電気工事士から転職できる?おすすめ転職先7選と資格を活かして年収アップする方法

「電気工事の現場がきつい。電気工事士の資格を活かして別の仕事ができないかな…」現場の体力的な限界を感じながら、キャリアアップの道が見えない。電気工事以外で自分にできる仕事があるのか、資格が他業界でも通用するのかわからない。そんな悩みを抱えている方は少なくありません。

電気工事士として培ったスキルが現場以外で活かせるのか、悩む方は多いです。しかし実は、電気工事士の有効求人倍率は3.43倍(厚生労働省 令和7年3月)と、電気の知識を持つ人材は圧倒的に不足しています。設備管理・ビルメンテナンス・太陽光設備・電気設計など、多くの職種で引く手あまたの状況です。

【参考】厚生労働省|一般職業紹介状況(令和7年3月分及び令和6年度分)

この記事では、電気工事士から転職できる有利な転職先7選と、資格を活かして年収アップする具体的な方法を解説します。

この記事は、転職エージェント「ノビルキャリア」を運営する私たちが、電気工事士からの転職に関する情報をまとめたものです。

この記事の監修者

株式会社MEDISITE キャリアアドバイザー

阿部 翔大

目次

結論:電気工事士からの転職は十分に可能!その理由は

電気工事士の転職市場──3つの追い風

3.43倍

有効求人倍率
(厚生労働省 令和7年3月)

約7兆円

電気工事業界の市場規模
(2024年度)

10万人が退職
vs 新規8,000人

今後10年の需給ギャップ
→ 希少価値がさらに上昇

結論からお伝えします。電気工事士は今、転職市場で最も引く手あまたな職種の一つです。

厚生労働省の令和7年3月の最新データによると、電気工事士(電気工事従事者)の有効求人倍率は3.43倍です。これは全職種平均の約3倍に相当し、求職者1人に対して3社以上が採用を希望している状態を意味します。電気工事業界の市場規模は約7兆円(2024年度)に達しており、再生可能エネルギー・EV充電設備・スマートビルの拡大に伴い、今後も電気知識を持つ人材の需要は伸び続けます。

さらに、今後10年で電気工事士の約10万人が定年退職する見込みであるのに対し、新規参入者は年間わずか約8,000人にとどまると予測されています。つまり、あなたが持っている電気の知識・資格・現場経験は、これからますます希少価値が上がるスキルセットなのです。

現場仕事の体力的な限界を感じていても、設備管理・電気施工管理・太陽光設備・スマートビル管理など、電気知識を活かしたデスクワーク寄りの職種へのキャリアチェンジは十分に可能です。

【参考】厚生労働省|一般職業紹介状況(令和7年3月分及び令和6年度分)

電気工事士が転職を考える主な理由

1. 現場の体力的負荷が大きい

電気工事の現場は高所作業・狭所作業・炎天下での配線作業など、体への負担が非常に大きい仕事です。天井裏での長時間作業や重い配管・ケーブルの運搬も日常的で、30代以降になると体力的な限界を感じる方が増えます

2. 収入・キャリアアップの天井感

厚生労働省のjobtagによると、電気工事士の平均年収は約547.6万円です。第一種電気工事士で500〜600万円、第二種で400〜500万円が目安です。現場作業を続けるだけでは、これ以上の年収アップが見込みにくいのが現実です。

【参考】厚生労働省|jobtag 電気工事士

3. 職場の人間関係・体育会系文化

電気工事の現場では、上下関係が厳しい体育会系の文化が根強く残っている会社もあります。閉鎖的な環境で同じメンバーと長時間一緒に作業するため、人間関係のストレスが蓄積しやすい傾向があります。

4. 2024年問題による残業規制と収入への影響

2024年4月から建設業にも時間外労働の上限規制が適用されました。残業手当で収入を底上げしていた方にとっては、労働時間の短縮が直接的な収入減につながるリスクがあります。

阿部 翔大

電気工事士の方との面談では「資格があるのにもっと評価されてもいいのでは」という声をよく聞きます。電気工事士の有効求人倍率は3.43倍と、電気の知識を持つ人材は市場で圧倒的に求められています。転職することで、今の評価を大きく超える待遇を得られる可能性は十分にあります。

電気工事士の資格・スキルが活きる職種

電気工事士の資格と現場経験は、電気に関わる幅広い職種で高く評価されます。現場作業以外にも活躍できるフィールドは数多くあります。

スキル・資格活かせる職種
第一種電気工事士設備管理・ビルメンテナンス・電気主任技術者補佐
第二種電気工事士住宅電気設備・リフォーム系・設備管理
電気工事施工管理技士施工管理・電気設備設計・建設コンサル
配線・電気設備の知識太陽光設備工事・EV充電設備・スマートホーム設備
安全管理・法規知識電気保安法人・電気主任技術者(電験取得後)

電気工事士からのおすすめ転職先7選

電気工事士の資格と経験を活かせる転職先を、年収目安とともに紹介します。

1. 設備管理・ビルメンテナンス|電気工事士資格が直結する転職先

ビルや商業施設の電気・空調・給排水設備の管理・保守を行う仕事です。電気工事士の資格が直接活かせる代表的な転職先で、現場作業よりも体力的な負担が大幅に軽減されます。

第一種電気工事士があれば即戦力として評価され、年収400〜550万円が目安です。夜勤がある場合もありますが、工事現場ほどの過酷さはありません。

2. 電気設備設計・CADオペレーター|デスクワーク中心にシフト

現場で培った電気設備の知識を活かして、設計側にキャリアチェンジするルートです。電気配線の実務経験があると、施工性を考慮した設計ができるため重宝されます。

デスクワーク中心の働き方になるため体力面の不安が解消され、在宅勤務が可能な職場も増えています。

3. 電気工事施工管理|資格取得でキャリアと年収を大幅アップ

電気工事士から電気工事施工管理技士にステップアップすることで、年収600〜800万円を目指せます。現場作業者から管理者へのキャリアチェンジで、工事全体を統括する立場になります。

1級電気工事施工管理技士を取得すれば、大規模案件を担当できるようになり、さらなる年収アップも可能です。

4. 太陽光・再生可能エネルギー設備|成長市場で高収入が狙える

太陽光発電設備の設計・施工・メンテナンスは急成長中の分野です。電気工事士の資格と現場経験があれば即戦力として採用されやすく、PV施工技術者として年収600〜900万円を狙えます。

EV充電設備や蓄電池システムの導入も増えており、電気のプロフェッショナルへの需要は今後も拡大が見込まれます。

5. 電気保安法人・電気主任技術者|電験取得後に高収入・独立も可能

電験三種(第三種電気主任技術者)を取得すれば、電気保安法人での業務や、事業場の電気主任技術者として活躍できます。年収700〜1,000万円も現実的で、独立開業の道も開けます。

電気工事士としての実務経験は電験の学習においても大きなアドバンテージになります。

6. 電気設備メーカーの技術営業|現場経験×営業スキルで年収アップ

電気設備メーカーの技術営業は、製品の技術的な説明や現場への導入提案を行う仕事です。電気工事の現場を知っている営業担当は、顧客からの信頼を得やすく成果を出しやすい傾向があります。

インセンティブ制度がある会社では、成果次第で年収700万円以上も狙えます。

7. 建設DX・スマートビル|IoTと電気の掛け合わせで希少人材に

ビルのIoT化・スマート化が進むなか、BAS(ビルオートメーションシステム)エンジニアの需要が急増しています。電気の知識とIT技術を掛け合わせることで、ビルシステム統合技術者として年収700〜1,200万円の高収入も目指せます。

プログラミングスキルの習得は必要ですが、電気工事の基礎知識があることで学習効率が格段に上がります。

電気工事士から転職した場合の年収比較

電気工事士の平均年収547.6万円を基準に、各転職先の年収目安を比較します。

スクロールできます
転職先年収目安電気工事士との比較
現状維持(電気工事士)547.6万円(平均)基準
設備管理・ビルメンテナンス400〜550万円やや下がるが労働環境改善
電気工事施工管理技士600〜800万円アップ
太陽光設備(PV技術者)600〜900万円アップ
電気保安法人(電験取得後)700〜1,000万円大幅アップ
ビルシステム統合技術者700〜1,200万円大幅アップ
阿部 翔大

電気工事士は「資格を活かした転職」がしやすい職種です。とくに電験三種の取得は年収を大幅に引き上げるチャンスになります。太陽光やEV充電などの成長分野に目を向けると、さらに選択肢が広がります。

電気工事士からの転職を成功させる3つのポイント

1. 電気工事施工管理技士の取得でキャリアの幅を広げる

電気工事士の実務経験があれば、電気工事施工管理技士の受験資格を満たせるケースが多いです。1級電気工事施工管理技士があると転職先の選択肢と年収が大幅に広がります。在職中に取得を目指しましょう。

2. 太陽光・EV充電など成長分野を視野に入れる

再生可能エネルギーやEV充電インフラは今後も拡大が確実視されている分野です。電気工事士の資格と経験があれば参入しやすく、成長市場で高い年収を得られる可能性があります。

3. 建設業専門エージェントで電気系非公開求人を探す

電気工事士の資格が活かせる好条件の求人は、エージェント経由の非公開求人に多く存在します。建設業に特化したエージェントであれば、電気系の求人に精通したアドバイザーからサポートを受けられます。

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RSG建設転職|建設・電気系に強い専門エージェント

RSG建設転職は建設業界に特化した転職エージェントです。電気工事施工管理・設備管理など電気系の求人を多数保有しています。

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特徴建設業界特化。電気系施工管理・設備管理の求人が豊富
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ビルドジョブ|電気工事・設備管理の求人に特化

ビルドジョブは建設業の求人に特化した転職支援サービスです。電気工事・設備管理・施工管理など電気系の専門求人を多数取り扱っています。

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ビルドジョブは建設・設備系の転職に特化していますが、太陽光・スマートビルなどの新領域の求人は限られる場合があります。成長分野も含めて検討したい方は、私たちにもご相談ください。

阿部 翔大

電気工事士の資格は転職市場で非常に強い武器です。有効求人倍率3.43倍が示すとおり、電気の知識を持つ人材は圧倒的に不足しています。「現場以外の選択肢を知りたい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。

電気工事士からの転職を考える人からキャリアアドバイザーによくある質問

Q: 第二種電気工事士だけでも転職に有利ですか?

A: 有利です。第二種電気工事士でも設備管理・住宅電気設備・リフォーム系の転職では十分に評価されます。ただし、第一種や電気工事施工管理技士があるとさらに選択肢と年収が広がります

Q: 電気工事士から転職して年収は上がりますか?

A: 転職先によります。設備管理はやや下がる可能性がありますが、電気工事施工管理技士で年収600〜800万円、電験取得後なら700〜1,000万円を目指せます。太陽光設備も年収アップが狙えます。

Q: 電気工事士から未経験業界への転職は可能ですか?

A: 可能です。電気の知識はIT(IoT・スマートビル)、メーカー営業、設備メーカーなど幅広い業界で求められています。有効求人倍率3.43倍が示すとおり、電気のプロフェッショナルへの需要は高い状況です。

まとめ|電気工事士の資格は転職市場で最強クラスの武器になる

この記事のポイントを振り返ります。

  • 電気工事士の有効求人倍率は3.43倍と圧倒的な売り手市場
  • 設備管理・施工管理・太陽光設備・電気保安法人・スマートビルなど転職先は幅広い
  • 電気工事施工管理技士・電験三種の取得で年収600〜1,200万円も現実的
  • 太陽光・EV充電・IoTなど成長分野での活躍が期待できる
  • 建設業専門エージェントの活用で電気系の非公開求人にアクセスできる
阿部 翔大

電気工事士の資格と経験は、転職市場で最も評価される資格のひとつです。現場がきつくて辞めたいと感じているなら、それは新しいキャリアへのスタートラインです。一人で悩まず、まずは選択肢を確認してみてください。

運営者情報

メディア名ビギナーズリンク
運営会社株式会社MEDISITE
代表者竹田津 惇
所在地〒160-0023 東京都新宿区西新宿8丁目5-4 STビル701
設立2022年11月
事業内容HRメディア事業・SNSマーケティング事業・営業支援事業
許認可有料職業紹介事業(13-ユ-316383

運営者情報の詳細はこちら

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