「バツを踏み続けて、丸を踏めるまでの勝負なんです。」TOP NEXT株式会社・鈴木社長が語る、高卒18歳から経営者になるまでの道のり

「学歴もないし、失敗したら終わりだと思うと動けない…。」そんなふうに感じることは、ないでしょうか?

TOP NEXT株式会社の鈴木恭介(すずき きょうすけ)社長は「バツを踏み続けて、丸を踏めるまでの精神的な勝負」と話します。高卒で工具の販売から働き始め、いまは50名ほどが在籍する人材会社を経営し、10代から50代まで幅広い年代の方が働いています。

18歳から、どんな道を通ってきたのか。そして、たくさん踏んできたバツは、いま何になっているのか。詳しくお話を伺いました。読み終わる頃には、若いうちのバツは、そんなに怖くないとわかるはずです。

お話を伺った人

TOP NEXT株式会社

代表取締役 鈴木 恭介

高校卒業後、工具の販売職を経て、20歳から携帯電話の販売に携わる。全国1位の成績を収めたのち、23歳でグループ会社の代表に就任。2016年に自身で設立していた会社を軸に事業を立て直し、人材派遣・人材紹介を中心に、BPO、SES、SNS運用まで展開する。「自分に挑戦し続ける会社」を掲げ、短所を直すのではなく長所を伸ばす教育を続けている。

目次

高校卒業後の18歳から、工具の販売をやっていました

編集部

鈴木社長の歩みから伺いたいです。学歴は高卒とのことですが、いちばん最初のお仕事は何だったんでしょう?

鈴木社長

高校を卒業して、最初にやった仕事は工具の販売でした。職人さんが使うアイテムの販売ですね。小さいネジ1本単位から売っていたんですよ。バールなんかも。ホームセンターの売り場をイメージしていただくと、近いと思います。

編集部

そこから、どうして別の道へ?

鈴木社長

2年間やって、20歳の時に、知り合いから別のビジネスに誘われたんです。「工具の販売って、給料いいの?もっといい仕事があるよ」という感じで。ちなみに当時は、年収240万とか、そのくらいだったんですよ。

編集部

18歳で240万円…。それで、そのお仕事に移られたんですか?

鈴木社長

はい。本気でやりたかったので、工具の販売は辞めました。ただ、そのビジネスだけでは全然稼げなくて…。同時並行で、携帯販売の仕事を始めたんです。

編集部

掛け持ちになったんですね。それで、どんな働き方になったんですか?

鈴木社長

派遣会社を通して、ずっと大手携帯キャリアの店舗にいて。本腰を入れて頑張っていたのですけど、そのおかげもあってか販売成績はずっと全国1位をとらせていただきました。とは言っても、人数も300人程度でしたけどね。

1年間、社長のカバン持ちをしながら

編集部

全国1位…! そこから、どうして経営の側へ回られたんでしょう?

鈴木社長

22歳くらいの時ですね。携帯販売を2年やって、正直、飽きていた部分もあって。次のステップを探していたので、当時の派遣会社の社長に相談しに行ったんです。

編集部

社長に直接、ですか。平社員の方から誘って食事に行くというのは、なかなか珍しい気がします。

鈴木社長

紹介でその会社に入っていたので、社長との距離は元々近かったんですよ。それで、やめようかなというのは伝えずに、いま考えていることを具体的に相談したんです。この先ずっと携帯販売でいいのか、違う仕事はないですかね、と。

編集部

そこで、もしも明確な答えが出なかったら…?

鈴木社長

やめようと思っていました。ただ、「1回、派遣会社の営業をやってみれば?」と仰っていただいて。派遣される側から、派遣する側を勉強してみたら、ということですね。

編集部

なるほど。とはいえ、携帯販売のお仕事もありますよね。

鈴木社長

平日が休みだったので、その休みの日に事務所へ行って、勉強させてもらっていました。商談にも同席しましたし、会食の場にも、求職者様との面談にも同席させてもらって。1年間、休みがない状態で修行していたような感じですね。

編集部

1年間、休みなしで…!

鈴木社長

本当に、1年間ずっと社長のカバン持ちをやっていた印象です。めちゃくちゃ可愛がられてはいましたね(笑)

編集部

可愛がられていた、というのも、ひとつの力だと思います。

鈴木社長

それで23歳の時に、「ホールディングス化するから会社を1つやってみないか」とお誘いをいただいたんです。

何もやっていない会社が、1つだけ残っていました

編集部

会社を任されるまでに、その1年があったんですね。ただ、経営の勉強はどこかでされたんですか?

鈴木社長

それも、カバン持ちの1年ですね。経営を学んだという意識は全くなくて、その延長線上に経営があった、というイメージなんですよ。

編集部

大学に行かずとも、行動だけでそれだけ吸収できる。学歴に悩む方にとっては、勇気の出る話だと思います。

鈴木社長

社長のカバン持ちをやったらいいのに、と思いますけどね、みんな(笑)。

編集部

ちなみに、いまの会社は、その時に任された会社なんですか?

鈴木社長

そこがちょっと、紆余曲折ありまして。実は21歳の時に、自分で合同会社を1つ作っているんです。携帯の販売をしていた時に、知り合いから「働きたい人はいないか」と声をかけていただいて。紹介するには法人が必要だと言われたので、作ったんですよ。

編集部

先に、器だけがあったんですね。

鈴木社長

ただ、全然集客ができなくて。21歳から23歳まで、何もやっていない会社だったんです。それが、任された会社のほうで1年ほど社長をやらせてもらっている時に、親会社が事業を続けられなくなってしまって。

編集部

1年で、会社ごとなくなってしまったんですね。それで当時、社員の方は…?

鈴木社長

20人から30人くらいいましたね。なので、一人ひとりにちゃんと説明をして、承認を取った上で、元々自分が持っていた会社のほうに社員を移したんです。それが2019年で、売上が上がり始めたのは2020年くらいからでした。

編集部

眠っていた会社が、受け皿になったんですね。

鈴木社長

そうなんです。合同会社から株式会社に変えて、増資もして、派遣免許と紹介免許を申請して。事業としては、本当に2020年くらいから始まっているんです。

短所を直すより、長所を伸ばすほうが早い

編集部

そこから、いまはどんな事業をされているんですか?

鈴木社長

人材紹介と人材派遣がメインです。人材紹介から始めて人材派遣業にも広げて行く会社がほとんどだと思うんですけど、僕らは結構珍しくて、派遣から始めた会社なんですよ。先ほどお伝えしたように僕が携帯販売の出身なので、大手キャリアさんから始まって、いまは事務やコールセンター、ホテルのフロントまで広げています。

編集部

携帯販売から、事務やホテルまで。経験のない方には、ハードルが高そうにも思えますが…。

鈴木社長

もう、未経験歓迎です。実務のOJTは派遣先についているので、弊社ではコンプライアンス研修とホスピタリティ研修をやっています。どちらかというとレクチャーしているのは、マインド面ですね。新しい職場で活躍する上で何が必要か、というところだけをお伝えしています。

編集部

送り出す前に、人としての土台を。ちなみに社員の方の教育でも、意識されていることはありますか?

鈴木社長

短所を直すのって、辛いじゃないですか。しかも治りづらい。短所を成長させるスピードと長所を成長させるスピードで言うと、長所のほうが早いと思うんですよ。

編集部

たしかに、直すより伸ばすほうが楽しそうです。

鈴木社長

人って、短所だらけじゃないですか。であれば、ズバ抜ける長所を1個持って、ご飯は食べていけるよねという考え方でレクチャーしています。

編集部

1個あれば、食べていける。

鈴木社長

その方の長所を最大限に活用して、大きなパフォーマンスを出してもらう。そこが、いちばんの喜びなんですよね。

編集部

いま、採用はどのポジションを強化されているんでしょうか?

鈴木社長

もう、全方位で募集中です。現場に出向いてくれるスタッフも集めていますし、キャリアアドバイザーも、派遣の営業も募集しています。

バツを踏み続けて、丸を踏めるまでの勝負

編集部

御社の「自分に挑戦し続ける人をサポートする」というお考えは、どこから来ているんでしょう?

鈴木社長

生まれた時の差はもちろんあれ、社会人になってからの差は、努力次第で埋めていける。なんなら追い越せるのかなと思っていて。高卒だからとか、学歴がないからと思った時点で、無理なんですよ。

編集部

思った時点で、決まってしまう。

鈴木社長

はい。行けると思ったら行けると思っていて。もちろん行けないこともあるんですけど、70%から80%くらいのことは、気持ちで解決できるなと。僕自身も、もっと学歴があったらな、人脈があったらなと思うことは結構あるんですけど、うまくいっている理由の8割は、やっぱりマインドの部分なのかなと思います。

編集部

その根拠のない自信を、どう成功に変えていくかですね。

鈴木社長

成功している方たちの話を聞いたり読んだりしているんですけど、共通点で言うと、やっぱり行動しているということだと思うんですよ。その行動ゆえに、うまくいかないこともあります。僕自身、数百万単位で損をしてきました。

編集部

それでも、動いたほうがいいと。

鈴木社長

行動し続けることで、同じミスは減らせるんですよね。バツを潰していけば、いつか丸を踏める。バツを踏み続けて、丸を踏めるまでの精神的な勝負だと思っています。失敗のほうが圧倒的に多いのが大前提ですからね。

編集部

そのバツを踏むのが怖い…という方からのキャリア相談も多いんです。最後にそんな方に対して、メッセージをいただけますか?

鈴木社長

20代、30代が、経験も人脈もない中ですぐに正解を踏めるとも思っていないんですよ。バツを踏みたくないという思いが強すぎるだけで、若いうちに失敗を踏んでも、実は何にも影響がないんです。

編集部

若いうちのバツは、そんなに響かない。高校卒業後に行動に行動を重ねて、カバン持ちや数百万円を勉強代にしてきた方が言うと、重みが違いますね。丸を引くまでの回数は、早く始めた人ほど多く引けるのかもしれません。鈴木社長、本日は貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。

TOP NEXT株式会社_採用情報

目次