、日付が間違っていたりすると、それだけで「この人大丈夫かな」って思われてしまうんですよ。内容以前の話なんですけど、意外とここで損している方は多いですね。
第二新卒の履歴書でよくある失敗と対策
第二新卒が履歴書作成で陥りがちな失敗パターンと、その対策を紹介します。
退職理由に前職への不満を書いてしまう
企業からのお見送り理由としてもっとも多いのが「他責感」です(弊社調べ)。志望動機欄に「前の会社のパワハラが嫌で」「人間関係が最悪だったので」といった前職への不満をそのまま書くのは避けましょう。事実を踏まえつつも、「次にどんな環境で成長したいか」という前向きな方向に転換して記載します。
テンプレートの例文をそのままコピーする
インターネットで見つけた志望動機や自己PRの例文をそのままコピーすると、採用担当者にはすぐに見抜かれます。テンプレートは参考にとどめ、必ず自分の経験や言葉に置き換えて書きましょう。
写真や形式面での手抜き
証明写真はスピード写真でも構いませんが、スーツ着用・正面向きで撮影しましょう。スマホの自撮り写真や、サイズの合わない写真は印象を大きく下げます。手書きの場合は修正液を使わず、間違えたら書き直します。
履歴書と職務経歴書の内容が矛盾している
履歴書の職歴欄に書いた入退社日と、職務経歴書に記載した日付が異なるケースがあります。提出前に必ず両方の書類を並べて確認し、整合性を取りましょう。



僕の経験だと、履歴書と職務経歴書で退職日が1ヶ月ずれている方って、実はけっこういるんです。本人は気づいていないんですけど、面接官は「どっちが本当?」ってなりますよね。提出前にもう一度だけ確認するクセをつけておくといいですよ。


履歴書の提出前チェックリスト
履歴書を提出する前に、以下の項目を最終確認しましょう。
| チェック項目 | 確認ポイント |
|---|---|
| 氏名・連絡先 | ふりがな・電話番号・メールアドレスが正しいか |
| 証明写真 | 3ヶ月以内に撮影した写真が正しく貼られているか |
| 学歴 | 正式名称で記載し、入学・卒業年月が正しいか |
| 職歴 | 入社日・退職日が職務経歴書と一致しているか |
| 志望動機 | 応募先企業に合わせた具体的な内容になっているか |
| 自己PR | 社会人経験に基づくエピソードが入っているか |
| 誤字脱字 | 全体を声に出して読み返し、漢字・送り仮名に誤りがないか |
面接対策の有無で内定率に大きな差が出る(弊社調べ)
※1万人超の支援データより
履歴書は「面接に進むための入場券」です。書類の段階で好印象を与えることが、面接対策の効果を最大限に発揮するための前提条件になります。



履歴書のチェックは、できれば自分以外の人にも見てもらうのがおすすめです。自分では気づかない誤字や不自然な表現って意外とあるんですよ。僕たちに相談してくれれば、履歴書の添削も一緒にやりますので。
実際にあった相談事例|23歳・販売職9ヶ月で退職した方の履歴書改善
当社にご応募いただいた23歳の女性Cさんは、新卒で入社したアパレル販売の仕事を9ヶ月で退職し、「履歴書の志望動機が書けない」という悩みで相談に来られました。
最初に見せていただいた履歴書の志望動機欄には「前の会社は残業が多くて体調を崩したので退職しました。御社は残業が少ないと聞いて応募しました」と書かれていました。面談では、Cさんが販売職で培った顧客対応力や、売上目標を達成し続けた実績を整理し、志望動機を「接客で培った対人スキルを活かして、お客様と長期的な信頼関係を築ける仕事に挑戦したい」という方向に書き直しました。
改善後の履歴書で応募したところ、事務職2社・カスタマーサポート1社の合計3社で書類選考を通過し、最終的にカスタマーサポートの会社で内定を獲得しました。



Cさんみたいに「残業が嫌で辞めました」って正直に書いちゃう方、けっこういるんですよ。気持ちはわかるんですけど、それだと面接官には「うちも残業あるけど大丈夫?」って思われちゃうんですよね。同じ事実でも見せ方を変えるだけで印象が全然違いますよ。
私たちノビルキャリアについて|第二新卒の履歴書作成支援にかける思い
私たちは、第二新卒の方が自信を持って履歴書を提出できるよう、一人ひとりの経歴に合わせた書き方のアドバイスを行っています。志望動機や自己PRの言語化に苦手意識がある方でも、面談で一緒に整理すれば必ず書けるようになります。
これまで10,000名以上の転職を支援し、内定承諾者の平均年齢は24.7歳、支援者の約85%が20代です。東京・大阪・神奈川・兵庫・京都・埼玉・愛知・千葉・広島など全国主要都市に対応しています。
当社の支援実績
ノビルキャリアの支援実績
実際の面談で行っていること
第二新卒の方との面談では、履歴書の書き方だけでなく、転職活動全体をサポートしています。
- 経歴の棚卸しと一貫性のある志望動機の整理
- 退職理由のポジティブな転換と自己PRの言語化サポート
- 逆質問の準備やオンライン面接の形式的なアドバイスまでフォロー
当社が向いている方
- 履歴書の志望動機や自己PRがうまく書けない方
- 短期離職の経歴をどう履歴書に反映するか悩んでいる方
- 書類選考の通過率を上げたい第二新卒の方
当社が合わない可能性がある方
30代以上で管理職や専門職としてのハイクラス転職を希望される方は、ハイクラス特化型のエージェントの方が合う可能性があります。



履歴書って、書いてある内容もそうですけど、「丁寧に作っているか」が伝わる書類でもあるんですよ。一人で書いていて「これで大丈夫かな」って不安になったら、僕たちに見せてください。細かいところまで一緒にチェックしますので。
第二新卒の履歴書で悩んだら、まず私たちに相談してください|併用がおすすめのエージェント
履歴書の作成に悩んでいるなら、まず私たちにご相談ください。あわせて、相性の良いエージェントを5社ご紹介します。
リクルートエージェント|豊富な求人数と書類添削サポート
非公開求人を含む20万件以上の求人を保有し、書類作成から面接対策まで一貫サポートします。幅広い業界の求人があるため、異業種への転職を考えている第二新卒にも対応可能です。
リクルートエージェントと当社の違い
リクルートエージェントは求人数・実績ともに業界最大級ですが、担当者1人あたりの対応件数が多いため、サポートに物足りなさを感じる方もいます。手厚い個別対応を希望する方は、私たちとの併用がおすすめです。
マイナビエージェント|第二新卒の書類対策に強い
20代の転職支援実績が豊富で、第二新卒や未経験転職にも対応しています。担当アドバイザーが求人紹介から内定後のフォローまで一貫して担当します。
マイナビエージェントと当社の違い
マイナビエージェントは20代向けの求人が豊富ですが、首都圏以外の地方求人は少ない傾向があります。20代の転職を複数の視点でサポートしてほしい方は、私たちとの併用を検討してみてください。
doda|スカウト機能で求人の選択肢が広がる
転職サイトとしての自己応募とエージェントによるサポートの両方が使えます。スカウト機能もあり、幅広い選択肢から転職活動を進められます。
dodaと当社の違い
dodaは求人の幅広さと利便性が魅力ですが、サービスが大規模なぶん、担当者との距離感が遠く感じることもあります。転職の悩みを丁寧に聞いてほしい方は、まず私たちへのご相談もご検討ください。
ハタラクティブ|履歴書の書き方から丁寧にサポート
20代を中心に未経験からの正社員就職をサポートするエージェントです。履歴書・職務経歴書の書き方から面接練習まで、一つずつ丁寧にフォローしてくれます。
ハタラクティブと当社の違い
ハタラクティブはスピーディーな就職決定に強みがあります。当社は内定の速さより転職後の定着・満足度を重視し、面談に時間をかけて経歴の棚卸しから丁寧に行うスタイルです。
就職カレッジ|ビジネスマナーの基礎から学べる研修付き
社会人経験が少ない方向けに、ビジネスマナー研修や面接対策講座がセットになったサポート体制が特徴です。履歴書の書き方に自信がない方にも基礎から教えてもらえます。
就職カレッジと当社の違い
就職カレッジは研修プログラムが充実しており、ビジネスマナーから学びたい方に向いています。当社は研修よりも個別面談に時間をかけ、一人ひとりの経歴に合わせた書類作成を一緒に進めるスタイルです。
第二新卒の履歴書についてキャリアアドバイザーによくある質問
Q: 履歴書は手書きとパソコンのどちらがよいですか?
A: 企業から指定がない限り、パソコン作成で問題ありません。最近はWeb応募が増えており、パソコン作成の方が修正しやすく効率的です。手書きを求める企業は少数派になっています。
Q: 証明写真はスピード写真でもよいですか?
A: スピード写真でも構いませんが、スーツ着用・正面向き・3ヶ月以内撮影のルールは守りましょう。写真館で撮影する方が表情や姿勢のアドバイスをもらえるため、仕上がりがよくなりやすい傾向はあります。
Q: 短期離職の場合、退職理由は履歴書に書くべきですか?
A: 履歴書の職歴欄には「一身上の都合により退職」と記載するのが一般的です。詳しい退職理由は面接で聞かれたときに前向きな形で伝えましょう。
Q: 在職中の場合、職歴欄はどう書けばよいですか?
A: 入社日を記載した後、次の行に「現在に至る」と書きます。退職日は記載しません。また、本人希望欄に「在職中のため、入社日についてはご相談させてください」と添えておくとよいでしょう。
Q: 趣味・特技欄は何を書けばよいですか?
A: 面接での話題になりやすいため、具体的に書くのがおすすめです。「読書」だけでなく「ビジネス書を月3冊読む」のように具体性を添えると、人物像が伝わりやすくなります。
Q: 複数社に応募する場合、履歴書は使い回せますか?
A: 基本情報・学歴・職歴は使い回して問題ありませんが、志望動機は必ず応募先企業ごとに書き分けましょう。同じ志望動機を使い回すと「本当にこの会社で働きたいのか」が伝わりません。


まとめ|第二新卒の履歴書は丁寧さと前向きさで差がつく
第二新卒の履歴書作成で押さえるべきポイントを振り返ります。
- 新卒時とは異なる「中途採用向け」の書き方で作成する
- 職歴欄は正確に記載し、職務経歴書との整合性を確認する
- 志望動機は前職の経験を踏まえた具体的な内容にする
- 前職への不満をそのまま書かず、前向きな方向に転換する
- 提出前のチェックリストで誤字脱字・写真・日付を確認する



履歴書は、あなたの第一印象を決める大事な書類です。一人で悩んで何時間もかけるより、僕たちに相談してもらえれば一緒にサクッと仕上げられますよ。書き方がわからなくても全然大丈夫なので、気軽に声をかけてください。
