「年収1,000万円は、1つの通過点なんです。」R&C株式会社・足立社長が考える、稼ぐことのその先

営業職の求人で目にすることも多い、「年収1,000万円」という数字。R&C株式会社では、それをゴールではなく「一つの通過点」と捉えています。

代表取締役を務める足立哲真社長は、大学在学中に保険営業の世界へ入り、1日300件以上の電話をかける日々を経験しました。その後、フルコミッションの営業へ転じ、20代半ばで大きな成果を上げます。

それでも、足立社長が選んだのは、個人で稼ぎ続ける道ではありませんでした。自身の事故をきっかけに、「自分に何かあったとき、お客様を誰が守るのか」と考えるようになり、チームでお客様を支える組織づくりへと舵を切ります。

今回はそんな足立社長に、学生時代の就職活動から営業で成果を上げるまで、そして個人の力ではなく組織でお客様を守ろうと考えるようになった背景まで、じっくりお話を伺いました。

お話を伺った人

R&C株式会社

代表取締役 足立 哲真

1985年、京都府生まれ。大学在学中のインターンをきっかけに保険業界へ。3年目に独立し、フルコミッションの営業へ転身。25歳でMDRTの最上位資格であるTOT基準を達成。2012年にR&C株式会社へ取締役副社長として入社し、2014年に代表取締役へ就任。経営理念に「1000年継栄」を掲げ、長く続く組織づくりに取り組んでいる。

目次

3年経っても5年経っても、「こんなもんか」と思ってしまった

編集部

足立社長は、大学在学中のインターンから保険業界に入られたと伺いました。もともとは、どんな就職活動をされていたんですか?

足立社長

就職活動を始めたのが大学3年の頃で…、2006年、2007年ぐらいですかね。当時は企業の採用活動もかなり活発だったので、銀行やコンサルなど、大手企業も幅広く見ていました。

編集部

最初から保険業界を考えていたわけではなかったんですね。

足立社長

そうですね。父親が飲食店を経営していたので、漠然と自分も将来は経営者になるんだろうな、とは思っていました。そのために自分がどう成長していけばいいのかを考えて、金融やコンサルを見ていたんです。ただ、大企業の説明会に行くと、入社3年目や5年目ぐらいの社員の方が登壇されることが多く、そうした方たちを見ていて「3年、5年働いても、このくらいなのか」と感じてしまって。当時の僕は少し生意気なところもあったのかもしれません…。

編集部

かなり早い段階で、「このまま進むのは違うかもしれない」と感じていたんですね。

 

足立社長

その方たちが悪いという話ではなくて、大きな会社の中で、ある程度レールが敷かれた環境で働くことが、自分にはあまり合わないんじゃないかと思ったんです。もっと言うと、これから伸びていく会社で揉まれた方が、自分は成長できるんじゃないかと…。それで何社か説明会やイベントに参加する中で、たまたま出会ったのが最初に入った会社です。

編集部

それは、どんな会社だったんですか?

足立社長

経営者の本業以外の部分を支援する、という会社でした。当時の僕は、まだ自分が何の事業をやりたいのかまでは決まっていなかったんですけど、会社経営には共通する部分も多いだろうと。ここで3年間は勉強させてもらおうと思って入りましたね。

1日300件、400件の電話をかけていました

編集部

入社後は、どんな仕事から始まったんでしょう?

足立社長

社長から「お前、面白いからインターンやれよ」と声をかけられまして。「何をやるんですか」と聞いたら、「とりあえず保険を売ってくれ」と(笑)。それが保険営業との出会いでしたね。

編集部

かなり実践的なスタートですね。

足立社長

結局は、ドブ板の営業でしたね。朝6時から9時までテレアポをして、日中は訪問。戻ってきたら夕方からリストをつくって、夜もまたテレアポをする。そんな感じで1日300件、400件くらい電話をかけながら、新規開拓をしていました。ネジが1個か2個抜けているような感覚でしたね(笑)。大学4年から社会人2年目まで、ずっとそんな生活でした。

編集部

とんでもないコール数ですね…!主に、どんな方へ営業していたんでしょう?

足立社長

中小企業やベンチャー企業の経営者ですね。保険は当時、利益が出ている会社の対策として使われることも多かったので、経営者と直接話す機会が多かったんです。特に、まだ会社を立ち上げたばかりの社長と話して、いろいろな話を聞くのがすごく面白かったですね。それでその後、フルコミッション営業(※)に移りました。当時は個人事業主として代理店に所属できたので。

※フルコミッション営業…固定給がなく、売上や契約件数などの成果に応じて報酬が決まる、完全歩合制の働き方 

編集部

会社員から、個人で成果を追う働き方に変わったんですね。 

足立社長

仕事の内容自体は、それほど変わっていないんです。ただ、前の会社では売上を1億円つくっても、年収は240万円くらいだったのが、社会人3年目でフルコミッションに移った途端、一気に増えました。24歳で年収1億円くらいまでいくわけです。

自分に何かあった時、お客様を誰が守るのか

編集部

24歳で年収1億円。そこまで成果が出るのであれば、そのまま個人で続ける選択肢もあったのでは…?

足立社長

そうですね。お金も持たせてもらって、散財もして(笑)。でも、だんだん「このままでいいのかな」と思うようになったんです。周りにも同じような働き方をしている方が多くて、僕より一回り、二回り上の方もたくさんいて。かっこよくは見えるんですけど、一方でどこか寂しさもあったんです。ずっと個人で仕事をしているので、「俺のお客さんは俺のもの」という感覚が強くて。仲はいいし、一緒に遊ぶこともある。でも、同じ方向を向いている同志という感じではなかったんですよね。

編集部

仲は良くても「一緒に何かをつくる仲間」とは少し違ったんですね。

 

足立社長

そんな中で、ロードバイクで営業先を回っていた時に事故に遭ったんですよ。当然アポイントにも遅れますし、その時にふと、自分がもし亡くなったら、このお客様たちはどうなるんだろうと思ったんです。まだ若かったですけど、何があるかはわからない。死というものを意識した時に、「人生、このままただお金を稼ぐためだけにやっていていいのかな」と考えるようになりました。

編集部

その事故で、働き方そのものを考え直すようになったんですね。

 

足立社長

はい。それなら、きちんと会社をつくって、組織でお客様を守っていく。そういう考えが芽生えたのが、この頃ですね。

編集部

それで、自分の会社を立ち上げたんですね。

足立社長

はい。自分が代表になって、自分の責任で会社をやるのはその時が初めてでした。保険代理店を立ち上げて、後輩のようなメンバー3、4人と始めたんです。

編集部

そこから、今のR&Cとはどう出会ったんでしょう?

足立社長

顧問税理士がビジネスパートナーでもあったんですが、その方が別の保険代理店の顧問もされていて、「一度会ってみないか」と言われたんです。そこで、当時の社長と初めて会いましたね。個人でやるより、チームでやっていきたいという考えが同じだったので、自分の会社をたたんで2012年にR&Cへ入り、取締役副社長として、営業と採用を担当しました。

10年、20年単位で、僕自身が言い続けていく

編集部

その2年後、2014年には代表に就任されていますね。

足立社長

当時、社員が10人ほどから50~60人まで一気に増えて、会社として急成長していました。ただ、人が増えた反動もあって、経営状況は決していい状態ではなかったんです。

編集部

その状況で、代表を引き継ぐ決断をされたんですね。

足立社長

別に僕が継ぐ必要はなかったですし、経営者仲間からも「なんでお前が継がなあかんねん」と散々言われました。でも、「とにかくやるんだ」という若気の至りもありましたし、「これくらいなら何とかなるだろう」という自信もあった。何より、その時に働いていた社員のことが頭にあったんです。

編集部

そうだったんですね…。苦しい時期を乗り越える上で、支えになった考えはありましたか?

足立社長

原点にあるのは、ナポレオン・ヒルの成功哲学で、「逆境には、それと同等か、それ以上の成功の種がある」という考え方があるんです。逆境に立った時に逃げない。楽な道を選ばない。茨の道を進んだ方が、結果として信頼につながったり、近道になったりすると思っています。

編集部

その時、一緒に会社を立て直した方々は、今もいらっしゃるんですか?

足立社長

はい。一緒にスクラムを組んでくれた方々が、今もうちの幹部として残っています。本当に会社の柱ですね。

編集部

そうした経験を経て、今は「1000年継栄」という経営理念を掲げていますよね。この「1000年」という数字には、どんな思いがあるんでしょう?

足立社長

自分が本当にやりたかったことを考えると、売上だけを目指すことではなかったんですよね。長く繁栄する組織をつくるには、考え方や価値観がすごく大事で。老子など、中国の古典を読んでいて、長く読み継がれているものにはやっぱり真理があると思ったんです。僕も、本当に長く続く組織をつくりたい。その思いから「1000年継栄」という言葉になりました。

編集部

働きがいのある会社として6年連続で認定されていることも、その組織づくりの一つの結果なんでしょうか?

足立社長

認定に取り組み始めた理由は、大きく3つあります。会社の状態を定点観測すること、自分自身が現状をきちんと直視すること、それから対外的なブランディングですね。ただ、何がメンバーにとって正解なのかを、僕らが全部コントロールできるわけではありません。だから、大事にしたい考え方や価値観を、10年、20年単位で僕自身が言い続けていく。その積み重ねが、結果として認定にもつながっているのだと思います。

年収1,000万円は、一つの通過点

編集部

社員の方が年収1,000万円を目指せる環境だというお話も伺いました。

足立社長

1,000万円は、一つの通過点ですね。そこ自体をゴールにはしてほしくないんです。きちんとやっていれば、当たり前に届くところだと思っています。

編集部

高い収入を得ながら、長く働いていく…。その両立は簡単ではないようにも思います。 

足立社長

保険営業という仕事は、そもそも働く時間を自分で決められる部分が大きいんです。その分、高い報酬を得ることと、自分で責任を持つことはセットですね。

編集部

同じ環境でも、成果が出る人とそうでない人がいると思うんですけど、その違いはどこにあるのでしょうか?

足立社長

結果に対して素直かどうかですかね。成果が出る方法を教わった時に、それをまず愚直にやってみようと思えるかどうか。「自分はこういうやり方だから」と最初から自分流にこだわっていると、なかなか正解にたどり着けないと思っています。

編集部

ちなみに…、営業未経験でも、挑戦できますか?

足立社長

やる気次第で大丈夫です。ただ、保険営業では、まず自分の知っている方に声をかけるのが王道なんですよ。「あなたがそういう仕事を始めたなら、一度話を聞いてあげるよ」と言ってもらえるような人間関係を、これまで築いてきたかどうか。そこは重要視していますね。

編集部

そこを重要視したうえで、足立社長はどんな方と一緒に働きたいですか?

足立社長

やっぱり、成長意欲のある方ですね。金融という大きな枠組みの中で、自分自身やお客様の人生に深く関わっていく仕事です。理念だけでもなく、経済だけでもない。理念と経済、その両方を追いたいという人と、一緒に働きたいです。

編集部

大企業を中心に就職活動をしていた学生時代から、1日300件以上の電話をかける営業を経験し、20代半ばには大きな成果を上げた足立社長。それでも、個人で稼ぎ続けるのではなく、組織でお客様を守り、長く続く会社をつくる道を選びました。「年収1,000万円は、一つの通過点」。その言葉の先にあるのは、収入だけを追うのではなく、成果に責任を持ちながら、理念と経済の両方を追っていく働き方なのだと感じました。足立社長、本日は貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。 

R&C株式会社_採用情報

目次