高卒の転職に資格は必要?おすすめ資格10選と資格なしでも転職できる方法

高卒だけど、資格を取れば転職で有利になるのかな…」と悩んでいませんか?求人情報を見ても「大卒以上」の壁に阻まれ、今の職場で我慢し続けている方は少なくないでしょう。しかし、資格を武器にすれば高卒でも転職市場で十分に戦えます。

厚生労働省の令和6年雇用動向調査によると、転職入職者のうち前職より賃金が増加した割合は約36%にのぼり、特に資格保有者は未保有者と比べて年収アップ率が高い傾向が見られます。学歴のハンデを資格でカバーし、年収を上げながらキャリアチェンジを実現している高卒者は確実に増えています。

この記事では、高卒の転職に資格が有利な理由、おすすめ資格10選、資格なしでも転職できる職種、資格選びのポイント、おすすめの転職エージェント、実際の成功事例まで網羅的に解説します。読み終わる頃には、自分に合った資格と転職戦略が明確になり、具体的な一歩を踏み出せるようになるはずです。

【参考】厚生労働省|令和6年雇用動向調査結果の概況

この記事は、転職エージェント「ノビルキャリア」を運営する私たちが、高卒者の資格取得と転職を数多く支援してきた経験をもとに執筆しています。

この記事の監修者

株式会社MEDISITE キャリアコンサルタント

阿部 翔大

目次

高卒の転職に資格は必要?資格があると有利な理由

高卒で転職を考えたとき、「資格を取ったほうがいいのか」と迷う方は多いです。結論から言えば、資格は必須ではありませんが、持っていると確実に転職を有利に進められます。ここでは、高卒者が資格を持つことで得られる具体的なメリットを解説します。

書類選考の通過率が上がる

高卒者が転職で最初にぶつかる壁が書類選考です。資格を持っていると、履歴書の資格欄が埋まるだけでなく「学ぶ意欲がある人材」として採用担当者に好印象を与えられます。学歴フィルターがある企業でも、関連資格を保有していることで「この人は即戦力になれそうだ」と判断され、書類選考を突破しやすくなります。

学歴のハンデをスキルで補える

大卒者と比較されたとき、高卒者がアピールできる武器の一つが資格です。資格は「客観的にスキルを証明できる指標」であり、学歴に関係なく実力を示すことができます。たとえば簿記2級を持っていれば、経理の基礎知識があることを証明でき、大卒の未経験者よりも優先して採用されるケースも珍しくありません。

応募できる求人の幅が広がる

求人の中には「○○資格保有者優遇」「○○資格必須」と明記されているものがあります。該当する資格を持っていれば応募可能な求人が増え、選択肢が一気に広がります。特に宅地建物取引士や介護福祉士など業務独占資格を持っていれば、その資格がないと就けない仕事に挑戦できるため、高卒でも高待遇のポジションを狙えます。

年収アップの交渉材料になる

資格を持っていることは、転職時の年収交渉でも有利に働きます。企業によっては資格手当を毎月支給しているところもあり、宅建なら月1〜3万円、簿記2級なら月5,000〜1万円の手当がつくケースもあります。資格取得のために費やした時間と労力が、毎月の給与アップという形でしっかりリターンとして返ってきます。

【参考】厚生労働省|令和6年賃金構造基本統計調査

高卒×資格取得で得られる4つのメリット

01
書類選考の通過率UP
資格欄の記載で意欲と実力をアピール
02
学歴ハンデの克服
客観的なスキル証明で大卒者と対等に
03
応募求人の幅が拡大
資格必須・優遇の求人にもエントリー可能
04
年収アップに直結
資格手当で月1〜3万円の収入増も
阿部 翔大

高卒の転職で資格は「あると強い武器」です。資格を持っていることで書類の通過率が目に見えて変わるケースを何度も見てきました。特に実務経験が浅い方ほど、資格の有無が採用の判断を左右します。まずは自分の目指す業界に合った資格を一つ取得するところから始めてみてください。

高卒の転職におすすめの資格10選|取得難易度と年収アップ効果

ここからは、高卒者が転職で有利になるおすすめ資格を10個厳選して紹介します。それぞれの資格について、取得難易度・勉強時間の目安・活かせる業界・年収への影響を詳しく解説しますので、自分に合った資格選びの参考にしてください。

スクロールできます
資格名難易度勉強時間目安活かせる業界年収アップ効果
普通自動車運転免許低い1〜3ヶ月営業・物流・建設応募可能求人が大幅増
ITパスポート低い100〜150時間IT・事務全般IT業界への転職で有利
日商簿記3級低〜中100〜150時間経理・事務・会計事務職の年収UP
日商簿記2級200〜350時間経理・財務・会計月5,000〜1万円の手当
MOS(Excel・Word)低い40〜80時間事務職全般事務職の選考で有利
宅地建物取引士中〜高300〜500時間不動産・金融月1〜3万円の手当
介護職員初任者研修低い130時間(講座)介護・福祉介護業界への入門資格
登録販売者200〜400時間ドラッグストア・小売月5,000〜1万円の手当
フォークリフト運転技能低い4〜5日(講習)物流・製造・倉庫時給100〜300円UP
基本情報技術者中〜高200〜400時間IT・システム開発IT職で年収50〜100万円UP

普通自動車運転免許|高卒転職の最も基本的な資格

取得難易度:★★☆☆☆(2/5)

高卒の転職で最も持っておきたいのが普通自動車運転免許です。営業職、配送ドライバー、施工管理など、運転免許が応募条件になっている求人は非常に多く、持っていないだけで選択肢が大幅に狭まります。合宿免許なら最短2週間、費用も20〜30万円程度で取得できます。まだ持っていない方は最優先で取得しましょう。

【公式】警察庁|運転免許の公式サイト

ITパスポート|IT業界への転職を目指す第一歩

取得難易度:★★☆☆☆(2/5)

ITパスポートは、ITに関する基礎的な知識を証明する国家資格です。合格率は約50%で、独学でも2〜3ヶ月あれば十分に合格を狙えます。IT業界はもちろん、一般企業の事務職でもITリテラシーが求められる現代において、幅広い業種で評価される資格です。IT業界への転職を考える高卒者にとって、最初の一歩として最適な資格と言えます。

【公式】IPA|ITパスポート試験の公式サイト

日商簿記3級|経理・事務職への転職に有利

取得難易度:★★☆☆☆(2/5)

日商簿記3級は、企業の経理業務に必要な基礎的な会計知識を証明する資格です。事務職や経理職への転職を目指す高卒者にとって、最もコストパフォーマンスの高い資格の一つです。勉強時間は100〜150時間程度で、市販のテキストと問題集で独学可能。年3回の受験チャンスがあるため、働きながらでも挑戦しやすいのが魅力です。

【公式】日本商工会議所|日商簿記検定の公式サイト

日商簿記2級|経理のプロとして評価される

取得難易度:★★★☆☆(3/5)

簿記3級からさらにステップアップした日商簿記2級は、商業簿記に加えて工業簿記の知識も問われ、経理・財務職への転職で即戦力として評価されます。多くの企業で資格手当(月5,000〜1万円)が設定されており、取得すれば年収アップに直結します。合格率は約20〜25%とやや難しめですが、3級の知識があれば半年程度で合格を目指せます。

【公式】日本商工会議所|日商簿記検定の公式サイト

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)|事務職の必須スキルを証明

取得難易度:★☆☆☆☆(1/5)

MOSはExcelやWordなどのオフィスソフトの操作スキルを証明する国際資格です。事務職への転職を考える高卒者にとって、PCスキルを客観的にアピールできる即効性の高い資格です。特にExcelのMOSは評価が高く、「データ入力が速い」だけでなく「関数やピボットテーブルが使える」というスキルの証明になります。勉強時間は40〜80時間程度で取得できるため、短期間で武器を増やしたい方におすすめです。

【公式】オデッセイコミュニケーションズ|MOS公式サイト

宅地建物取引士(宅建)|不動産業界で高年収を狙える

取得難易度:★★★★☆(4/5)

宅建は不動産取引に関する国家資格で、不動産会社では宅建保有者に月1〜3万円の資格手当を支給しているケースがほとんどです。年間で12〜36万円の収入増になるため、高卒で年収アップを目指すなら非常にコストパフォーマンスの良い資格です。合格率は約15〜17%とやや難関ですが、半年〜1年の勉強で合格可能。不動産営業は学歴不問の求人が多く、高卒者との相性も抜群です。

【公式】不動産適正取引推進機構|宅建試験の公式サイト

介護職員初任者研修|介護業界への入門資格

取得難易度:★☆☆☆☆(1/5)

介護職員初任者研修は、介護の基礎知識と技術を学ぶ入門的な資格です。スクールに通えば約1〜4ヶ月で取得可能で、試験の難易度も低いため、資格取得に自信がない方でも安心して挑戦できます。高齢化に伴い介護業界は慢性的な人手不足であり、学歴不問・未経験歓迎の求人が豊富です。この資格を足がかりに、介護福祉士やケアマネジャーへのキャリアアップも目指せます。

【公式】厚生労働省|介護員養成研修の公式サイト

登録販売者|ドラッグストア業界で重宝される

取得難易度:★★★☆☆(3/5)

登録販売者は、一般用医薬品(第2類・第3類)を販売できる国家資格です。ドラッグストアやコンビニで需要が高く、資格手当として月5,000〜1万円が支給される企業も多いです。受験資格に学歴の制限がなく、高卒者でも受験可能。合格率は約40〜50%で、半年程度の勉強で合格を目指せます。店舗管理者への昇進にも必要な資格であり、キャリアアップにも直結します。

【公式】厚生労働省|登録販売者の公式サイト

フォークリフト運転技能講習|物流・製造業で即戦力になれる

取得難易度:★☆☆☆☆(1/5)

フォークリフトの運転資格は、物流センターや工場、倉庫で必要とされる実用的な資格です。4〜5日の講習で取得でき、費用も2〜5万円程度と手軽なのが大きな魅力です。フォークリフトオペレーターの求人は学歴不問がほとんどで、資格保有者は時給が100〜300円アップするケースも珍しくありません。体力に自信がある方や、ものづくり・物流に興味がある高卒者におすすめです。

【公式】陸上貨物運送事業労働災害防止協会|フォークリフト運転技能講習の公式サイト

基本情報技術者|IT業界で本格的にキャリアを積みたい方向け

取得難易度:★★★★☆(4/5)

基本情報技術者は、ITエンジニアとしての基礎力を証明する国家資格です。ITパスポートの上位資格にあたり、この資格を持っていればIT企業への転職で「基礎ができている人材」として高く評価されます。合格率は約25〜30%で難易度はやや高めですが、取得後はプログラマーやシステムエンジニアとして年収400〜600万円のポジションも狙えます。IT業界で本格的にキャリアを築きたい高卒者には最もおすすめの資格です。

【公式】IPA|基本情報技術者試験の公式サイト

資格の取得難易度と年収アップ効果の比較

宅地建物取引士
難易度:中〜高 / 年収効果:月1〜3万円UP
基本情報技術者
難易度:中〜高 / 年収効果:50〜100万円UP
日商簿記2級
難易度:中 / 年収効果:月5,000〜1万円UP
登録販売者
難易度:中 / 年収効果:月5,000〜1万円UP
ITパスポート・MOS・簿記3級
難易度:低 / 転職の選択肢が拡大
運転免許・フォークリフト・初任者研修
難易度:低 / 応募条件クリア

※年収効果は一般的な目安であり、企業や地域により異なります

阿部 翔大

10個の資格を紹介しましたが、全部を取る必要はありません。大切なのは「自分が目指す業界で評価される資格」を1つ選んで確実に取得することです。迷ったら、まずはITパスポートか簿記3級から始めてみるのがおすすめです。どちらも汎用性が高く、幅広い業界で評価されます。

資格なしでも高卒が転職できる職種と業界

資格があると有利なのは事実ですが、資格がなくても高卒で転職できる職種や業界はたくさんあります。ここでは、資格不要で高卒者が活躍できる代表的な職種を紹介します。「資格を取る時間がない」「まずは早く転職したい」という方は、これらの職種を中心に転職活動を進めてみてください。

営業職|コミュニケーション力で勝負できる

営業職は成果主義の色が強く、学歴や資格よりも「人柄」「行動力」「コミュニケーション力」が重視されます。不動産、保険、人材、通信業界では学歴不問の営業職求人が豊富にあり、実績を出せばインセンティブで年収500万円以上も十分に狙えます。高卒で営業未経験でも、研修制度が整った企業であれば安心してスタートできます。

販売・接客職|店舗経験がそのまま活きる

アパレル、家電量販店、飲食チェーンなどの販売・接客職は、学歴や資格を問わず、接客スキルや販売実績で評価される業界です。アルバイト経験がある方はそのスキルをそのまま活かせますし、店長やエリアマネージャーへの昇進ルートも整備されています。人と接することが好きな方には最適な選択肢です。

建設・施工管理補助|体力と意欲があれば未経験OK

建設業界は深刻な人手不足が続いており、資格なし・未経験でも採用している企業が多数あります。施工管理補助として入社し、働きながら施工管理技士の資格取得を目指すパターンが一般的です。資格取得費用を会社が負担してくれる企業も多く、キャリアアップしながら年収500万円以上を目指せます。

製造業|真面目さと正確性が評価される

工場での生産ライン作業や品質管理は、資格不要で高卒者を積極的に採用している代表的な業界です。大手メーカーの工場勤務では福利厚生が充実しており、社員寮・食堂完備の企業も多いため、生活費を抑えながら貯蓄を増やせます。コツコツ丁寧に作業するのが得意な方に向いています。

IT業界|スキルさえあれば学歴不問

IT業界は実力主義の傾向が強く、プログラミングスキルやITの基礎知識があれば資格がなくても転職可能です。未経験者向けの研修を実施しているIT企業も増えており、入社後にスキルを身につけられる環境が整っています。将来的に資格取得(ITパスポートや基本情報技術者)を並行して進めれば、さらなるキャリアアップが見込めます。

資格なしでも高卒が転職しやすい業界の共通点

  • 人手不足で採用意欲が高い(建設・介護・物流)
  • 成果主義で学歴より実績を重視する(営業・IT)
  • 入社後の研修制度が充実している(IT・大手メーカー)
  • 人柄やポテンシャルを重視する(販売・接客)
阿部 翔大

資格がなくても転職できる業界はたくさんあります。ただし、資格なしの場合は「人柄」と「やる気」が選考のカギになります。面接で自分の強みを具体的にアピールできるよう、これまでの仕事経験を棚卸ししておきましょう。転職後に資格を取得するという選択肢もありますよ。

高卒が転職に役立つ資格を選ぶ3つのポイント

高卒の転職に資格が役立つとわかっても、どの資格を取ればいいか迷ってしまう方は多いです。やみくもに資格を取っても時間とお金の無駄になりかねません。ここでは、高卒者が転職に本当に役立つ資格を選ぶための3つのポイントを解説します。

ポイント1:志望業界で評価される資格を選ぶ

最も重要なのは、自分が転職したい業界で実際に評価される資格を選ぶことです。たとえばIT業界を目指すなら簿記よりITパスポートや基本情報技術者、不動産業界を目指すなら宅建が圧倒的に有利です。求人サイトで志望業界の求人を10〜20件チェックし、「歓迎条件」や「優遇資格」として頻出する資格を狙うのが効率的です。

ポイント2:働きながら取得できる難易度の資格を選ぶ

資格取得に何年もかかるようでは、転職のタイミングを逃してしまいます。現職を続けながら3〜6ヶ月程度で取得できる資格を優先的に選ぶのがおすすめです。ITパスポート、簿記3級、MOSなどは働きながらでも十分に合格を目指せる難易度です。通勤時間やスキマ時間を使って効率よく勉強する計画を立てましょう。

ポイント3:資格手当や年収アップに直結する資格を選ぶ

せっかく資格を取るなら、取得後に「資格手当」がもらえる資格や、年収アップに直結する資格を優先するのが賢い選択です。宅建は月1〜3万円、簿記2級は月5,000〜1万円、登録販売者は月5,000〜1万円の資格手当が出る企業が多くあります。資格取得にかかった費用をどのくらいの期間で回収できるかも計算してみると、モチベーションの維持にもつながります。

志望業界別おすすめ資格フローチャート

どの業界に転職したい?
IT業界
ITパスポート → 基本情報技術者
年収400〜600万円
不動産業界
宅地建物取引士
年収400〜550万円
事務・経理
簿記3級 → 簿記2級 + MOS
年収300〜420万円
介護・福祉
初任者研修 → 介護福祉士
年収300〜420万円
物流・製造
フォークリフト + 運転免許
年収320〜450万円
阿部 翔大

資格選びで最も避けたいのは「とりあえず取ってみた」という無計画な資格取得です。まず志望業界を決めてから、その業界で評価される資格を逆算して選ぶのが鉄則です。迷ったら転職エージェントに相談すれば、あなたの状況に合った最適な資格を提案してもらえます。

高卒の転職におすすめの転職エージェント3選

高卒で資格を活かした転職を考えているなら、まず私たちノビルキャリアにご相談ください。あわせて、相性の良いエージェントを2社ご紹介します。

ノビルキャリア|未経験特化の転職エージェント

私たちノビルキャリアは、高卒・未経験からの正社員就職に特化したエージェントです。資格取得のアドバイスから学歴不問の求人紹介まで、高卒者の転職をトータルでサポートしています。「資格を取ったけどどう活かせばいいかわからない」「資格なしでも転職できるか不安」という方こそ、ぜひご相談ください。

ハタラクティブ|20代中心・内定率80%以上

20代のフリーター・既卒・高卒者の転職支援に強みを持つエージェントです。内定率80%以上の実績があり、資格の有無を問わず未経験OKの正社員求人を豊富に紹介してもらえます。カウンセリングから最短2週間で内定が出るスピード感も魅力で、「資格はないけど早く転職したい」という高卒者にもおすすめです。

就職カレッジ|研修付きサポート体制

就職・転職に必要なビジネスマナーや面接スキルを研修で学んでから企業に応募できるのが特徴です。「資格はないけど社会人としての基礎力に不安がある」という高卒者でも、研修で基礎を固めてから選考に臨めるため安心です。書類選考なしで面接に進める集団面接会も定期的に開催されています。

阿部 翔大

転職エージェントは複数社に登録して比較するのがおすすめです。それぞれ保有している求人や得意な業界が異なるので、2〜3社に登録しておくと資格を活かせる求人に出会える確率が上がります。すべて無料なので、まずは気軽に相談してみてください。

実際にあった相談事例|高卒・資格なしの飲食店員がITパスポート取得後にIT事務へ転職成功

キャリアコンサルタントの阿部翔大がサポートした事例をご紹介します。当社にご応募いただいたBさん(23歳・女性)は、高校卒業後にファミレスのホールスタッフとして4年間勤務していました。「飲食業界は体力的にきつい。でも高卒で資格も何もないから、デスクワークへの転職は無理だと思う」というのが最初の相談内容でした。

キャリアカウンセリングで「パソコンを使った仕事に興味がある」という希望を聞き、まずはITパスポートの取得を提案しました。Bさんは仕事終わりに毎日1〜2時間の勉強を2ヶ月半続け、見事一発合格。その間に当社で履歴書の添削と面接対策を並行して進めました。ITパスポートの資格と飲食業界で培った「丁寧な対応力」「マルチタスク能力」を組み合わせてアピールした結果、IT企業のヘルプデスク兼事務職から内定を獲得。年収は前職の260万円から320万円にアップし、土日祝休みの働き方も実現できました。Bさんは現在、基本情報技術者の取得に向けて勉強を続けながら、さらなるキャリアアップを目指しています。

阿部 翔大

Bさんのように、たった1つの資格が転職の突破口になることは珍しくありません。「自分には何もない」と思い込まず、まず一歩を踏み出してみてください。

高卒の転職と資格についてキャリアアドバイザーによくある質問

Q: 高卒で資格なしでも正社員に転職できますか?

A: はい、転職は十分に可能です。営業職、販売・接客職、建設業、製造業、物流業など、学歴や資格を問わず人柄と意欲で採用する企業は多数あります。特に20代であればポテンシャル採用で未経験の職種に挑戦しやすい傾向があります。ただし、資格があればさらに選択肢が広がるため、転職活動と並行して資格取得を進めるのもおすすめです。転職エージェントに相談すれば、資格なしでも応募可能な求人を紹介してもらえます。

Q: 高卒の転職で最もコスパの良い資格は何ですか?

A: 志望業界によりますが、汎用性の高さで言えばITパスポートと日商簿記3級の2つが特におすすめです。どちらも勉強時間は100〜150時間程度で、働きながら2〜3ヶ月で取得可能。ITパスポートはIT業界だけでなく一般企業でも評価されますし、簿記3級は事務職全般で重宝されます。不動産業界を目指すなら宅建が最もコスパが高く、月1〜3万円の資格手当で投資回収も早いです。

Q: 資格を取ってから転職活動を始めるべきですか?

A: 必ずしも資格取得を待つ必要はありません。転職活動と資格の勉強を並行して進めるのが最も効率的です。「現在○○の資格に向けて勉強中です」と面接でアピールするだけでも、向上心のある人材として好印象を与えられます。資格取得に半年以上かかる場合は、先に転職して入社後に取得するという選択肢もあります。転職のタイミングを逃さないことも大切です。

Q: 高卒が転職で資格を活かすには何歳までが有利ですか?

A: 資格があれば何歳でも転職は可能ですが、特に20代のうちは資格+若さの相乗効果で最も有利に転職活動を進められます。20代はポテンシャル採用で「資格を持っている=成長意欲が高い」と評価されやすく、未経験の業界にも挑戦しやすいです。30代以降でも資格は武器になりますが、即戦力としての実務経験も求められるため、できれば20代のうちに行動を起こすことをおすすめします。

【参考】厚生労働省|わかものハローワーク

阿部 翔大

よくある質問の中で最も多いのが「資格を取ってから動くべきか」という悩みです。結論、転職と資格取得は同時並行で進めてOKです。完璧に準備してからと思うと、いつまでも動けなくなります。まずは転職エージェントに相談して、自分に必要な資格と転職スケジュールを一緒に考えましょう。

まとめ|高卒でも資格×行動力で転職は成功できる

この記事では、高卒の転職における資格の重要性からおすすめ資格10選、資格なしでも転職できる職種、資格選びのポイントまで詳しく解説してきました。

スクロールできます
資格名難易度勉強時間目安活かせる業界年収アップ効果
普通自動車運転免許低い1〜3ヶ月営業・物流・建設応募可能求人が大幅増
ITパスポート低い100〜150時間IT・事務全般IT業界への転職で有利
日商簿記3級低〜中100〜150時間経理・事務・会計事務職の年収UP
日商簿記2級200〜350時間経理・財務・会計月5,000〜1万円の手当
MOS(Excel・Word)低い40〜80時間事務職全般事務職の選考で有利
宅地建物取引士中〜高300〜500時間不動産・金融月1〜3万円の手当
介護職員初任者研修低い130時間(講座)介護・福祉介護業界への入門資格
登録販売者200〜400時間ドラッグストア・小売月5,000〜1万円の手当
フォークリフト運転技能低い4〜5日(講習)物流・製造・倉庫時給100〜300円UP
基本情報技術者中〜高200〜400時間IT・システム開発IT職で年収50〜100万円UP

最後に、高卒の転職と資格について押さえておきたいポイントをまとめます

  • 資格があると書類選考の通過率が上がり、学歴のハンデをカバーできる
  • 高卒の転職で特にコスパが良い資格はITパスポート・簿記・宅建の3つ
  • 志望業界で評価される資格を選び、働きながら取得できるものから始める
  • 資格なしでも営業・販売・建設・製造・IT業界は転職可能
  • 転職活動と資格の勉強は同時並行で進めるのが最も効率的
  • 高卒者の支援に強い転職エージェントを活用して成功率を最大化する
阿部 翔大

高卒だからといって転職を諦める必要はまったくありません。資格という武器を手にすれば、学歴のハンデは十分にカバーできます。大切なのは「完璧に準備してから動く」のではなく、「動きながら準備を整えていく」こと。一人で悩まず、まずは私たちノビルキャリアにご相談ください。あなたに合った資格選びと転職戦略を一緒に考えましょう。

目次