年収400万円の女性はすごい?年代別の年収相場と400万円超えを目指す戦略

「年収400万円の女性ってすごいんでしょうか」「年収400万円って恥ずかしくないですか」「私の収入は低いんでしょうか」というご相談を多く受けます。結論として、年収400万円は国税庁の公的データで見ても女性の平均年収を上回る水準にあり、特に20代女性であれば上位層に入ると言える数字です。実際の公的データを当てはめてみると、その不安は必要以上に大きく見積もられているケースがほとんどです。

ただし、「すごい」かどうかは数字だけで決まる話ではありません。職種・年代・地域・ライフプランによって、同じ400万円でも生活実感や将来の見通しが大きく変わります。他人の数字と比べて消耗する前に、自分の生活と将来の軸で判断する視点が必要です。

この記事では、公的データから見た400万円の位置’(「すごい」は本当か)、年代別の女性年収相場、職種・業界による意味の違い、ライフプランから逆算した考え方、年収400万円を超えるための3つのキャリア戦略を解説します。

この記事の監修者
阿部 翔大

阿部 翔大

株式会社MEDISITEのキャリアアドバイザー。未経験からの事務職転職支援に強み。現場目線のノウハウを発信し、多くの転職成功者を輩出中。

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目次

【結論】年収400万円の女性は、すごい。公的データで見ても上位層に入ります

年収400万円が女性全体の中でどの位置にあるかは、国税庁の「民間給与実態統計調査」と厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」という2つの公的データから確認できます。どちらの調査でも、女性給与所得者の平均年収は400万円を下回る水準で推移しています。

つまり、年収400万円は女性平均を上回る水準に位置しています。さらに20代女性に限定すると、平均年収は300万円台が中心になるため、20代で400万円を得ているなら同世代の上位層に入ると言える数字です。

SNSや友人との会話で「年収500万円・600万円」という数字を見聞きすると、自分の400万円が低く感じる場面があるかもしれません。しかし、SNSで目につく数字は高所得者層の発信が中心になりやすく、女性全体の実態とはかけ離れていることが少なくありません。比較対象を変えると、見え方が大きく変わります。

もちろん「すごい・すごくない」を数字だけで決めるのは不毛です。年収400万円が今の生活と将来設計に対して妥当かどうかは、本人のライフプランを起点に判断することが大切になります。次の章から、データで位置を確認した上で、自分軸の見方を順に解説します。

阿部 翔大

面談で「私の年収って低いんでしょうか」と聞かれる方、本当に多いです。僕がまずお伝えするのは、女性全体の平均と比べてどうか、同じ年代と比べてどうかという2軸で見ましょうということです。SNSの数字だけで自分を測ると、ほぼ全員が「低い」になっちゃうんですよね。

女性の年収分布|公的データで見る400万円の位置

国税庁「民間給与実態統計調査」では、給与所得者全体の平均年収と男女別の平均年収が毎年公表されています。男性の平均年収は500万円台後半、女性の平均年収は400万円を下回る水準で推移しているのが直近の状況です。

公的データから見た女性年収分布の位置関係を示す図

200万円 300万円 400万円 500万円 600万円 700万円 下位層 200万円前後 女性中央値帯 300万円前後が 最も多い層 年収400万円 =女性平均を 上回る上位層 500万円台 専門職・ 管理職層 高所得層 少数派 数字の前提 ・国税庁「民間給与実態統計調査」で女性平均年収は400万円を下回る水準 ・正社員女性に限ると平均は上振れし、400万円は中央値〜上位寄りの位置

このデータから読み取れるのは、年収400万円という数字は女性給与所得者全体の中で上位寄りに位置しているということです。「全体の中央値とほぼ並ぶ」レベルではなく、明確に平均を上回る位置にあります。

男女合計の平均(給与所得者全体の平均給与)は400万円台後半で推移しているため、男女合計と比べると年収400万円は平均よりやや下に見えます。ただし、男性の正社員比率が女性より高く、男性平均が押し上げられている構造があるため、女性同士で比較するのが実態に即した見方です。

正社員女性に絞ると、平均年収は全女性の平均よりも上振れする傾向にあります。それでも、年収400万円は正社員女性の中央値〜上位寄りの位置にあたり、決して「平均以下」ではありません。「自分の年収が低い」と決めつける前に、比較対象を正しく設定することが先決です。

年代別に見る年収400万円の位置

年収400万円の「すごさ」は、年代によって意味が変わります。同じ400万円でも、20代女性であれば上位層、40代女性であれば中央値に近い位置という具合に、年齢を加味した見方が必要です。

年代別女性の年収相場と400万円の位置を比較する図

年代 女性年収の中央値帯 400万円の位置 補足 20代前半(20〜24) 200〜250万円台 上位層 専門職・大企業 20代後半(25〜29) 300万円前後 上位層 中央値より上 30代前半(30〜34) 300〜350万円台 上位層 出産・育休影響 30代後半(35〜39) 300〜350万円台 中央値〜上位 復職後再形成 40代以上 300〜400万円台 中央値前後 職種差が拡大 読み方の前提 ・上記は厚労省「賃金構造基本統計調査」「民間給与実態統計調査」を参考にした概算傾向 ・正社員・パート含む全女性の中央値帯。職種・業界・地域で振れ幅が大きい

20代女性での年収400万円の位置

20代女性の平均年収は200万円台〜300万円前後が中心です。新卒から数年でこの水準に到達するため、20代後半で400万円を超えていれば、明確に同世代上位層と言える数字になります。

特に20代前半で400万円に届いている場合、専門職・大企業勤務・営業職などの高水準層にいる可能性が高く、年収だけで言えば同世代の上位1割に入るような立ち位置です。SNSで「20代で年収400万円は低い」という発信を目にしても、それは特定の業界・職種の話と切り離して考えるべきです。

30代女性での年収400万円の位置

30代女性の平均年収は300万円台が中心で、出産・育児休暇の影響で40代に向けてカーブが緩やかになる傾向があります。30代で年収400万円であれば、同世代の中央値より上に位置する数字です。

30代前半で出産・育休を経験した後に復職した方の場合、年収が一時的に下がるケースがあります。復職後に年収400万円を維持しているなら、復職後のキャリア再形成が順調に進んでいる証拠と言えます。

40代以上の女性での年収400万円の位置

40代以上になると、女性の年収相場は職種による差が広がります。管理職や専門職に就いている女性は500万円超に到達する一方、一般職や時短勤務では300万円台にとどまるケースもあります。40代以上の女性で年収400万円は、職種によって中央値前後〜やや上の位置になります。

40代以降の年収維持・向上には、マネジメント経験専門スキルの蓄積が大きな要素になります。20代・30代のうちに400万円水準にいるなら、その後の積み上げ次第でさらに伸ばす余地があります。

阿部 翔大

年代によって400万円の意味は本当に変わります。20代後半で400万円なら同世代の上位層、30代なら中央値より上、40代なら職種次第といった具合です。僕も面談で「自分の年代の中での位置」を最初にお伝えするだけで、表情が変わる方が多いですよ。

職種・業界による年収400万円の意味の違い

同じ年収400万円でも、職種や業界によって「妥当」「上位」「物足りない」の評価が変わります。職種ごとの平均年収帯を理解しておくと、自分の数字を客観的に位置付けやすくなります。

事務職での年収400万円

事務職全体の平均年収は300万円台が中心です。事務職で年収400万円を得ているなら、専門事務(経理・人事・法務など)か、規模の大きい企業の総合事務職に該当する可能性が高く、事務職としては上位層に位置します。

事務職で年収400万円を超えていくには、業界特化型のスキル(業界知識・専門資格)か、英語・経理・人事系の専門性を高める方向性が現実的になります。

営業職での年収400万円

営業職はインセンティブ次第で年収が大きく変動する職種です。営業職全体の平均年収は事務職より高めの水準で、年収400万円は20代営業職としては標準〜やや上の位置になります。

営業職で年収400万円のうち、固定給と歩合の比率を確認しておくことも大切です。固定給比率が高いなら安定型、歩合比率が高いなら成果連動型として、ライフプランへの影響が変わります。

専門職(IT・医療・士業)での年収400万円

IT・医療・士業などの専門職では、平均年収帯が職種ごとに大きく異なります。ITエンジニアや医療系専門職の場合、20代後半で400万円は標準的な水準で、経験年数とともに500〜600万円台に伸びる余地があります。

専門職で年収400万円を物足りなく感じる場合、転職での年収アップが比較的成功しやすい職種でもあります。同じ専門性でも企業によって年収レンジが異なるため、市場価値を客観的に確認することから始めるのが王道の進め方になります。

年収400万円から考えるライフプラン

年収400万円が自分にとって妥当な水準かは、ライフプランから逆算して判断するのが現実的です。同じ400万円でも、1人暮らし・結婚・出産・住宅購入のいずれを想定しているかで、見え方は大きく変わります。

阿部 翔大

年収400万円でライフプランの土台は十分作れます。僕が面談でお伝えするのは、数字よりも「家賃を手取りの3割以内に収める」「投資は少額でも続ける」という具体的な動きの方が、将来の安心感に直結するということです。

1人暮らしの家計シミュレーション

年収400万円の手取りは320万円前後(社会保険・税金を引いた水準)です。月の手取りに換算すると約26〜27万円で、これにボーナスが上乗せされる形になります。1人暮らしの家計では、家賃を手取りの3割(約8万円)に収めれば、生活費・貯蓄・趣味のバランスが取りやすい水準です。

都心の家賃が高いエリアに住む場合は、生活費を圧迫する可能性があります。家賃を手取りの25〜30%に収める前提で住むエリアを選ぶと、貯蓄や自己投資に回せる余裕が生まれます。

結婚・出産後のキャリア継続

結婚・出産を視野に入れる場合、年収400万円という数字は世帯収入の基礎として十分な土台になります。共働きで世帯年収800万円台になれば、住宅ローンの審査・教育費の準備・老後資金の積立など、幅広い選択肢を持てる水準です。

出産・育休からの復職後にどう年収を維持・回復させるかは、復職前から考えておきたいテーマです。時短勤務での年収減を想定し、夫婦間で家計と仕事の役割分担を相談しておくと、復職後の選択肢が広がります。

住宅ローン・資産形成への影響

年収400万円であれば、単独で住宅ローン2,000〜3,000万円の借入が一般的に可能な水準です。エリアによっては単独購入は難しいケースもありますが、共働きでのペアローンや、両親からの援助を組み合わせれば、無理のない範囲で持ち家の選択肢が開けます。

資産形成では、新NISAやiDeCoなどの税制優遇制度を活用することで、年収400万円台でも長期的な資産積立が現実的になります。月の手取りから2〜3万円を投資に回すだけでも、20〜30年の長期視点では大きな差を生みます。

年収400万円を超えていくための3つのキャリア戦略

年収400万円をさらに伸ばしたい場合、3つの代表的なルートがあります。社内昇進・転職での年収アップ・副業/複業の組み合わせで、自分の状況に合うものを選んでください。

①社内昇進・職種転換で年収を上げる

今の会社で年収を上げるには、役職昇進高単価の職種への転換が王道のルートです。一般職から専門事務・営業職・企画職への転換、あるいは管理職への昇進を視野に入れて、社内で実績を積む動き方が選択肢になります。

社内昇進は年功色が残る企業ではスピードが遅くなる傾向があります。早期に年収を上げたい場合は、転職と組み合わせて選択肢を広げる視点も持っておくと、現実的な動きにつながります。

②転職で年収アップを目指す

同じスキル・経験でも、業界や企業規模を変えることで年収100万円前後のアップが現実的に狙えます。事務職から専門事務、営業職から異業界の営業職、IT職での企業規模アップなど、転職で年収を伸ばすパターンは多くあります。

転職での年収交渉や、年収アップを実現する具体的な方法については別の記事でも詳しく解説しています。

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③副業・複業で収入の柱を増やす

本業の年収を400万円に維持したまま、副業や複業で月3〜5万円の追加収入を作る選択肢も現実的になっています。ライティング・デザイン・オンライン家庭教師・データ入力など、土日や平日夜に取り組める仕事は増えています。

副業で副収入を作る場合、税務処理(確定申告)や本業の就業規則を必ず確認してください。会社によっては副業禁止規定があるため、トラブルを避けるためにも事前確認が大切です。

年収を「すごい」と比較するときに陥りやすい罠

年収400万円が「すごい」か「物足りない」かを考える時、他人との比較で消耗しないことが何より大切です。SNSや友人の話で目にする年収は、業界・職種・働き方の異なる別の集団のものであり、自分の指標にする必要はありません。

年収比較で消耗しがちな方には、自分の生活基準での見方を持つことをお勧めします。月の手取りで生活が安定しているか、将来必要な貯蓄ができているか、自己投資や趣味に使える余裕があるかという3点を満たしていれば、年収400万円は「自分にとって十分な水準」と言える数字です。

逆に、年収400万円でも生活が苦しいと感じる場合、年収を上げる前に家計の見直しを先にすると改善できるケースが多いです。固定費(家賃・通信費・保険料)の見直しで月2〜3万円の余裕が生まれることもあり、転職で年収を上げるより早く効果が出る場合もあります。

他人の数字に振り回されず、自分のライフプランから逆算して400万円を評価する。これが、年収を健全に捉えるための最も実用的な視点です。

阿部 翔大

面談で「年収500万の友達がいて自分は400万でみじめです」と話す方もいます。僕がお伝えするのは「その人と業界も働き方も違うので、比べる必要はないですよ」ということです。自分の生活と将来から逆算した方が、ずっと判断しやすくなりますよ。

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阿部 翔大

年収400万円という数字を「すごい」か「物足りない」かで悩んでいる方の面談、本当に多いです。僕は数字だけで判断せず、その方が自分の生活で何を大切にしたいかを一緒に確認することから始めています。気になる方は気軽に相談してくださいね。

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年収400万円・女性の年収についてのよくある質問

Q1. 20代女性で年収400万円はすごいですか?

A. 公的データ上、20代女性の平均年収は200〜300万円台が中心です。20代で年収400万円であれば、同世代の上位層に入る数字と言えます。特に20代前半で達成している場合は、専門職・大企業・営業職などの高水準層に位置している可能性が高く、客観的に見て高い水準です。

Q2. 30代女性で年収400万円は低いですか?

A. 30代女性の平均年収は300万円台が中心のため、年収400万円は中央値より上に位置する数字です。出産・育休による一時的な年収減を経験する方も多く、復職後に400万円を維持しているなら、キャリア再形成が順調に進んでいる証拠と言えます。「低い」と決めつける必要はありません。

Q3. 年収400万円の手取りはいくらですか?

A. 年収400万円の手取りは、社会保険・税金を引いた後で約320万円前後が目安です。月の手取りに換算すると約26〜27万円で、ボーナスが上乗せされる形になります。家賃を手取りの3割(約8万円)に収めれば、生活費・貯蓄・自己投資のバランスが取りやすい水準です。

Q4. 年収400万円で住宅ローンは組めますか?

A. 年収400万円であれば、単独で住宅ローン2,000〜3,000万円の借入が一般的に可能です。エリアによっては単独購入は難しいケースもありますが、共働きでのペアローンや両親からの援助を組み合わせれば、無理のない範囲で持ち家の選択肢が開けます。借入額は年収の5〜7倍を上限の目安にしておくと安心です。

Q5. 年収400万円から年収500万円に上げる方法は?

A. 主な選択肢は3つあります。社内昇進や職種転換(一般職から専門事務・営業・企画への転換、管理職昇進など)、転職での年収アップ(業界・企業規模の変更で100万円前後のアップが現実的)、副業・複業による収入の柱増加(月3〜5万円の追加収入)です。状況に応じて組み合わせる動き方が現実的です。

まとめ|年収400万円が「すごい」かは、自分の基準で決めていい

年収400万円は、公的データから見ても女性平均を上回る水準であり、特に20代女性であれば同世代の上位層に入る数字です。SNSや他人との比較で「低い」と感じる必要はなく、自信を持っていい水準にあります。

  • 20代女性の平均年収は200〜300万円台が中心で、400万円は上位層
  • 職種・業界・年代で「すごい」の意味は変わるため、自分軸での判断が大事
  • 手取り約320万円・月26〜27万円で、家賃を3割以内に収めれば余裕が生まれる
  • 共働きで世帯年収800万円台になれば、住宅・教育・老後の選択肢が広がる
  • 年収アップは社内昇進・転職・副業の3ルートから選べる

「すごい」かどうかは、他人ではなく自分の生活と将来から逆算して決めるのが健全な判断方法です。今の400万円が自分のライフプランにフィットしているなら、それで十分です。物足りないと感じるなら、3つの戦略の中から動きやすいものを選んでください。

阿部 翔大

年収400万円が「すごい」かどうかは、他人と比べるとずっと答えが出ないテーマです。僕が面談でお伝えしたいのは、自分の生活と将来から逆算する視点を持つことです。今の400万円で何ができるか、次の500万円で何が変わるかを一緒に確認できますので、迷っている方は気軽に相談してくださいね。

運営者情報

メディア名 ビギナーズリンク
運営会社 株式会社MEDISITE
代表者 竹田津 惇
所在地 〒160-0023 東京都新宿区西新宿8丁目5-4 STビル701
設立 2022年11月
事業内容 HRメディア事業・SNSマーケティング事業・営業支援事業
許認可 有料職業紹介事業(13-ユ-316383

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