新卒「営業を辞めたい」退職の主な理由とスキル活かせる転職先を解説

新卒で配属された営業職を「辞めたい」と感じる…。ノルマの数字・上司からの人格否定・テレアポの電話を取る前の動悸を毎日受け止めていませんか?
新卒で営業を辞めたいと感じる方は、決して甘えではなく、職種特性とご自身の適性が合っていないだけのケースも多くあります。営業経験は短期間でも次の職種で活かせる「再現性のあるスキル」として評価される側面があり、辞めた後の選択肢は想像以上に広がります。
とはいえ衝動的に退職届を出すと、転職活動で「すぐ辞める人」と見られる可能性が残ります。この記事では新卒営業を辞めたいと感じる3大理由をまずお伝えします。続いて営業経験を活かせる転職先5つ、後悔しないための判断軸、退職を伝えるタイミングと退職後の動き方を、当社のキャリアアドバイザーの面談経験を踏まえて解説します。今夜のうちに結論を出す必要はないので、判断材料をひとつずつ確認する流れで進めましょう。
この記事は、転職エージェント「ノビルキャリア」を運営する私たちが、新卒で営業職を離職した方の再就職を数多く支援してきた経験をもとに執筆しています。

新卒営業を辞めたいと感じる3大理由
新卒で営業職に配属された方が辞めたいと感じる背景には、ある程度共通したパターンがあります。当社の面談で多く伺うのは次の3つです。自分の「辞めたい」がどこから来ているのかを切り分けることで、判断材料を集めやすくなります。
①数字に追われる毎日が終わらない
個人ノルマ・チームノルマ・週次・月次・四半期。営業職は数字の節目が連続しており、ひとつ達成しても翌週には次の数字が始まります。「達成しても評価されたという実感が一日も続かない」状態が常態化すると、努力と報酬の感覚が切れていきます。新卒で配属された直後の方は特に、社会人の評価リズムそのものが営業職特有のものだと気づきにくく、自分の根性不足だと誤解しやすい時期です。
②人格否定的なフィードバックを受け続けている
「もっと熱意を持て」「気合いが足りない」「お前の人柄が薄いから契約が取れない」。営業の現場では結果を出すための叱咤が、徐々に人格への評価へとすり替わっていくことがあります。新卒は反論する材料が少なく、上司の言葉をそのまま自己評価に取り込んでしまいがちです。数字が取れないことと、人として劣っていることはまったく別の問題であり、ここを切り分けないまま続けると自己肯定感が大きく削られます。
③テレアポ・飛び込みの心理的負担が限界に近い
受話器を取る前に動悸がする、インターホンを押す指が止まる、断られたあと数分間頭が真っ白になる。テレアポや飛び込み訪問は、心理学的にも継続的な拒絶ストレスを受ける環境で、向き不向きが大きく分かれる業務です。新卒の場合、研修期間が短く現場投入が早いケースが多く、心の準備が追いつかないまま負荷を受け続けるパターンが見られます。
新卒で辞めたいと感じる気持ちを多面的に整理したい方は、以下の記事もくわしく解説しています。
阿部 翔大新卒で営業に配属された方が「自分は甘え」と話しに来ることが多いんです。話を聞くと、3つの理由のどれかに必ずあたる場合がほとんどなんですよ。
「営業=人格を試される仕事」と感じやすい背景
新卒で営業を辞めたいと感じる方の中には、「自分の人格そのものを毎日試されている」という感覚を持つ方が多くいらっしゃいます。これには営業職の構造的な理由があります。
- 結果が「契約数」「売上」など定量で表示されるため、努力過程が見えづらい
- 顧客との関係構築が業務の中心になるため、人柄やコミュニケーションが評価軸に直結する
- 朝礼・週次会議で数字が公開され、達成・未達成が周囲に共有される
- 断られる経験が日常的に発生し、拒絶ストレスを処理するスキルが必要になる
これらは営業職という職種が抱える構造的特徴であり、あなたの人格や能力の問題ではなく、職種側の特性です。営業で結果が出ない方が他職種で活躍する事例は当社の支援データでも多数確認されています。営業のきつさを感じる構造的な理由は以下の記事でもくわしく解説しています。



営業で結果が出なかった方が、内勤系に転職した瞬間に「水を得た魚」のように活躍するケース、僕は何度も見てきました。職種ミスマッチを自分の責任に変換しないでくださいね。
営業経験を活かせる!新卒の転職先5つ
新卒で営業を経験した方は、在籍期間が短くても次の職種で評価される素地を持っています。営業経験を「無駄」にせず、再現性のあるスキルとして転用しやすい職種が次の5つです。
営業経験を活かしやすい転職先
「営業を辞める=営業しかできない人になる」ではありません。短期間でも顧客接点を持った経験は、企画・コーポレート・支援職の入り口で評価されます。営業から他職種への転職事例は以下の記事でもくわしく解説しています。
営業から事務職に転職した方の動機や面接での伝え方は以下の記事もくわしく解説しています。



営業で半年から1年の経験がある方は、第二新卒枠で広く受けられます。「営業だったから営業しか」と思わなくていいですよ。
新卒1年未満で営業を辞める前に確認したい4つの判断軸
営業を辞めたい気持ちが強くなったとき、衝動的に退職届を提出するとキャリア上の選択肢を狭めてしまいます。退職を決断する前に、次の4つの判断軸を確認することをおすすめします。
①辞めたい原因が「職種」か「会社」か
営業職そのものが合わないのか、配属された会社の文化・上司・商材が合わないのか。ここを切り分けないまま辞めると、別の会社で同じ職種を選んで同じ違和感を抱えるリスクが残ります。「自社の商材を扱う気持ちが持てない」「上司の人格否定がきつい」場合は会社要因、「数字に追われる構造そのものが合わない」場合は職種要因の可能性が高くなります。
②心身の不調が出ているか
不眠・食欲不振・出社前の動悸・涙が止まらない状態が2週間以上続いている場合は、判断軸よりも先に医療機関への相談を優先してください。心身の不調がある状態での退職判断は、後で「あの時もう少し続けられたかも」と後悔しやすい傾向があるためです。
③配置転換の可能性が残っているか
同じ会社内で営業以外の部署に異動できる場合、退職せずに職種を変える選択肢があります。人事部や直属の上司に異動希望を伝える窓口があるかを確認してください。配置転換が制度として用意されている会社では、新卒1年以内であっても異動が認められるケースがあります。
④第二新卒枠が使えるタイミングか
卒業後3年以内であれば第二新卒として採用される枠が広く存在します。営業職の経験が半年から1年ある方は、第二新卒の中でも歓迎されやすい層です。「基礎ビジネスマナーが身についているうえで他職種にチャレンジしたい人」と評価される傾向があります。新卒1年目で動き出すか迷っている方は以下の記事もくわしく解説しています。


営業を辞めて後悔しないための判断軸
営業を辞めたあと後悔する方と納得する方の違いは、辞める直前ではなく、辞める前に何を確認したかで決まります。当社の面談で見えてきたパターンを共有します。
後悔しにくい人の共通点
- 辞めたい原因を「職種」「会社」「上司」「商材」のどれかで切り分けている
- 次に何を重視したいか(数字以外の評価軸・チームの仕事・支援職など)を言語化している
- 営業経験から得た学び(顧客理解・数字感覚・タフネス)を職務経歴書に書ける
- 退職前に転職活動を始めている、または開始時期を決めている
後悔しやすい人の共通点
- 「とにかく辞めたい」だけで動き、次の方向性が決まっていない
- 営業経験を「無駄だった」と切り捨て、自分の積み上げを評価できない
- 収入が下がる前提を考えず、生活設計が崩れた状態で活動を始める
- 第三者に状況を話さず、ひとりで全部抱え込んで判断している
後悔の有無は、辞める速さではなく、辞める前の準備量で決まります。営業が向いていないかどうかを判断する観点は以下の記事もくわしく解説しています。



「とにかく辞めたい」しか言えない状態で退職した方は、次の会社でまた同じ違和感を抱えやすいんです。辞めた理由を自分の言葉で語れるまで一緒に整えるのが、面談の役割ですよ。
新卒で営業を辞めるときの伝え方とタイミング
退職を決めたあと、上司や会社にどう伝えるかは多くの方が悩む場面です。新卒の場合は特に「育ててもらった恩」「裏切る印象」を意識しすぎてタイミングを逸しがちですが、必要なポイントを押さえれば円満退職は可能です。
就業規則で定められた期間を確認し、余裕を持って申し出ます。新卒の場合、引き継ぎ業務は限定的なため1か月前でも対応可能なケースが多いです。
「営業が嫌で辞めたい」より、「次は◯◯の方向で経験を積みたい」と前向きな軸に変換して伝えます。引き止めを最小化し、円満退職につながります。
担当顧客リスト・進行中の案件・未完了タスクを一覧化し、上司に共有します。新卒で短期離職する方が円満退職するための一番のポイントです。
新卒3ヶ月での退職を検討している方は、伝え方やタイミングを以下の記事でもくわしく解説しています。
退職後の転職活動の進め方
営業を辞めたあと、転職活動をどう進めるかで「次のキャリア」の方向性が決まります。在職中に動くか退職後に動くかで、選考の進め方も提案できる求人も大きく変わります。
在職中に動くメリット
- 収入が続くため焦らず比較検討できる
- 第二新卒枠で「現職と比較しながら次を選んだ」と語れる
- 面接で「現職を続けている=継続力がある」と評価されやすい
退職後に動くメリット
- 面接日程の調整が自由になる
- 心身の回復期間を確保したうえで活動できる
- 転職活動に集中できるため短期で内定が出やすい



新卒の方には基本的に在職中の活動をおすすめしています。ただ心身の限界が近い場合は、いったん退職して整えるほうが結果として早く動けることもあるんですよ。
心が限界に近いと感じたときのサインと相談先
「営業を辞めたい」を超えて、心身が限界に近いと感じる夜が続く場合は、転職の判断より前にメンタル面のケアを優先してください。次のサインに当てはまる方は、ひとりで抱えずに専門窓口に頼ってください。
2週間以上眠れない・食欲がない・出社前に動悸や涙が止まらない・休日も気分が晴れない。こうしたサインが続く場合は、心療内科やメンタルクリニックでの相談を早めに検討してください。
【参考】厚生労働省|こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト
【参考】厚生労働省|新規学卒就職者の離職状況
厚生労働省の調査でも大卒新規就職者の3年以内離職率は3割を超える水準で推移しており、同じ位置から動き直した方は数多くいます。心の回復が先、転職活動はそのあとの順序を守るほど、結果的に立ち上がりが早くなります。
新卒で営業を辞めた後のキャリアは当社にご相談ください
営業を辞める判断は、原因の切り分け・心身の状態・次に目指す方向性をひとつずつ整えて初めて成立します。当社ノビルキャリアは、新卒で営業職を離職した方の再就職支援を多く担当しており、第二新卒枠を使った職種チェンジに強みがあります。
当社の支援実績
面談で大切にしていること
- 営業を辞めた理由を「職種」「会社」「上司」「商材」のどれかで切り分けて言語化
- 営業経験から得たスキル(数字感覚・顧客理解・タフネス)を職務経歴書で資産化
- 第二新卒・既卒枠の使い分けを応募社ごとに具体的に提示
- オンライン面接の画面の見せ方・逆質問の準備までフォロー



営業を辞めた方の面談では、まず「辞めたい原因がどこにあるか」を一緒に切り分けます。原因の切り分けを飛ばして次の会社を決めると、また同じ違和感の中で苦しむことがあるんです。新卒で営業を半年だけ経験した方でも、その期間に身につけたスキルは他職種に転用しやすい財産になります。「数字を見る習慣」「断られても次に進む耐性」「初対面の人に話しかける度胸」がその代表例です。僕は面談で、辞めた事実より「営業時代に何を観察してきたか」を必ず聞くようにしています。商材の良さ、顧客の反応、上司の指示、自分の動き方。観察した中身を言葉にしていくと、次に何を選びたいかが自然と見えてきます。今夜のうちに転職先を決める必要はないので、まずは無料相談で、自分の営業経験を棚卸しする時間を取ってみてください。新卒で営業を辞めた経験を、3年後・5年後にあなた自身の言葉でキャリアの転機として語れるよう、僕も一緒に整えていきます。


新卒で営業を辞めたい方からよく寄せられる質問
Q1. 新卒で営業を半年で辞めると、次の会社で印象が悪い?
A. 半年という期間そのものより、退職理由をどう語るかで印象が変わります。「営業職という仕組みを経験したうえで、次は◯◯方向で経験を積みたい」と前向きに変換できれば、第二新卒枠で十分挽回可能です。
Q2. 営業を辞めた人は、また営業しか紹介されない?
A. エージェントの方針によります。営業経験者向け求人を中心に紹介するエージェントもあれば、未経験職種への転換を支援するエージェントもあります。「営業以外で動きたい」希望は登録時に明確に伝えてください。
Q3. ノルマがない職種に転職したら、また同じように辛くなる?
A. ノルマがない職種でも別軸の評価(処理速度・正確性・対応件数など)は存在します。「数字に追われる感覚そのものが苦しい」のか「結果を即時公開される文化が苦しい」のかを切り分けると、次の職種選びが精度高くなります。
Q4. 新卒で営業を辞めるのは「逃げ」?
A. 逃げではありません。職種ミスマッチを早期に認識し、修正することは、長期的には合理的なキャリア選択です。3年我慢して同じ違和感を抱えたまま辞めるほうが、後の説明が難しくなるケースもあります。
Q5. 営業を辞めた後の年収はどのくらい下がる?
A. インセンティブ比率が高い営業から事務職などに移ると、初年度は年収が50万円〜100万円下がるケースがあります。ただし基本給で安定する分、生活設計はしやすくなります。3〜5年後にどの水準を目指すかを含めて考えてください。
まとめ|新卒で営業を辞めたいと感じたら、原因の切り分けから始めよう
新卒で営業を辞めたいと感じる背景には、数字に追われる毎日・人格否定的なフィードバック・テレアポの心理的負担という3つの大きな要因があります。これは職種側の構造特性であり、あなたの能力や人格の問題ではありません。営業経験は短期間でも、数字感覚・顧客理解・タフネスとして次の職種で評価されます。事務・カスタマーサクセス・人材コーディネーター・マーケティング・ITなど、活かせる転職先は想像以上に広がっています。
退職を決断する前に、辞めたい原因が「職種」か「会社」かを切り分けてください。次に心身の不調が出ていないかを確認し、配置転換の可能性と第二新卒枠の使えるタイミングを把握しましょう。退職を伝えるときは「次にやりたいこと」を中心に、引き継ぎ計画書を自分から提出する形で進めると円満退職につながります。心身の限界を感じる夜は、転職サイトより先に「こころの耳」や心療内科を頼ってください。
新卒で営業を辞めた経験は、3年後に振り返ると「自分はどう働きたいのか」を学んだ転機として残ります。経歴の語り方や次の業界選びで迷うときは、当社にいつでもご相談ください。



営業で削られた自己肯定感は、次の職場でちゃんと回復します。新卒で営業を辞めた方が、半年後に「あの時辞めて正解でした」と話してくれる瞬間が、僕の仕事のやりがいですよ。


運営者情報
| メディア名 | ビギナーズリンク |
| 運営会社 | 株式会社MEDISITE |
| 代表者 | 竹田津 惇 |
| 所在地 | 〒160-0023 東京都新宿区西新宿8丁目5-4 STビル701 |
| 設立 | 2022年11月 |
| 事業内容 | HRメディア事業・SNSマーケティング事業・営業支援事業 |
| 許認可 | 有料職業紹介事業(13-ユ-316383) |

