既卒で職歴なしでも就職できる?正社員になるための方法とおすすめ職種を解説

「既卒で職歴なしだけど就職できるの?」「正社員の経験がないと書類で落とされるのでは」と不安を感じている方は少なくありません。
結論から言うと、既卒で職歴がなくても正社員就職は十分に可能です。直近の支援データをもとに分析したところ、私たちに相談に来る方の約42%が無職またはアルバイトの状態からスタートしており、多くの方が正社員として就職を実現しています。
この記事では、既卒・職歴なしの方が正社員就職を成功させるための具体的な方法とおすすめ職種を解説します。
この記事は、転職エージェント「ノビルキャリア」を運営する私たちが、既卒で職歴がない方の就職支援に関する情報をまとめたものです。

既卒で職歴なしでも正社員就職が可能な理由
「職歴がないから就職できない」と思い込んでいる方は多いですが、実際にはそうではありません。既卒・職歴なしでも正社員として就職できる理由を解説します。
人手不足の業界では未経験者を積極採用している
少子高齢化の影響で多くの業界が人手不足に直面しています。そのため、IT・営業・介護・建設など多くの業界で、職歴がなくてもポテンシャルを重視して採用する企業が増えています。
厚生労働省が既卒者の新卒枠応募を企業に要請している
厚生労働省は「若者雇用促進法」で、卒業後3年以内の既卒者を新卒枠で応募受付するよう企業に求めています。この指針により、既卒でも新卒と同じ土俵で選考を受けられるチャンスがあります。
【参考】厚生労働省|青少年の雇用の促進等に関する法律(若者雇用促進法)について
既卒の新卒扱いについては以下の記事でも詳しく解説しています。

企業が既卒者に求めるのは経験よりもポテンシャル
直近の支援データをもとに分析したところ、内定承諾者の平均年齢は24.7歳で、支援者の約85%が20代です。企業は若い人材に対して経験よりも素直さや成長意欲を重視する傾向があり、職歴の有無は必ずしも合否を左右しません。
阿部 翔大僕のところに来る方の半分近くが無職やアルバイトの状態からのスタートですけど、ちゃんと正社員として就職できていますよ。大事なのは「職歴がない」という事実じゃなくて、「これからどうしたいか」なんです。
既卒で就職できないと感じたときについては以下の記事でも詳しく解説しています。


既卒ニートの就職については以下の記事でも詳しく解説しています。


既卒・職歴なしの方が就職しやすいおすすめ職種6選
職歴なしの既卒者でも採用されやすい職種を6つ紹介します。それぞれの特徴を理解し、自分に合った仕事を見つけましょう。
既卒・職歴なしにおすすめの職種6選
営業職は未経験歓迎求人が最も多い
営業職は職歴や学歴を問わず採用する企業が多く、既卒・職歴なしでも挑戦しやすい職種です。成果に応じてインセンティブが支給される企業も多く、努力が収入に直結しやすい点もメリットです。
事務職は安定した働き方を求める方に向いている
事務職は土日祝休み・残業少なめの求人が多く、ワークライフバランスを重視する方に適しています。基本的なPC操作ができれば未経験でも始められるため、職歴なしの方にもおすすめです。
ITエンジニアは研修制度が充実している企業が多い
IT業界は慢性的な人材不足のため、未経験者を研修で育てる企業が増えています。プログラミングの基礎を独学で身につけておくと選考で有利になります。
販売・接客はコミュニケーション力を活かしやすい
販売・接客はアルバイト経験があれば即戦力として評価されやすい職種です。人と話すことが好きな方には特に向いています。
施工管理は資格取得でキャリアを安定させられる
施工管理は未経験から始められ、国家資格の取得によって長期的に安定したキャリアを築ける職種です。建設業界は人手不足が深刻なため、既卒者の採用にも積極的です。
介護職は人手不足で未経験者の採用に積極的
介護業界は慢性的な人材不足により、未経験・無資格でも採用する施設が多数あります。働きながら資格を取得できる制度を設けている施設も多いため、キャリアアップも目指せます。



職種選びで迷ったら、「自分が何をしたいか」よりも「自分が何をしているときに苦にならないか」で考えてみるといいですよ。僕も面談ではそういう角度から一緒に探していきます。


既卒・職歴なしから正社員就職を成功させる5つのステップ
正社員就職を実現するために、以下の5つのステップを順番に進めていきましょう。
正社員就職までの5ステップ
STEP1:自己分析で自分の強みと希望を書き出す
まずは自分の性格、得意なこと、やりたいこと、働き方の希望を書き出しましょう。自己分析が曖昧なまま求人を探しても、ミスマッチが起きやすくなります。
自己PRの書き方については以下の記事でも詳しく解説しています。


STEP2:既卒に強い就職エージェントに登録する
既卒・職歴なしに特化したエージェントを活用すると、自分に合った求人を効率的に見つけられます。履歴書の添削や面接対策も無料で受けられるため、一人で就活するよりも内定率が上がりやすいです。
要チェック!
既卒に強い就職エージェントの選び方については以下の記事でも詳しく解説しています。


大学中退から就職する場合のエージェント活用法は以下の記事でも詳しく解説しています。


STEP3:求人を複数比較して応募する
1社だけに絞って応募するのではなく、複数の求人を比較検討しましょう。同時に3〜5社程度に応募するのが理想的です。
既卒の求人の探し方については以下の記事でも詳しく解説しています。


STEP4:面接対策を徹底する
書類を通過しても面接で落ちるケースは多いです。「なぜ既卒になったか」「なぜこの会社を志望するか」など、よく聞かれる質問への回答を事前に準備しましょう。
既卒の面接対策については以下の記事でも詳しく解説しています。


STEP5:内定を獲得して入社準備を進める
内定が出たら、入社日・給与・福利厚生などの条件を確認し、入社に向けた準備を進めます。ビジネスマナーの基本を復習しておくと、入社後にスムーズに業務を始められます。



就活は一人でやると視野が狭くなりがちです。エージェントを使うメリットは求人紹介だけじゃなくて、プロの目線で自分の強みを見つけてもらえることなんですよ。
既卒・職歴なしで新卒枠に応募できる?知っておきたい制度と公的支援
既卒で職歴がない方が知っておきたいのが、卒業後3年以内であれば新卒枠で応募できるという制度上の後押しです。厚生労働省の「青少年雇用機会確保指針」では、事業主に対して学校等の卒業後3年以内の方を新卒枠の対象として募集・採用するよう努めることが定められています。新卒採用の枠組みで既卒の方を受け入れる企業は実際に増えており、新卒と同じスタートラインで応募できる求人を選べばハンデを感じにくくなります。
【参考】厚生労働省|青少年の雇用機会の確保等に関する指針
既卒OKの求人を見極める3つのポイント
求人を選ぶときは以下の3点を確認すると、既卒・職歴なしの方を本気で受け入れる企業を絞り込みやすくなります。
- 募集要項に「既卒3年以内応募可」「第二新卒歓迎」「未経験歓迎」などの記載がある
- 入社後の研修制度(OJT・新人研修・資格取得支援)が明示されている
- 過去の採用実績に既卒・第二新卒の入社事例が紹介されている
公的支援を活用してブランクを学習期間に変える
就職活動と並行して、公的な就労支援機関を活用すると、ブランク期間を「学習・準備の時間」として面接で説明できるようになります。費用は基本的に無料で、職業訓練や個別相談を受けられます。
- ハロートレーニング(公的職業訓練):プログラミング・事務・介護など実務スキルを2〜6ヶ月で学べる無料講座。受講中は条件を満たせば給付金が出るケースもあります。
- わかものハローワーク:おおむね35歳未満の正社員就職を専門にサポートする公共施設。担当者制のキャリアコンサルティングや個別求人紹介を受けられます。
- 地域若者サポートステーション(サポステ):働くことに踏み出したい15〜49歳が対象。コミュニケーション講座・職場体験・就活相談など、就職前段階の準備支援が中心です。
【参考】厚生労働省|ハロートレーニング(公的職業訓練)の概要
面接でブランク・空白期間をどう説明するか
面接で「卒業してから何をしていましたか」と聞かれた場合、隠したり言い訳に逃げたりせず、「何を考え、何に取り組み、何に気づいたか」を時系列で短く話すのがコツです。アルバイトをしていた方は業務内容と学んだこと、就職活動をしていた方は応募業界・職種と振り返り、勉強していた方は学習内容と理由を1〜2文ずつ伝えれば、空白期間は十分に説明できます。
私たちの面談で多く伺うのは、ブランクを正直に話したうえで「次にどう動きたいか」を自分の言葉で語れた方ほど、面接官からの評価が安定するという傾向です。空白期間そのものより、現在と未来をどう接続するかを語れるかどうかで結果は変わります。



僕の面談でも「ブランクをどう話せばいいか分からない」というご相談を本当によく受けます。隠そうとすると逆に深掘りされるので、短く事実を話して「だから今この仕事を選んでいる」につなげる練習を一緒にしましょう。前向きに話せれば、ブランクはマイナス要素ではなくなりますよ。
既卒・職歴なしの履歴書の書き方と面接での伝え方
職歴なしの方が最も悩むのが「履歴書に何を書くか」と「面接でどう伝えるか」です。ここでは具体的なポイントを解説します。
職歴欄にはアルバイト経験を記載して構わない
正社員の経験がなくても、アルバイト経験があれば職歴欄に記載しましょう。「〇〇株式会社 アルバイトとして勤務」と正直に書けば問題ありません。
大学卒業後のフリーターについては以下の記事でも詳しく解説しています。


空白期間は何をしていたかを正直に説明する
面接で「卒業後何をしていましたか?」と聞かれたら、空白期間の過ごし方を正直に答えましょう。資格の勉強、アルバイト、家庭の事情など、前向きな理由を添えて説明することが大切です。
志望動機は「なぜこの会社で働きたいか」を具体的に
「どこでもいいから正社員になりたい」という印象を与えないよう、応募する企業ごとに志望動機を作り分けましょう。企業のホームページや求人情報を読み込み、共感できるポイントを見つけることが重要です。
既卒の面接で押さえておきたいポイントは以下の記事でも詳しく解説しています。





正直に言うと、履歴書の書き方で損している方って結構多いんですよ。同じ経験でも書き方ひとつで印象は全然変わるので、ここはプロに見てもらうのが一番です。
既卒・職歴なしで就活するときに避けるべき3つの行動
就活を成功させるためには、やってはいけない行動も知っておく必要があります。
求人サイトだけに頼って一人で就活を進める
職歴なしの方が求人サイトだけで就活すると、書類選考で落ち続けてモチベーションが下がりやすいです。就職エージェントやハローワークなど、サポートを受けられるサービスを積極的に活用しましょう。
「とりあえず受かればどこでもいい」と考える
焦って条件を考えずに入社すると、短期離職につながるリスクがあります。直近の支援データをもとに分析したところ、企業からのお見送り理由で多いのは「他責感」と「継続力への懸念」です。自分に合った職場を選ぶことが、長期的な就業にもつながります。
既卒であることを隠そうとする
既卒であることを面接で隠そうとすると、かえって不信感を持たれます。正直に認めた上で、その期間に得た気づきや成長を前向きに伝える方が評価されます。



焦る気持ちはわかりますが、「どこでもいいから受かりたい」で入社すると、結局またすぐ辞めたくなるケースが多いんですよ。少し時間をかけてでも、自分に合った会社を選ぶ方が結果的に近道です。
既卒・職歴なしの就職活動で不安な方からキャリアアドバイザーによくある質問
Q: 既卒で職歴なしだと書類選考で落とされますか?
A: 既卒・職歴なしでも書類選考を通過できる企業は多数あります。特に「未経験歓迎」「既卒OK」と明記している求人であれば、職歴の有無よりも自己PRや志望動機の内容が重視されます。
Q: 卒業から何年以内なら就職しやすいですか?
A: 一般的に卒業後3年以内であれば、新卒枠で応募できる企業も多いです。ただし3年を超えても就職できないわけではなく、中途採用枠やエージェント経由で十分にチャンスはあります。
Q: アルバイト経験は職歴として書いてもいいですか?
A: はい、アルバイト経験は職歴欄に記載できます。業務内容や身につけたスキルを具体的に書くことで、社会人としての経験をアピールできます。
Q: 資格がなくても就職できますか?
A: 資格がなくても就職できます。多くの企業は入社後の研修で必要なスキルを教えてくれるため、資格よりも意欲やコミュニケーション能力を重視しています。
Q: ハローワークとエージェントはどちらを使うべきですか?
A: どちらか一方ではなく、両方を併用するのがおすすめです。ハローワークは地域密着の求人に強く、エージェントは非公開求人や面接対策に強いという特徴があります。
エージェントとハローワークの違いと使い分けは以下の記事でも詳しく解説しています。


Q: 面接で「なぜ就職しなかったのか」と聞かれたらどう答えればいいですか?
A: 正直に理由を述べた上で、その経験から何を学んだかを伝えましょう。「就活の軸が定まらなかった」「自分に合う仕事を見つけるために時間をかけた」など、前向きな姿勢を示すことが大切です。



「職歴なしだから」と自分を卑下する必要は全くないですよ。僕が見てきた中でも、職歴なしから正社員になって活躍している方はたくさんいます。まずは一歩を踏み出してみてください。


まとめ|既卒・職歴なしでも行動次第で正社員就職は十分可能
- 既卒・職歴なしでも人手不足の業界を中心に正社員就職は可能
- 営業職・事務職・ITエンジニアなど未経験歓迎の職種は多い
- 就職エージェントを活用すると効率的に内定を目指せる
- 履歴書ではアルバイト経験も立派な職歴として記載できる
- 焦って条件を考えず入社するのは避け、自分に合った企業を選ぶ
- 空白期間は隠さず、前向きな姿勢で正直に伝える
既卒・職歴なしだからといって、就職の道が閉ざされているわけではありません。自分の強みを言語化し、適切なサポートを受けながら就活を進めれば、正社員として働くチャンスは十分にあります。



僕たちのところには毎日のように「職歴がなくて不安」という方が来ますけど、ちゃんと就職できていますよ。一人で悩まず、まず誰かに相談するところから始めてみてください。
運営者情報
| メディア名 | ビギナーズリンク |
| 運営会社 | 株式会社MEDISITE |
| 代表者 | 竹田津 惇 |
| 所在地 | 〒160-0023 東京都新宿区西新宿8丁目5-4 STビル701 |
| 設立 | 2022年11月 |
| 事業内容 | HRメディア事業・SNSマーケティング事業・営業支援事業 |
| 許認可 | 有料職業紹介事業(13-ユ-316383) |

