仕事で何がしたいかわからない20代へ|やりたいことを見つける方法と転職の進め方

「仕事で何がしたいかわからない」と悩んでいる20代の方へ。やりたいことが見つからないのは、決して珍しいことではありません。当社の転職相談にいらっしゃる方の平均年齢は26.3歳で、20代の方が約71%を占めています(1万人超の支援データより)。「方向性が定まらないまま相談に来ました」という方は非常に多いのが実態です。
この記事では、20代で仕事の方向性が見えないときに何から始めればいいのか、自己分析のやり方から転職成功のポイントまで、キャリアアドバイザーの視点で具体的に解説します。
株式会社MEDISITE キャリアアドバイザー
阿部 翔大
20代で「仕事で何がしたいかわからない」と感じる人は多い
20代はまだ社会人経験が浅く、自分に合う仕事を見極めるための判断材料が少ない時期です。「何がしたいかわからない」という状態は、まだ自分の適性を発見する途中にいるだけであり、悲観する必要はありません。実際、厚生労働省「令和5年若年者雇用実態調査」によると、15〜34歳の若年正社員のうち31.2%が「転職したい」と回答しています。約3人に1人が今の仕事に迷いを感じている計算です。
【参考】厚生労働省|令和5年若年者雇用実態調査の概況
やりたいことが見つからない20代に共通する3つの原因
- 経験した仕事の数が少なく、比較対象がないため自分の向き不向きが判断できない
- 「やりたいこと=天職」という思い込みが強く、完璧な答えを求めてしまう
- 周囲と比べて焦り、冷静に自己分析する余裕がなくなっている
同調査では、初めて勤務した会社を辞めた理由として「仕事が自分に合わない」が21.7%にのぼります。「労働時間・休日の条件」(28.5%)や「人間関係」(26.4%)に次ぐ上位の理由です。つまり、仕事のミスマッチを感じて離職する若年層は統計上も多く、あなただけの悩みではありません。
実際に当社の転職相談でも、応募者の42%が無職・アルバイトなど非正規からの相談です(1万人超の支援データより)。正社員経験がなくても、「何がしたいかわからないけど、このままではいたくない」という気持ちだけで相談に来る方がたくさんいます。
転職相談者の年齢構成(弊社調べ)
※1万人超の支援データより
阿部 翔大面談では「何がしたいかわからない」から始まる方がほとんどです。むしろ、方向性が完全に決まっている人のほうが少数派ですよ。まずはモヤモヤを言葉にするところから一緒に始めましょう。
やりたい仕事を見つけるための自己分析3ステップ
何がしたいかわからないときに最も効果的なのは、「やりたいこと」ではなく「やりたくないこと」から考えることです。以下の3ステップで、自分の方向性を少しずつ明確にしていきましょう。
ステップ①「やりたくないこと」を書き出して消去法で絞る
「夜勤は嫌」「ノルマがある仕事は避けたい」「デスクワークだけは無理」など、やりたくないことを5つ以上リストアップしてみてください。やりたいことはわからなくても、やりたくないことは意外とすぐに出てきます。消去法で選択肢を絞ることで、自分の方向性が見えやすくなります。
ステップ② アルバイトや学生時代の経験を棚卸しする
正社員経験がなくても、アルバイトやサークル活動、学校の課題で「楽しいと感じたこと」「周囲から褒められたこと」を振り返ってみましょう。接客バイトで「お客さんに喜ばれるのが嬉しかった」なら対人スキルを活かせる仕事が候補になりますし、「一人で黙々と作業するのが好きだった」なら事務やデータ入力系が合うかもしれません。
ステップ③ キャリアアドバイザーに相談して客観的な視点を得る
自分だけで考えていると、思い込みや視野の狭さに気づけません。第三者であるキャリアアドバイザーに話すことで、自分では気づかなかった強みや適性が見つかることがあります。当社の面談でも「経歴の点と点を繋げる」作業を一緒に行い、方向性を整理するサポートをしています。
20代の自己分析3ステップ



面談のなかで「接客バイトの経験」と「人と話すのが好き」という2つの点を繋げて、営業職への道が開けた方もいます。自分の中のバラバラな経験を、一本のストーリーにする作業を一緒にやっていきましょう。


20代はポテンシャル採用のチャンスが大きい理由
20代の転職で大きな武器になるのがポテンシャル採用です。企業は20代の求職者に対して、スキルや経験よりも「成長意欲」「素直さ」「吸収力」を重視する傾向があります。つまり、今の時点でやりたいことが明確でなくても、「学ぶ姿勢」さえあれば未経験の業界に飛び込める可能性が十分にあるのです。
データでもこの傾向は裏付けられています。doda「転職成功者の平均年齢調査(2024年版)」によると、転職成功者の平均年齢は32.7歳で、25〜29歳が全体の36.7%を占めて最多です。20代後半は転職市場で最もボリュームが大きい年齢層であり、企業側の採用意欲も高い時期といえます。
【参考】doda|転職成功者の平均年齢調査【最新版】
30代に入ると即戦力を求められる場面が増えるため、キャリアチェンジのハードルは徐々に上がります。マイナビ「転職動向調査2026年版」では、20代の正社員転職率は12.0%である一方、30代は9.0%と差が開きます。「何がしたいかわからない」と悩んでいる今のうちに動き出すことが、将来の選択肢を広げる最善策です。
【参考】マイナビ|転職動向調査2026年版(2025年実績)



20代のうちは「やってみたら意外と合っていた」というケースがとても多いです。完璧な答えを出してから動くのではなく、まず小さく動いてみる。そのほうが結果的に早く自分に合う仕事が見つかりますよ。
何がしたいかわからない20代が転職で大切にすべき3つのこと
完璧な答えを出そうとしない
「やりたいことが100%明確にならないと動けない」と感じるかもしれませんが、最初から正解を出す必要はありません。マイナビ「転職動向調査2026年版」によると、実際に転職した人の理由は「給与が低かった」(23.2%)、「仕事内容に不満があった」(21.0%)、「職場の人間関係が悪かった」(20.0%)が上位です。「やりたいことが明確だったから転職した」のではなく、今の環境への違和感がきっかけで動き出す人のほうが多いのです。転職活動を通して面接を受け、企業の話を聞くなかで方向性が定まっていくことのほうが自然です。
「とりあえず正社員」でも十分な一歩になる
非正規から正社員に転職するだけでも、収入・福利厚生・社会的信用が大きく変わります。マイナビの調査では、20代の転職者は平均で年収が21.5万円アップしています(転職動向調査2026年版・2025年実績)。やりたいことがわからないなら、まず正社員として安定した基盤を作り、そこからキャリアを考えるのも賢い戦略です。
一人で抱え込まず相談相手を持つ
キャリアアドバイザーや信頼できる先輩など、客観的にあなたの強みを言語化してくれる存在がいると転職活動はスムーズに進みます。当社では面談のなかで志望動機の整理から逆質問の準備まで一貫してサポートしています。



「正社員経験がないから相談していいのかわからない」と言う方もいますが、当社の相談者の42%がフリーター・無職の方です。経歴に自信がなくても安心してください。
やりたいことが見つかるまでのステップ|20代の状況別ロードマップ
ここまで自己分析の方法やポテンシャル採用の話をしてきましたが、「結局、自分の場合はどう動けばいいの?」と思っている方も多いはずです。今の状況に近いペルソナを選んで、具体的なステップを確認してみてください。
ケース①|24歳・新卒2年目・毎日なんとなく仕事をこなしているが、このままでいいか不安
新卒で入社した会社で2年目を迎えたものの、朝起きて出社して業務をこなして帰宅する毎日にモヤモヤを感じているパターンです。「嫌ではないけど、楽しくもない」「このまま5年後もここにいるイメージが湧かない」という漠然とした不安が特徴です。
「なんとなく不安」の正体を言葉にすることが第一歩です。「仕事に成長を感じない」「同期と比べて焦っている」「5年後のキャリアが想像できない」など、ノートやスマホのメモに思いつくまま書き出してみましょう。言語化するだけで、不安の輪郭がはっきりしてきます。
2年間の仕事のなかで、少しでも「面白い」「やりがいがある」と感じた場面を振り返ります。たとえば「お客さんから直接感謝されたとき」「チームで目標を達成したとき」「資料をきれいに作れたとき」など、小さなことで構いません。反対に「苦痛だった場面」もリストにすると、自分の得意・不得意が浮かび上がります。
24歳であれば、まだライフステージの変化が少ないぶん選択肢は広いです。「年収を最優先にするのか」「残業が少ない働き方を選ぶのか」「仕事内容のやりがいを重視するのか」——この3つの優先順位を仮でもいいので決めておくと、求人を見たときに判断軸ができます。
STEP2と3の結果を組み合わせて、「営業が向いているかも」「事務系でコツコツ型の方が合うかも」「IT業界に興味があるかも」など、仮説を3つほど立ててみましょう。この時点では正解を出す必要はありません。完璧な答えではなく、試してみる候補を作ることがゴールです。
自分だけで出した仮説は、思い込みが入っている可能性があります。キャリアアドバイザーに「こういう方向性を考えているんですが、どう思いますか?」と壁打ちすることで、見落としていた選択肢が見つかったり、仮説の精度が上がったりします。当社の面談では、仮説を一緒にブラッシュアップして、具体的な求人提案につなげています。
ケース②|27歳・転職を考えているが、何がしたいかわからず求人を見ても決められない
「今の仕事を辞めたい気持ちはある。でも、転職サイトで求人を眺めても『これだ!』と思えるものがない」——27歳前後に多いパターンです。20代後半に差し掛かり、「次こそ失敗したくない」というプレッシャーが判断を鈍らせています。
「なんとなく辞めたい」ではなく、「給与が低いから」「人間関係がつらいから」「スキルが身につかないから」と具体的に分解します。厚生労働省の調査でも、若年層の転職希望理由は「賃金条件」(59.9%)「労働時間条件」(50.0%)が上位です。あなたの「辞めたい理由」も、突き詰めれば具体的な条件に行きつくはずです。
求人を見ても決められないのは、判断基準が多すぎるか、まったくないかのどちらかです。「年収は最低〇〇万円」「土日休み」「転勤なし」など、これだけは絶対に外せない条件を3つに絞ってください。それ以外は「あったらいいな」程度に格下げすると、求人を見たときに迷いにくくなります。
27歳であれば3〜5年の社会人経験があるはずです。「営業で新規開拓をしていた」「事務で月次決算を担当していた」「接客でクレーム対応をしていた」など、具体的な業務内容を書き出します。自分では大したことがないと思っていても、別の業界から見れば即戦力になるスキルが眠っていることは珍しくありません。
「これだ!」と確信できなくても、「興味がなくはない」レベルで構いません。「IT業界は気になる」「人材業界は面白そう」「メーカーの営業なら経験が活かせそう」など、候補を3〜5つ出します。この段階では広く構えて、絞り込みは次のステップで行います。
自分で求人を探すのと、エージェントから提案される求人を見るのとでは、視野の広さがまったく違います。STEP1〜4で整理した「辞めたい理由」「譲れない条件」「スキル」「興味のある業界」をエージェントに伝えることで、自分では見つけられなかった求人が出てきます。実際の求人を見ながら「これは違う」「こっちは気になる」と反応することで、方向性が自然と固まっていきます。



24歳の方も27歳の方も、共通しているのは「自分の中だけで完結しようとすると行き詰まる」ということです。面談では「自分では気づいていなかった強み」を発見するお手伝いをしています。考えがまとまっていなくても、まずは話してみることが一番の近道ですよ。
仕事で何がしたいかわからない20代からキャリアアドバイザーによくある質問
Q: やりたいことが本当に何もない場合はどうすればいいですか?
A: まったく問題ありません。「やりたくないこと」や「こうはなりたくない」という軸でも、十分に仕事選びの方向性を決められます。面談では「やりたいこと」がなくても、過去の経験やあなたの性格から向いている仕事を一緒に探していきます。
Q: 自己分析のやり方がわかりません。ツールを使うべきですか?
A: 適性診断ツールは参考程度に使うのは良いですが、それだけで方向性を決めるのはおすすめしません。ツールの結果を踏まえて、キャリアアドバイザーと一緒に深掘りするのが最も効果的です。
Q: 20代後半でもポテンシャル採用はありますか?
A: あります。当社の支援実績では、内定承諾者の平均年齢は24.7歳ですが、20代後半の方も多く内定を獲得しています。dodaの調査でも転職成功者のうち25〜29歳が36.7%と最多であり、20代であれば年齢だけで不利になることはほとんどありません。
Q: 転職回数が多くても大丈夫ですか?
A: 転職回数自体よりも、「なぜ転職したか」「次はどうしたいか」を整理して伝えられるかが重要です。面談ではそのストーリーを一緒に組み立てるサポートをしています。
まとめ|20代で何がしたいかわからなくても一歩踏み出すことが大切
- 20代で何がしたいかわからないのは珍しくない。相談者の約71%が20代
- 「やりたくないこと」から逆算する自己分析が有効
- 20代はポテンシャル採用のチャンスが大きい。動くなら今
- 完璧な答えがなくても、まず相談して方向性を整理することが大切



「何がしたいかわからない」という気持ちを抱えたまま、一人で悩み続ける必要はありません。私たちの面談は、やりたいことが決まっていなくても大歓迎です。あなたの経験を一緒に振り返りながら、次のキャリアの方向性を探していきましょう。まずは気軽にご相談ください。
運営者情報
| メディア名 | ビギナーズリンク |
| 運営会社 | 株式会社MEDISITE |
| 代表者 | 竹田津 惇 |
| 所在地 | 〒160-0023 東京都新宿区西新宿8丁目5-4 STビル701 |
| 設立 | 2022年11月 |
| 事業内容 | HRメディア事業・SNSマーケティング事業・営業支援事業 |
| 許認可 | 有料職業紹介事業(13-ユ-316383) |


