「自分の意見が、ちゃんと形になる」MRT株式会社・吉田さんが明かす、新卒から9年目まで働けた理由

業務の中で、毎日いろんな人と向き合ってきた。でも、この経験が次の仕事にどうつながるのか、いまいち見えない…。そんなふうに感じていませんか?

その「人と向き合ってきた」経験こそ武器になる、と話すのは、MRT株式会社で採用と研修を担当する、吉田初音さんです。新卒で入社して9年、医療人材の現場を歩んできました。

未経験から、どうやって医療を支える人材紹介の仕事を始められるのか。どんな人が活躍するのか。そして、出産を経ても働き続けられる会社の空気まで。じっくり伺いました。読み終わる頃には、人と向き合ってきた経験が、次の一歩でどう活きるのかが見えてくるはずです。

お話を伺った人

MRT株式会社

人事(採用・研修)担当 吉田 初音

2018年に新卒で入社し、今年9年目。医療の人材コーディネーターとして営業やマネジメントを経験したのち、社内の人を育てることに面白さを感じ、2022年に自ら手を挙げてHRチームへ異動。現在は新卒から中途までの採用と、入社後の研修を担当。昨年の出産・育休を経て今春に復帰したワーキングマザーでもあり、社員の声が形になる社風の中で、人と向き合う仕事の魅力を伝えている。

目次

新卒9年目、営業から人事へ

編集部

吉田さんは、新卒で入られて今年9年目だと伺いました。同じ会社で9年、というのは今の時代、珍しいかもしれませんね。

吉田さん

そうですね。2018年に新卒で入社して、今年で9年目になります。就活のときは、人に関わる仕事で、自分の介在価値をお客様に届けられて、なおかつ社会貢献度が高い。この3つを軸にしていました。MRTは医療の人材業界なので、その全部に当てはまったんです。人の命や健康に関わる重要な仕事だな、と感じて入社を決めました。

編集部

3つの軸が、きれいに重なった会社だったんですね。入ってからは、どんなお仕事を?

吉田さん

最初の4年ほどは、人材コーディネーターという営業の仕事です。お医者様をお客様として担当して、お仕事を紹介する。スタッフからマネジメントまで、ひと通り経験しました。そのうちに、新人教育も任されるようになって。

編集部

社外の人材から、社内の人材へ。目が向く先が変わっていったんですね。

吉田さん

そうなんです。社内の人を育てたり、関わったりするのが、すごく面白くて。それで自分から手を挙げて、2022年に今のHR(人事)チームに移りました。いまは新卒から中途まで、全職種の採用と入社後の研修を担当しています。

編集部

自分で手を挙げて、キャリアを動かした。9年のあいだに、営業から人事へと大きく踏み出しているんですね。

意見が、ちゃんと形になる

編集部

自分から手を挙げれば、動ける。それができるのは、会社の空気も関係していそうです。

吉田さん

大きいと思います。弊社は、すごく包容力のある会社で。社員の「こうした方がいいんじゃないか」「これをやってみたい」という声を、ちゃんと一つの意見として受け止めてくれる。しかも、その反映がとても早いんです。

編集部

声を上げると、ちゃんと届く。しかも、早い。

吉田さん

はい。9年いても、自分の仕事や意見が反映されている実感があって。会社や仕事を、自分たちで変えていける。だからこそ、続けてこられたんだと思います。

編集部

それだけ長く続けられるのは、居心地の良さの表れでもありますね。

吉田さん

まさにそうです。実は昨年に子どもを出産して、今年の4月末に復帰したばかりで。子育ても仕事も頑張りたい、という要望に、時短勤務を認めてくれて。役職も、休みに入る前のポジションにそのまま戻してくれました。包み込んでくれるようなカルチャーだな、と感じています。

編集部

戻る場所を、ちゃんと空けておいてくれる。安心して踏み出せますね。ちなみに、社内の雰囲気は、どんな感じなんですか?

吉田さん

かなり和気あいあいとしています。実は、みんなニックネームで呼び合っていて、あまり敬語も使わない文化なんです。中途で入った方にも、初日から「敬語なしで喋ってね」と。私は「ステラ」と呼ばれています(笑)。

編集部

初日から、ステラさん(笑)。医療や人材の会社って、もっと張り詰めているのかと思っていました。

吉田さん

たしかに、医療人材の会社と聞くと一見真面目で堅いイメージがあると思うのですが、弊社はそこと真逆なんです。そこは、ぜひ知ってほしいところですね。

編集部

張り詰めた場所ではなく、あたたかい場所。そのギャップこそ、いちばん伝えたいことなんですね。

医療の「困った」を、人でつなぐ

編集部

そのあたたかい会社は、医療の現場に対して、具体的にどんなことをしているんですか?

吉田さん

中心は、医療の人材紹介です。お仕事を探している医療従事者の方と、人手が足りなくて困っている医療機関や企業。その架け橋になって、つないでいく。それが、お医者様のキャリア実現にもなりますし、その先にいる患者さんを助けることにもつながるんです。

編集部

人をつなぐことが、そのまま患者さんの助けになる。ただ、紹介して終わり、ではないんですね。

吉田さん

そうなんです。紹介したら終わり、と思われがちなんですけど、その後のアフターフォローも大切にしていて。それに、人材紹介以外にも、オンライン診療や、医療MaaSといったサービスもあるんです。

編集部

医療MaaS、というのは?

吉田さん

自動運転の車にオンライン診療の機器を載せて、どこにいても医療にアクセスできるようにする、という取り組みです。オンラインの部分は弊社で開発して、自動運転は自治体と連携しています。そうやって、人材紹介だけじゃなく、医療全体を支えるプラットフォームを作っているんです。

編集部

人をつなぐだけでなく、医療が届く仕組みそのものを作っているということですね。医療の現場には、具体的にはどんな困りごとが多いんですか?

吉田さん

働き方改革のなかで、生活も大切にしたい、でも医療にも貢献したい、というキャリアの悩みは本当に多いですね。現場からは、待ち時間が長い、人手が足りない、という声も。人はいるのに、うまくリソースを活かせないという難しさもあるんです。

編集部

働きたい思いと、働き方のルールのあいだで、板挟みになっている。その両方に、人と仕組みで応えているんですね。

「新しい発見をくれた」と言われた日

編集部

人と仕組みの両方で応えていく。そのなかで、特に印象に残っているエピソードはありますか?

吉田さん

営業をしていた頃の話なんですが…、私は女性の先生を担当することが多くて、ライフイベントを経ても医療を続けられるか、と悩む方をよく担当していました。

編集部

続けたい気持ちはあるけれど、これまでと同じ働き方では難しいかもしれない、といった悩みですよね…。そこへ、どんなご提案をされたんですか?

吉田さん

美容医療の研修を受けられる医療機関をご提案しました。美容だと、土日や夜の時間帯にフレキシブルに働ける病院が多いんです。ちょうど美容医療が出始めた頃で、「これは絶対に来る」とも思っていたので。

編集部

働く時間の融通がきいて、しかもこれから伸びる分野というわけですね。

吉田さん

はい。その結果、それまでは保険診療、いわゆる普通の病院の外来でしか働けなかった先生が、美容という軸をもう一つ持てたんです。選択肢が、ぐっと広がりました。

編集部

働き方の選択肢が、一気に増えた、と。先生からは、何か喜びの声をいただいたりしましたか?

吉田さん

「保険診療のなかでどう工夫するかしか考えたことがなかったけれど、もう一本の軸を与えてくれた。MRTさんが新しい発見をくれたおかげです」と言っていただいて。お客様に、新しい気づきを届けられた、嬉しい瞬間でした。

編集部

目の前の求人を埋めるのではなく、その人の未来の選択肢を広げる。そこに、この仕事の手応えがあるんですね。

一番の武器は、人に寄り添えること

編集部

その人の未来を広げる仕事をこれから一緒にやっていく仲間には、どんなことを求めていますか?

吉田さん

いま特に採用面で力を入れているポジションが、人材コーディネーターです。部署によっては経験者・未経験者問わず採用を行っています。

編集部

未経験からでも、入り口があるんですね。具体的には、求職者さんのどんなところを重要視しているんでしょう?

吉田さん

大切にしているのは、二つ。共感性と主体性です。共感性は、誰かの役に立ちたい、この人の気持ちに寄り添いたい、という思いを持っているか。主体性は、変化の大きい医療業界で、受け身にならず、いま何が必要かを自分で考えて動けるか、ですね。

編集部

スキルより、その人の姿勢を見るんですね。面接では、そのあたりをどうやって見極めているんですか?

吉田さん

たとえば、こんな質問をします。あと一件決まれば、自分の目標を達成できる。でも、その担当のお客様は「転職活動をやめたい」と言っている。あなたは、どちらに寄り添いますか、と。正解はないんですが、弊社はお客様ファーストでいてほしいので、まずお客様の気持ちに寄り添えるか。そこを見ています。

編集部

数字より、目の前の人。その姿勢がにじむ答えを見ているんですね。実際に活躍している方も、そういうタイプですか?

吉田さん

そうですね。とにかく人が好きで、人と関わるのが楽しくてしょうがない、という社員が多いです。MVPを何度も取るある社員は、「お客様は自分の恋人だと思ってます」と言っていて。好きな人に何かしてあげたい、喜んでほしい。その気持ちで動けるかどうかが、大きいんだと思います。

編集部

「お客様は、自分の恋人」。人を好きになることが、そのまま仕事の力になるんですね。最後に、人と向き合う仕事に踏み出そうとしている20代へ、伝えたいことはありますか?

吉田さん

特別な資格やスキルより、まず「人が好き」「誰かに寄り添いたい」という気持ちがあれば、この仕事は始められます。その気持ちは、これまで人と関わってきたなかで、もう育っているはずなので。あとは、勇気を出して飛び込んでみてほしいですね。

編集部

あと一件で目標に届く場面でも、まずお客様の気持ちを優先する。そんな人たちが集まる職場なら、これまでに誰かと向き合ってきた時間は、そのまま強みになりますね。目の前の人を大切にしてきたことが、医療を支える仕事の入り口になる。取材を終えて、そう感じています。吉田さん、本日は貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。

MRT株式会社_採用ページ

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