「お客様に喜んでほしい、という気持ちがあれば大丈夫です。」株式会社ノンストレス・中島さんが、家電専門店の接客からネイリストにキャリアチェンジ後、49店舗を見るまで

いまの仕事が、一体誰に喜んでもらえているのか。じっくり考えたことは、ありますか?
株式会社ノンストレスの中島絵美子さんは、もともと家電専門店で、パソコンやテレビを売っていました。現在のネイルの世界に入ったきっかけを、「友人にネイルチップを作って、喜んでもらったことでした」と振り返ります。そこから21年、いまは約49店舗の技術と、新人が学ぶ研修センターの責任者を務めています。
家電専門店で接客をしていた中島さんが、どうやって49店舗を見る立場になったのか。そして、技術を極める道もある中で、なぜ人を育てるほうに回ったのか。詳しくお話を伺いました。
読み終わる頃には、次の仕事を選ぶときに、誰に喜んでもらいたいかから考えられるようになっているはずです。
株式会社ノンストレス
店舗運営部長 中島 絵美子
ネイリスト歴21年。学校卒業後は家電専門店の接客職に就き、独学でネイルを覚える。仕事を辞めてネイルスクールに通い、25歳でネイルサロン「ネイルクイック」を運営する株式会社ノンストレスに入社。店長、エリアマネージャー、SV等を経て、現在は約49店舗の技術と、研修センターの教育の責任者を務める。途中出産を経て復帰、時短勤務も選べる環境づくりに携わっている。
1回やり出したら、はまっちゃったんですよね

編集部中島さんは、もともとは家電専門店さんで働いていらっしゃったんですよね?そこからネイルの世界に移られたのは、何がきっかけだったんですか?
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友人にネイルチップを作って、喜んでもらったことですね。ネイルチップというのは、爪に貼りつけるつけ爪のことなんですけど。独学で少しだけ勉強していたので、試しに作ってみたんです。そうしたら思っていた以上に喜んでもらえて。1回やり出したら、はまっちゃったんですよね。



学生の頃から、美容に興味関心がおありだったんですか?
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いえ、それが全くなくて。学生の頃は、美容にあまり力を入れてこなかったんです。ただ、ネイルだけはちょっと違っていて。私、昔から細かいことをするのが好きなんですよ。授業でも、美術関係のほうが好きでしたね。



指先に絵を描くのと、近いんですね。
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そうですね。ただ、当時の仕事では、ネイルができなかったんです。お客様の前に立つ接客だったので、自分の指先は何もつけていない状態で。やりたい気持ちだけが、どんどん強くなっていきました。



家電専門店のお仕事そのものは、ネイルができないこと以外はポジティブに受け止められていたんですよね?
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そうですね。その時の仕事が嫌だったわけではないんです。パソコン関係商品やテレビを売って、レジにも立って。それはそれで、やりがいもありました。



嫌になって離れた、というわけではない、と…。それでも、「いつかは」という気持ちでネイルの勉強は続けられていたんですね。
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はい。当時はまだほとんどなかったんですけど、オンラインのスクールを見つけて申し込みました。ただ、オンラインだと手元を直接見てもらえないので、どうしても自己流になってしまって。毎回、これで合っているのかがわからないままで。「これ以上は成長できそうにないのかも」と思ったんです。
一度も行ったことがないのに、就職したんです





自己流では、これ以上は成長できないかもしれない…。そこから、どうされたんですか?
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思い切って仕事を辞めて、ネイルスクールを探しました。転職しようと決めてからは、早かったですね。貯金していたお金は、全部そこにつぎ込みました(笑)。



全部、ですか。
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はい。当時は職業訓練のような仕組みがなかったので、技術を学ぶにはお金がかかりました。3ヶ月ほど、毎日通いました。学校というより、もう通勤みたいなものでしたね。



仕事を辞めて、毎日通って。かなりの覚悟ですね…! 通われたのは、どちらのスクールだったんですか?
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実は、いま勤めている弊社のスクールなんです。当時とは形式が違うんですけど、そこに通って、卒業したらすぐ働きたいと思っていて。通常の入社試験を受けて合格して、そのまま入社しました。25歳ぐらいの時ですね。



学んだ場所に、そのまま入られたんですね。
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そうですね。ただ、私、ネイルサロンに行ったことが一度もなかったんですよ。お客さんとして座ったこともないまま、施術する側になったんです。



えっ、一度も…?それは、思い切りましたね。
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当時は価格も高くて、お店に入ること自体敷居が高くなかなか勇気がいる時代でしたから…。
自分よりも、みんなの成長ですよね





そこから、どうやっていまの立場まで来られたんですか?
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まずは技術者として、経験を積むところからですね。早い方だと1年ほどで、いろいろな技術を任せてもらえるようになります。そうして、私が店長になったのは、入って1年弱の頃でしたね。



1年弱で店長。だいぶ早いですね。
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個人差はあるので、数年かけて一人前になる方もいますね。ネイリストの進路は、大きく3つに分かれます。ずっと現場でプレイヤーでいたい方、教育に進む方、マネジメントに進む方。全て両立する方も勿論います。



なるほど…そのような分岐があることを初めて知りました。教育に進む方は、なにか資格を取られたりも?
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認定講師という制度がありますね。爪に塗るジェルのメーカーごとに資格もあって、それを取ることもできます。



ほほぉ…、いろいろあるんですね。
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私も最初は現場が楽しく、技術の最高が認定講師だと思っていたので、今後育成という事も考えて、認定講師を目指そうと思っていました。でも、ちょうどそのタイミングで、店長になったんです。そうしたら今度は、マネジメントのほうが楽しくなって(笑)。講師よりも現場をどんどん動かしたいという気持ちになって、いまに至ります。もちろんマネジメントには育成もはいるので教える事の楽しさも継続しています。



現場を経験したからこその心境の変化があったんですね。それでいくと、いまは具体的にどういうお仕事をされているんですか?
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いまは約49店舗の技術の責任者をしています。あわせて、スタッフが店に出る前と出たあとに受ける研修センターで、教育の責任者も担当しています。技術と接客の統一や向上のため、エリアマネージャーや講師陣と共に日々奮闘しています。自分の成長も勿論ですが、みんなの成長が一番うれしく感じます。
女性が多いので、まず「助け合おう」があります





自分よりも、みんなの成長。その「みんな」は、女性の方が多いんですよね。
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そうですね。弊社は女性が本当に多いので、まず助け合おう、という風潮があります。妊娠や出産、結婚、引っ越しで、しばらく現場を離れることは、どうしても出てきますから。女性同士なので、次は自分の番かもしれない、という気持ちで動いていただいています。



なるほど。そういった女性従業員向けの制度も充実しているんですか?
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産休と育休がありますし、復帰したあとは、お子さんが小学校6年生になるまで時短勤務を選べます。もちろん、フルタイムで働きたい方はフルタイムでも大丈夫です。そこは、ご本人に選んでいただいています。(制度対象は入社1年以上から)



小学校6年生まで…! かなり長く取れるんですね。
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長めだと思います。高学年になったら少し勤務時間を増やそうか、といった相談もし、短い時間のまま働き続けることもできます。復帰する時に、フルで戻らなければいけない、ということもないですね。



時短勤務のまま、責任のある立場に進むこともできるんでしょうか?
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できますよ。時短勤務の店長もいます。子育てをしながらエリアマネージャーをしている方もいます。



時短勤務の店長…! 産休から戻る時に、自分の居場所があるのかどうかを不安に思う方は多いと思います。1度離れても、また戻ってこられるんですね。
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そこは、会社としてずっと続けてきたところです。あとは、女性の方が多いとは言いましたけど、男性の店長も1名います。人数としてはまだ少ないですが、ネイルの仕事に就く男性も増えてきていますし、性別は実はとくに重視しているわけでもなくて、どなたでも歓迎しています。
人と話すのが好きじゃなくても、いいんですよ





性別も、働く時間も問わない。これから、御社としてはどういった状態を目指されるんですか?
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店舗を増やすという事は一つだと思いますが、お客様に喜んでいただける技術と接客を更に伸ばしていく事、ネイリストを更に充実させていく事が今の目標です。



採用も注力していきそうですね。
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ネイリストは、常に募集しています。4月には、専門学校や大学を出た新卒が一気に入社しますが、今年は15人でした。



一気に15人…! ネイルの世界は正直あまり詳しくないのですが、やっぱりある程度の経験がある方でないと、難しいんでしょうか。
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いえ、ネイリスト経験がなくても大丈夫です。弊社は研修に力を入れているので、過去にネイリストとして働いた経験がない方でも2ヶ月程かけて基礎を固めてもらって、それから店舗配属となります。



基礎さえあれば、入り口には立てるんですね。ただ、経験の長い方と並ぶと、差は出ませんか?
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差が出るのは、正直あると思います。数年やっているネイリストと、数ヶ月の方ではできる技術が違いますから。ただ、その差は少しでも埋めないといけない。そのために私たちが教育していく部分だと思っています。



中島さんのように独学でその基礎を身につけたい方は、一体どうするのがいいんでしょう?
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私もそうでしたが、いまはスクールもいろいろありますよね。昔ほど高くもないと思います。転職すると決めているなら、職業訓練がお金もかからないので、それも一つの選択肢ですね。



たしかに、費用がかからないのは大きいですね…!
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ただ、「自分の爪をデザインするのが好き」という気持ちだけだと難しいかもしれません。というのも、ネイリストはお客様のお話を引き出しながら、手も動かさないといけないんです。



技術と接客の、両方なんですね。人と話すのが得意でないと、続かないでしょうか?
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人と話すのが得意じゃなくても全然よくて、「このネイルを喜んでほしい」という気持ちが大切です。プロのネイリストとして、お客様を全力でおもてなしできる方であれば、ということですね。



人と話すのが好きじゃなくても、喜んでもらいたい気持ちがあればいい。技術はこれから覚えていく前提で、まず先に意識すべきなのは、”誰にどんな風に喜んでもらいたいか”のほうなのかもしれません。中島さん、本日は貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。
株式会社ノンストレス_採用情報

