「社内公募に手を挙げて、新潟の事務から東京の人事に移りました。」ホームサーブ株式会社・丸山さんが、会社の中で職種を変えた話

やりたい仕事が別にあると気づいても、転職するしかないような気がしてくる。そんな風に考えてしまうことはないでしょうか?
ホームサーブ株式会社の丸山友里菜さんは、いまの部署に移った経緯を「社内公募に手を挙げて、新潟の事務から東京の人事に移りました」と話します。会社を変えずに、職種も勤務地も変えた形で、いまは人事部で採用と研修を担当しています。
やりたい仕事に、社内で移るとどうなるのか。そういう動き方ができる会社の中では、何が起きているのか。詳しくお話を伺いました。
読み終わる頃には、会社を変えなくても職種を変える道があるのだと、選択肢が一つ増えているはずです。
ホームサーブ株式会社
人事部 丸山 友里菜
新潟県出身。IT企業の管理部門で採用を担当したのち、2023年にホームサーブ株式会社へ入社する。新潟オフィスの立ち上げメンバーとして、申し込みの登録や会員管理を担当し、SVを2年務める。社内公募制度に応募して人事部へ異動し、現在は東京で採用と研修を担当。
新潟オフィスの立ち上げメンバーとして入社しました

編集部丸山さんは、新潟オフィスの立ち上げ時に入社されたそうですが、最初から人事だったわけではないんですね。



はい。新潟にセンターを作る、という話で2023年の4月にオフィスの立ち上げメンバーとして入りました。なので当初は新潟で、人事ではなくて、お客様のお申し込み書の登録ですとか、会員の管理というところをメインにやらせていただいていました。いわゆるSVと言われる立場で、2年ほどですね。



そのお申し込みというのは、具体的にはどういったサービスのお申し込みなんですか?



弊社は、サブスクリプション型で住宅の修繕サービスを提供しているんです。1ヶ月あたり590円からで、住宅設備の故障やトラブルに備えられるという形ですね。もともとは英国のホームサーブと、日本の三菱商事が出資して設立された合弁会社なんですよ。



電気や水まわりのトラブルに、1ヶ月あたり590円で…!



日本の電力会社さんやガス会社さん、自治体さんとパートナーシップを結ばせていただいてサービスを提供しているような形になっています。お客様ご自身だと、どの修理業者を選べばいいかとか、高額な請求に合うんじゃないかとか、不安なことが多いと思うんですけれども。



たしかに、業者選びは迷いそうです。



弊社にお電話をいただければ、修理の受付から業者の手配、修理完了までワンストップで対応できるというところが特徴になっています。協力店という修理業者のネットワークを持っていまして、地域に元々いる信頼性の高い業者を、弊社の方で選んで手配させていただいています。



修理そのものは、協力店の方が行なわれるんですね。



そうですね。弊社の中で修理を行うというところは、まだやっていないです。お客様の対応と、修理の手配のところがメインになります。


社内公募に手を挙げて、東京の人事に



そこから、人事に移られたのは何がきっかけだったんですか?



弊社には社内公募という制度があるんですが、去年の春頃に人事部で募集をしていたんです。それを見て応募して、いまに至るという感じですね。



社内公募、というのはどういう制度なんですか?



各部署で、このポジションに人員が欲しいので他部署から手を挙げる人がいたら、という感じで募集するんです。あとは派遣社員から契約社員になるとか、契約社員から正社員になるというのもそうですね。



なるほど。そこに手を挙げられたということですね。



前職で採用をやっていた経緯もありますし、もう一度この仕事をやってみたいなという考えもありました。あとは、純粋にホームサーブの人が好きで、その人たちを支援する立場になりたい、という思いでしたね。



前職でも、人事をされていたんですね。



IT系の業種で、管理部門で採用をやっていました。なので、全くの未経験というわけではなかったんです。それで、新潟から東京に転勤するような形で、人事に異動して、1年ほどが過ぎました。メインの担当としては、採用と研修というところですね。



人事のお仕事は、どんなところが面白いですか?



働く従業員が働きやすい環境を作るというのが、会社の発展にも結構強くつながってくるんですよ。縁の下の力持ちというか、社員を支える裏方の職業ではあるんですけれども、重要な立ち位置でもあると思っていて。人と1番近い立場でいられるのが、結構面白いなと思っています。
研修を、導入してみようと





人事に移られてから、最初に取り組まれたことは何でしたか?



改善するというよりは、どちらかというと導入する、というところが多かったですね。今年度は研修を色々やってみよう、というところで動いていました。



それまでは、研修はどうされていたんでしょう?



研修制度が、ちゃんとした形では整えられていなかったんです。部署ごとにはおそらくあったんですけれども、入社してきた人も、単純に部署に配属になって、そこで業務をやっていただく、という流れでした。



そこを、1から作られたと。



そうなんです。まず今年度やってみたのが、管理職の研修ですね。第1弾として、5月にマネジメント層向けの基礎編を。15名近くのマネジメント職の方に集まっていただいて、1日、講師を呼んで研修をしました。



集まった方の反応は、いかがでしたか?



初めて受けるという方もいらっしゃいましたし、受けたことはあるけれど、基礎を改めて学び直せてよかった、という声も色々ありまして。好評でしたので、第2弾として9月に、フォローアップのような形でコミュニケーション強化研修をやろうと思っています。



好評だったんですね。若手向けの研修も、これから増やしていかれるんでしょうか。



はい。来年度は、管理職だけではなくて、若手社員に対しても研修を整えていけたらなとは思っています。「受けてよかった」「こういうことが学べてよかった」という声をいただけるのは、企画して良かったなと思うところですね。



採用のほうでも、声をもらうことはありますか?



自分が関わった候補者が入社してくれて、「人出が増えて助かりました」という声を社員からいただくこともあります。そこは、自分自身もやりがいをすごく感じていますね。
役職も立場も関係なく、提案していい会社なんです



研修を1から作る、というのは大きな仕事に思えます。社内公募もそうですが、手を挙げれば通る環境なんですね。



仰る通り、弊社は、役職とか立場とか全く関係なく、会社に必要だと思うことを提案したり、自分がやりたいと思うことを言っていいという環境がすごくありますね。



言いにくさが、ないと。



自分から手を挙げたり、意見を言ってくれる人たちを応援する、背中を押すような風土にはなっているので、まさに言いやすい環境ではあるかなと思っています。



そういった環境が整っているおかげで社員の皆さんが活き活きと働けているからか、サービスのほうもかなり評価されていると伺いました。



昨年、日本サブスクリプションビジネス大賞のグランプリをいただきました。その年に最も優れたサブスクリプションサービスを表彰するもので、社会性や社会貢献性、今までになかった斬新さといったところを組み合わせて選考されています。



サブスクの日本一…!すごいですね!



ありがたいことに。ただ、まだまだ成長途上の会社ではあるんですよ。



これから作るところが、まだたくさんあると。



そうですね。お客様も増えてきましたので、これからは中を強くしていくフェーズかなと思っています。それによって、お客様へのサービスももっと向上していくと思うので、研修を整えているのもその一つですね。



他に、大事にされている考え方はありますか?



顧客ファーストという考え方、ですね。お客様のためになることを、どのようにしたらできるかというところを、常に考えているんです。
成長する会社で自分も成長したい、という方と働きたいです





そのフェーズで、どんな方と働きたいですか?



お客様の安心を支える仕事がしたいとか、会社作りにも携わってみたいとか、成長する会社で自分も成長したい、という思いを持っている方ですね。



その成長、というのはどのように定義していますか?



役職をどんどん上げていきたいというのも成長だと思いますし、新しいことにチャレンジして、自分のできる範囲を広げるというのも成長かなと。



丸山さんご自身は、どちらだったんでしょう。



私自身も、新潟の事務所から人事に異動したというのが1つのチャレンジで。それによって、自分ができることを広げられたという点では、成長できたなという風に感じています。



では、いま募集されているのはどんなポジションですか?



新潟にオペレーションを集約するというところで、事務所を拡大しようと進めておりまして。電話を受けるところ、申し込みの登録を管理するところ、協力店にお支払いをするチームがあるので、そのマネジメントができる方ですね。オペレーターは派遣社員の方が多いんですが、マネジメントするポジションは正社員で考えています。



未経験からでも、入り口はありますか?



今の時点では、弊社の中でもノウハウがまだ溜まっていない部分があるので、経験した層を募集しているんです。ただ、ゆくゆくは新卒採用も考えておりますし、未経験の方の採用枠もつくる形で、組織を整えられたらいいなと思っております。



未経験でも入れる形に、組織のほうを整えていく。研修がなかったところに研修を作った方が言うと、これから本当にそうなりそうです。やりたい仕事に近づくのに、会社を変える必要はない。手を挙げれば、いる場所のほうを動かせるんですね。丸山さん、本日は貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。

